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なみ@えほん

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なみ@えほんさんの声

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なかなかよいと思う 「ほんとう」を見つけよう  投稿日:2017/05/14
ぼくのなかのほんとう
ぼくのなかのほんとう 作: パトリシア・マクラクラン
訳: 若林千鶴
絵: たるいし まこ

出版社: リーブル
 両親の愛、特に母の愛を求め、でも一人で耐えているロバートの姿が切なかったです。そんなロバートに寄り添う犬のエリー、祖母のマッティ。そしてマッティに寄り添うご近所の医師であり友人のヘンリー。人は、共にいる温かさで互いを支え合う・・・そんな風に感じました。

 タイトルの『ぼくのなかのほんとう』は、作者の一番言いたかったこと。他の人の言動や価値観に左右されない、譲れない自分の中の大切な真実、ということでしょうか。祖母のマッティは、自分の中の「ほんとう」を大切に、自由に軽やかに生きています。お医者さんのヘンリーにも「ほんとう」がありました。

 ロバートは彼らと過ごし、「冷たい」と感じていた母さんの心の傷を知って少し理解し、自分の中の「ほんとう」を見つけることができました。彼は思慮深く、思いやりがある本当にいい子です。きっと、これから母さんといい関係を築いていくことでしょう。

 ロバートはいろんなことを感じ、心の中でいろんなことを考えていました。同じようにいろんなことを抱え感じている子どもの心に響く物語かなと思いました。小学校中学年くらいから。
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ふつうだと思う ストーリーが・・・  投稿日:2017/05/13
ブーツをはいたキティのおはなし
ブーツをはいたキティのおはなし 作: ビアトリクス・ポター
絵: クェンティン・ブレイク
訳: 松岡ハリス佑子

出版社: 静山社
 元気な女の子の猫のおはなし。ポターさんご自身が、世間一般の、あるいは直接に求められる女性像にうんざりして?、思いをキティに託したのかな?と思いました。狩用の男物のジャケットを着て、ブーツを履いているキティ、かっこいいです。

 本を手に取り、大判で字が大きく読みやすそう、そしてブレイクさんの絵も良いなぁと思って読み始めましたが、ストーリーに入りこめず、イマイチ楽しめませんでした。キティが時々、ミス・キャサリンになるのも分かりにくかったです。

 ビッグネームであるポターの作品であること、そのポター生誕150年を祝う出版であること、イラストで評価の高いブレイクが意気込みを持って絵を描いたこと、そのどれもが素晴らしいことなのですが、「この本面白いよ」と自信をもっておすすめできないところが残念でした。

 「ポターのことを全部知りたい」「全部の作品を読みたい」という人には意味のある本だと思います。絵は、どなたが書いても、ポターさん本人の絵でない以上、いろんな意見がでてくることと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 「ぐりぐり」「ぐるぐる」が変身!  投稿日:2017/05/13
くれよんぐるぐる
くれよんぐるぐる 作: まつながあき
絵: はやしるい

出版社: くもん出版
 くれよんで「ぐりぐり」「ぐるぐる」と無造作に描いたものが、次のページでステキに楽しく 変身しているのが、面白かったです。

 色や可愛い絵、擬音語を楽しめる赤ちゃん絵本ですが、「何になると思う?」と問いかけて、読み聞かせ会などで、参加型絵本としても楽しめるな、と思いました。

 読んだ後は、くれよんでお絵かきがしたくなる絵本です。幼稚園や保育園で、お絵かきの前に、読んであげるのもいいですね。
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自信を持っておすすめしたい 私も この世界に入りこみました  投稿日:2017/05/10
大坂城 絵で見る日本の城づくり
大坂城 絵で見る日本の城づくり 作: 青山 邦彦
監修: 北川 央

出版社: 講談社
 とても楽しい本でした。精密に描かれた知識の絵本ですが、堅苦しさはなく、親しみやすく読めました。三人の忍者が城を造る人たちに紛れて城づくりの秘密を探るのですが、その三人を絵の中で、探し絵的に探しつつ、読み進みます。知らず知らず絵をじっくり見ることになり、いつのまにか自分もその世界に入りこんでいるような気分になりました。力作の素晴らしい絵本だと思います。

 最後のページで「何がわかった?」と聞かれた忍者たち。「たくさんの人たちが関わっていることがわかった」という単純明快な答えに笑ってしまいました。

 大阪に住んでいる私にとって、大阪城は四季折々に訪れる身近な存在ですが、天守閣の館長さんの「おうちの方へ」を読み、「豊臣大坂城」「徳川大坂城」のことなど、なにも知らなかったなぁ〜と、地元の歴史に疎い自分を ちょっと恥じました。これを機会に、大阪城に もっと興味を持ちたいと思います。
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自信を持っておすすめしたい あらゆる手段で、世界の果てまでも 本を届ける  投稿日:2017/05/09
図書館ラクダがやってくる
図書館ラクダがやってくる 出版社: さ・え・ら書房
 難民地区、北極圏、小さな島々、砂漠の向こうにある町、ジャングルにある村・・・。世界のあらゆるところに本を待っている子どもたちがいること、そして、その子どもたちに本を届けようとするシステムがあり、本を届けている人がいることに感銘を受けました。

 トラック、トレーラー、郵便、船、自転車、ラクダ、ロバ、象・・・。あらゆるものが手段となって、本を運びます。本を待っている、そして読んでいる子どもたちの嬉しそうな顔、顔。

 少し前に、「なぜ大人は本を読め読めというのか?」「本を読む必要があるのか?」という若い人の投稿が新聞に載っていました。たくさんの本に囲まれていても読むことに興味がない人、読みたくて読みたくて待ちかねている人。興味も事情も人それぞれですが、やっぱり、「本は素晴らしい」と、言いたい私。世界中に同じ思いの人がいることがこの絵本でわかります。
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ふつうだと思う なんか違うなぁ  投稿日:2017/05/08
桃太郎が語る桃太郎
桃太郎が語る桃太郎 絵: 岡村優太
文: クゲユウジ

出版社: 高陵社書店
 評価が高いので、興味を持って読ませていただきましたが、私自身はこのお話に、とても違和感を覚えました。

 昔話の研究者であるマックス・リューティーによると、昔話の登場人物は、心や肉体を持たない抽象的な存在です。基本的に昔話においては感情や感覚は語られませんが、この絵本では、桃太郎も私たちと同じように、人間としての感情である「喜び」や「不安」「恐れ」などの感情を抱いたということが物語を通して語られています。(そこが面白いのでしょうが)

 もちろん、この絵本には「昔話」と書かれていません。「桃太郎」のストーリーを使った新しい視点の童話です。だからあれこれ言うことはないのですが、でも、「これは昔話とは違う」ということを、子どもにこの絵本を手渡す人には、認識しておいてもらいたいなと思いました。

 童話だと思っても、私にとっては、桃太郎は川上から流れてきた桃の中から生まれた「異界の人」であり「超人」なので、彼がドキドキしたり、恐いと思ったりすることはやっぱり、「なんか違うなぁ」と思ってしまいました。
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ふつうだと思う とにかく「危険!!」  投稿日:2017/05/06
あ、ひょい
あ、ひょい 作: タナカ カツキ
出版社: パルコ出版
 避けることができたので「結果オーライ」ですが、いろんなものが飛んできて、当たったら痛そうで、ドキドキしながら読みました。

 ブーメランが戻ってきたり、魔法が飛んできたり・・・と思わぬものが飛んでくる意外性は面白かったですが、とにかく「危険!!」でした。遊園地でジェットコースターに乗ってスリルを楽しむように、この絵本ではこのキケンな感じを味わうのかな?

 作者のプロフィールに「マンガ家」とあったので、このシュールな感じの出どころはここなんだ〜と自分なりに納得しました。
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なかなかよいと思う 不運に めげない  投稿日:2017/05/06
あいててて
あいててて 作: タナカ カツキ
出版社: パルコ出版
 この少年はなぜ次から次へとこんな不運に見まわれるの?と、ちょっと同情してしまいました。でも、怪我が無事に治って、ニコニコ顔になって良かったです!スポーツ少年という雰囲気の なかなかの好少年です。

 「人生、いろんなことがあっても立ち直れるんだよ〜」とメッセージをもらった気がします(てつのぐーは、ひどすぎますけどね・・・)。蚊にさされる場面では自分自身にも身に覚えがあって、笑ってしまいました。単純な顔のパーツの、ちょっとした変化で表情が変わるのが面白く、上手だなーと思いました。
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自信を持っておすすめしたい すべては 勘違いから  投稿日:2017/05/02
とらとほしがき
とらとほしがき 作・絵: パクジェヒョン
訳: おおたけ きよみ

出版社: 光村教育図書
 韓国で育った子どもなら 誰もが知っている昔話だそうです。

 自分はこの世で一番強いと思っている虎がいました。「虎がくるよ」と言われても泣きやまぬ子どもが、干し柿を与えられて ぴたっと泣きやんだのを見て、虎は「干し柿は自分より強くて恐ろしいものだ」と勘違いします。

 勘違いしている虎と、虎を牛と勘違いしている泥棒のお話。虎も泥棒も 命からがらのたいへんな思いをしますが、すべては勘違いからなんです!私たちも、右往左往している時、実は 自分の頭の中に勝手に作りだしたものに支配されているのかもしれません(笑)

 すべてのページに虎が描かれています。(しっぽの先だけのページもありますが)ページごとに違う その表情やしぐさが面白かったです。
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自信を持っておすすめしたい 手品って楽しい♪  投稿日:2017/05/02
てじな
てじな 作・絵: 土屋 富士夫
出版社: 福音館書店
 手品を見ている時って、心はこの世の法則から解き放たれて、たくさんの不思議を楽しみます。

 そんな手品を、小さな子どもさんと一緒に、いつでも何度でも楽しめるのがこの絵本。呪文を唱えたら、あら不思議!! あれがあーなって、これがこうなって・・・。

 「どうだ!」と言わんばかりに、ちょっと気取って手品を始めた手品師のおじさんですが、ちょっと難しい(?)手品の時には額に汗をかいています。そして、すべてうまくいって終わった時には満面の笑み、そして最後にピース。手品も手品師のおじさんのキャラクターも楽しかったです。
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