何かしらの事情をかかえたお客さんが銭天堂の駄菓子を買って食べると、時には人生も変わるほどの不思議なことがおこります。
1話ごとにエピソードは完結します。
第1話は11歳の女の子が主人公でしたので、うちの娘にすすめると、夢中で3巻いっき読みしていました。
私も読みましたが、主人公が無意識に銭天堂へひきよせられていく描写は、読みながら一緒にあっち側の世界に入って行くような感覚でした。
表紙と裏表紙には、所せましと駄菓子が並んだ銭天堂の店先が緻密に描かれています。
怪しいネーミングの駄菓子が沢山あります。
娘と「もしこれを食べたらどうなっちゃうの?」と想像力をふくらますと、ちょっとこわくなりました。