インドのジャータカという昔話です。
ジャータカとは、お釈迦様の前世の物語を意味するのだとか…。
王様というと、たくさんの家来が身の回りのことをし、自分は座って命令をするだけ…というイメージ。
このお話に出てくる王様も然り。
この王様は、美味しいマンゴーの木を独り占めしようと、マンゴーを食べに来たサル達を殺すように命じるのです。
絶体絶命のサル達!
その時動いたのは、サルの王様でした。
その姿、その言葉、これぞ真の王。
とても心を打たれました。
そしてこのサルこそが、お釈迦様の姿。
昔ばなしって、語り継がれてきただけあって、胸に響くものが本当に多いのですが、このお話は説法ということもあり、更に重みを感じました。