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星モグラサンジ

その他の方・40代・群馬県、男12歳 男10歳

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星モグラサンジさんの声

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なかなかよいと思う 絵を読む本  投稿日:2004/04/16
大あらし
大あらし 作・絵: デイヴィッド・ウィーズナー
訳: 江國 香織

出版社: BL出版
文章は必要ないくらい「絵が語る」一冊です。
うちの6年の子は、私が読みきかせしていると、必ず文章を先に目で追っかけてしまうのですが、この1冊は、完全に絵に釘付けになっていました。

家族みんなで体を寄せ合って、大あらしの夜を過ごした次の日、庭に出てみると大木が根っこから折れて、横たわっていました。ディビッドとジョージは、その大木にまたがって、ジャングルや大海原、そして宇宙へと、空想の冒険に旅立つのです。ネコのハンニバルも、冒険のお供です。
 
枝の間に座り込んで、紙パックの牛乳を飲む場面、子どもってきゅうくつで、薄暗いところが大好きだってことを思い出します。大人は自分の子どもの時を、子どもは「やってみたいなぁ」という憧れを感じるでしょうね。ディビッドとジョージ、ホントに子どもらしい表情で、心の中まで見えそうです。
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なかなかよいと思う おなじ空飛ぶ仲間だもんねっ  投稿日:2004/04/15
ちいさなひこうきフラップ
ちいさなひこうきフラップ 作・絵: 松本州平
出版社: 徳間書店
フラップは、郵便や荷物を運ぶ小さなプロペラ機です。
ある日、「花畑の島」へ配達に行きました。仕事が終わって一休み、燃料も満タンにしてもらっていい気持ち。ついウトウトお昼寝。気がつくと、さっきまで雲一つない青空だったのに黒い雲が空を覆います。嵐の中で懸命に飛ぶフラップに雷が!大切な翼が折れて途方にくれるフラップ。そこへ、大勢で駆けつけてきたのは・・・。

カレンダーやポスターを描いている作者だけに、色遣いがとても鮮やかで、目を引きます。細かいところまでしっかり描かれていて楽しいです。カモメたちが港を目指して飛んで行く場面、文章がなく絵だけですが、私は大好きです。風の音が、カモメの鳴き声が聞こえてきそうな迫力があります。
スズメとカモメの協力で無事に帰ってきたフラップ。よかったね!ほっとする最後で、男の子も女の子も納得の結末です。
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自信を持っておすすめしたい ドキドキの一年生!  投稿日:2004/04/12
くんちゃんのはじめてのがっこう
くんちゃんのはじめてのがっこう 作・絵: ドロシー・マリノ
訳: 間崎 ルリ子

出版社: ペンギン社
 見返しと中表紙、もうここから「くんちゃん」のうれしさが伝わってきます。お父さんから鞄を受け取る「くんちゃん」の表情、こちらまで嬉しくなってしまいます。

 学校へ行く道々で出会う動物たちに「これから学校へいくんだよ」と言いながら楽しく歩いていた「くんちゃん」ですが、さぁ、学校に着いてみると、なんとなく不安な気持ちがわいてきます。
 その不安は、授業が始まるとどんどん高まって、とうとうあいてるドアから外へ・・・。

 「くんちゃん」がイスの上で、体を小さく小さくする気持ちがとてもよくわかります。心臓はドキドキ大きな音を立てているんです。逃げ出した「くんちゃん」をあえて追っかけない先生はすばらしい!これくらい懐の大きい先生がやっぱり一年生には必要ですよね。くんちゃん、いい先生でよかったね。

 「くんちゃん」は次の日から、一人で楽しく学校へ通っています。
 表紙の絵を見ると、それがわかりますよ。
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なかなかよいと思う ありえないけど、あったらいいな  投稿日:2004/04/09
よりみちエレベーター
よりみちエレベーター 作・絵: 土屋 富士夫
出版社: 徳間書店
この絵本、カバーをめくると仕掛けがあるんですよ。
おみやげのアイスクリームが現れます。(豪華なアイス!)

「おばあちゃんに届けてね」と頼まれ、エレベーターのボタンをおしたヒデくん。
なんと、乗ったエレベーターがごね始めてしまいます。
「やーだよ。いきたくないね」毎日、同じところばかりで飽きちゃったというのです。
 その時、汽車が乗り込んできて次の駅まで行ってくれと頼みます。汽車に続いて宇宙飛行士、ガイコツ、イルカと乗り込んできて・・・。
ヒデくん、無事におばあちゃんの家にたどりつけるのでしょうか。
ハワイで南国ムードを満喫するヒデくんが裏表紙に!こんなエレベーターないかなぁ。(急いでいるときは乗らないけど)
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なかなかよいと思う 「〜がらがらどん」のパロディ本  投稿日:2004/04/09
ヒュンヒュンビュンビュンビュワンビュワン
ヒュンヒュンビュンビュンビュワンビュワン 作: ジョン&アン・ハセット
絵: ジョン&アン・ハセット
訳: 今江 祥智 遠藤 育枝

出版社: BL出版
あるところに、ヤギではなくて、3人姉妹がいました。学校への道、一本橋にさしかかります。一番ちびの妹が、ヒュンヒュンと縄跳びをしながら橋を渡ると、橋の下からトロルならぬ、悪ガキボビーが現れて、弁当をよこせ!と脅かします。「中のお姉ちゃんの弁当の方がいいわよ」とちび妹。ほどなく、中のお姉ちゃんが「ビュンビュン」とやってきて・・・。
 
古典「さんびきのやぎのがらがらどん」そっくりのこの絵本、一番大きいお姉ちゃんがイカしてます。悪ガキボビーの意地悪さも天下一品。今江さんの訳が冴えてます。「がらがらどん」をよく知っている子におすすめ。
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自信を持っておすすめしたい まるでショートムービー  投稿日:2004/04/08
名前のない人
名前のない人 作・絵: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: 村上 春樹

出版社: 河出書房新社
表紙を見てまず「何の本?」という疑問が起こります。
夏から秋へと季節が移り変わるある日、お百姓のベイリーさんが車で男の人をはねてしまうところからお話は始まります。男は記憶を失っていました。ベイリーさんの家で「名前のない人」はしばらく一緒に暮らすことになり、農場の仕事を手伝ったりして、次第に家族となじんでいきます。しかし不思議なことに、ベイリーさんの家の回りだけは、まるで季節が止まってしまったかのように木々は紅葉しないのです。やがて、その人の去る日がやってきました。
右のページにはパステルで描かれたオールズバーグ独特の絵が、左のページには文が出ています。ムダのない美しい言葉でつづられているので(さすが村上春樹)、ぜひ音読してみてください。
11才の長男は「この男は季節をつかさどる何者かなんだな」と読み終わってつぶやいていました。高学年〜大人向き。ショートムービーのような一冊。
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なかなかよいと思う お父さんのかわりは難しい  投稿日:2004/04/08
小さな王さまヌーノ
小さな王さまヌーノ 作・絵: マリオ・ラモ
訳: 原 光枝

出版社: 平凡社
ヌーノのお父さんは、百獣の王ライオン。散歩をしながら、小さなヌーノに王様の心得を優しく話してくれます。でも大変!帰り道にお父さんが事故にあって、動かなくなってしまいました。小さなヌーノは、お父さんの金のかんむりをそうっと自分の頭にのせて、森へ。ヌーノの行く先々には、いろんな動物たちが悩み事を相談するために、待ち受けていました。何にも答えられずに、くたくたに疲れ果ててしまうヌーノ。そこへ、おそろしいほえ声とともにやってきたのは・・・

最初から最後まで、全体の色調が「黄色」のこの本。黒く縁取りされた絵と相まって、とても鮮やかです。出てくる動物たちの表情も豊か。ヌーノの流した涙のワケが読みとれるかな?言葉では説明できなくても、きっと感じることができると思います。
お父さんってやっぱり偉い!
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自信を持っておすすめしたい 高学年男子向け!  投稿日:2004/04/07
海をかっとばせ
海をかっとばせ 作: 山下 明生
絵: 杉浦 範茂

出版社: 偕成社
「今はベンチの身だけど、夏の大会はなんとしてでも試合に出るんだ!」野球少年ワタルは、海辺での特訓を決意します。波打ち際で素振りをしていると、知らない男の子が現れて練習相手をかって出ます。波の間からワタル目がけて次々と投げられる白球。この男の子は、いったい誰なんだ?
 やがて、たくさんの応援団(波の子たち)が、ワタルを励まします。「かっとばせ!たまをよくみろ!きをぬくな!いっぱつホームランだ!・・・」
 波を目がけて振るバットが本当に力強く、迫力満点です。ワタルの一生懸命さがビンビン伝わってきます。絵と文がすばらしく解け合った、鮮やかでさわやかな作品ですね。これだけ男っぽい絵本もめずらしいかも!
「いいとも!すきなだけ 海をかっとばしにこいよ!」この台詞に「打ち取られた」って感じ。
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自信を持っておすすめしたい 「ほんとうの春になりました」  投稿日:2004/04/07
もぐらのムックリ
もぐらのムックリ 作: 舟崎 克彦
絵: 黒井 健

出版社: ひさかたチャイルド
「春がきたら 起こしてね」と友達に頼まれていたモグラのムックリ。冬眠しているお友達のところへ歌いながら出かけます。カエル、とかげ、カメの家へ・・・。
  「起きて、もう春だよ!」
でも最後に訪ねたヘビだけは、なかなか起きてくれません 
 「まだ、春じゃないよ。春がくるときは足音がするもんだ」
そこへ、ズシーン、ズシンと・・・。この音は、なに?

 黒井さんらしいふんわりベールのかかったような絵が、春らしさをよく表していて、暖かな春の日差しを感じます。登場する生き物たちの表情はとても穏やか。読み手も聞き手もやさしい気持ちに包まれます。描かれている小道具も楽しいです。

最後のページ、「ともだちがみんな目を覚ましたので、森は本当の春になりました」このフレーズ、活きてます!!
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自信を持っておすすめしたい シリーズ最高の迫力!  投稿日:2004/04/07
ライオンのながいいちにち
ライオンのながいいちにち 作: あべ 弘士
出版社: 佼成出版社
あべさんの「ライオン」シリーズ第3弾です。
俳句が趣味で、言葉遣いのていねいな父さんライオンが、子どもたちを連れて散歩にいきます。そこで見た地平線、フラミンゴの群れ、日暮れ間際の林、夕日とヌーの大群。あべさんらしい大胆なタッチの絵が、今回は抜群に冴えています。
文も、うーんとうなりたくなるほど洗練されて、まるで「詩」のようです。

ライオン父さん、俳句上達してます。ホント!
それから 最後のオチ 「うーむ、くいきれん」
うちの長男(小6)は、このフレーズにのけぞっていました。
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