【内容】
パンの起源や、パンを日常食べている人たちの素朴な生活を写真でたどる。西アジア、北アフリカ、インドなどの面白いパンや、パンを作る人、売る人、食べる人の日常風景を感じられる。
人間とパンの長い歴史が感じられる写真絵本。
【感想】
見ごたえがある絵本(写真集)。
歴史や地理が大好きな人にぜひともおすすめしたい。
こういう「観光地ではない」「名物案内ではない」普段の現地の人の暮らしを、そのまま切り取ったような作品を通じて、遠くに住んでいる人たちの生活を想像したり、実際に出会う外国人の祖国について想像したりして楽しんでいます。
今は、いろんなレストランなどで世界中のお料理が、比較的簡単に食べられるような気がしますが、本当は、現地に行かないと本物とは出会えないのだなあ、と改めて気が付きました。
ちょっとした旅行(バックパッカーになった)気分を味わえる一冊です。子ども〜大人まで、楽しめる、味わい深い内容だと思います。
この作品にでてくるパンも、きっと、噛めば噛むほど味わい深くなるはず。この作品も何度も読み返して、味わい深くなる気がします。