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すべての存在に意味がある
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投稿日:2017/04/10 |
深い作品で考えさせられました。人間が、困っていることを解決しようとして行動した結果、その先には、思わぬことが待っていたのでした。
すぐ目の前のことだけを考えて合理的に動いてもだめなのだ、と思い知らされました。それはこのお話の中だけのことではなく、今、私たちが生きているこの世界、この社会も同じ。知恵を持って生きなければ、繁栄するつもりがむしろ逆の道を辿ってしまうと教えられました。
一見、邪魔なものに思えても、実はすべてに意味があり、バランスが保たれていると言えるのでしょう。全か無かということではなく、グレーゾーンを残しつつ、悩みながら互いに共生の道を探りつつやっていくことが真の道なのだと思いました。そして、そこには これで終わりという終着点はありません。
バートルとタオが、相対する存在でありながら、互いに認め合っているのが かっこ良かったです。一緒に生きる道を見つけられなくて残念です。それは、知恵と知識があり考えることができる人間の責任と仕事です。今回のことで学んだバートルと村人たちが、新しい生き方を見つけることを願っています。
太く、力強い絵からは人間や動物がそれぞれ懸命に生きているという感じ、「命」が伝わってきました。
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子どもの成長
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投稿日:2017/04/09 |
学校へ行っても自由奔放、やりたい放題のデイビッドのやんちゃぶりは相当なもの。「だめよ、デイビッド!」では、「デイビッドの子ども心に共感」なんて言っていた私も、ここまでくると「いい加減にしなさい!」と言いたくなる(笑)
でもすごいです。そのデイビッドが罰当番を立派にやり終えるなんて。まるで奇跡のよう!?初めて褒められましたね!子どもはこうやって成長していくのかな?「先生、ありがとう。ご苦労様。」
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両方に共感
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投稿日:2017/04/09 |
タイトル、表紙の絵(あぶない!)、扉の絵(顔は見えないけれど、ママ怒ってる!)が、この絵本のすべてを物語っています。無茶苦茶する男の子と、「ダメ!」というママのやり取りが続く絵本です。画面いっぱいに描かれた無茶苦茶ぶりがすごいです。いつも怒られている元気いっぱいの子どもは同志を得た気分かな?
私はデイビッドのようなパワーはないけれど、彼の気持ちもママの気持ちもわかる気がします。自分の中にある子ども心と、常識・良識・社会規範の両方を、デイビッドとママに見ます。両方に共感しながら読んで、最後、その相反するものが、抱きしめ抱きしめられていて、うれしくなりました。
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見守りつづけるママ
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投稿日:2017/04/09 |
デイビッドがする無茶苦茶なあれこれ。でもデイビッドは思っています。「ぼくじゃない」「ぼくは関係ない」って。ところが寝る前に、ふと言いたくなったんです。「そうなの!ぼくなの!」って。
「成長だなぁ」と思います。なにがその心の成長をもたらすのか?やっぱり、見守ってくれているママの存在かな?どんなに手を焼いても見捨てない。そんな大人の存在がこのシリーズのいいところだと思います。
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声をあわせて 「とべ、カエル、とべ!」
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投稿日:2017/04/05 |
『これは のみのぴこ』の絵本のように、ストーリーが進むにつれて、言葉が積み重なっていきます。そして、「さぁ行け!」だとか「あぶない!」という場面で、何度も「とべ、カエル、とべ!」と、力強く繰り返されます。そんな言葉の面白さを味わえるとともに、水辺の生き物の生態もわかる絵本です。
絵はとても印象的で遠目がきき、集団への読み聞かせにも向いていると思いました。、「とべ、カエル、とべ!」というところは、子どもたちと一緒に大きな声で読んでみたいです。もちろん、一番最後のページは小さな声で。
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きっとまた、最初から
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投稿日:2017/04/03 |
「どこ どこ?」とさがしている時の不安そうな顔、さがしているものや人が「ばあ〜っ!」と でてきた時のうれしそうな顔。赤ちゃんのそんな二つの表情がかわりばんこにでてきます。
不安と喜びが交差する「いないいない ばぁ」。そんな気持ちの揺れを、絵本の中の可愛い赤ちゃんと一緒に楽しみました。
大好きな人が一緒にいてくれる喜びは、何物にも代えがたいです。最後のページは、きっと赤ちゃんにとって一番うれしい瞬間でしょう。赤ちゃんは、その気持ちを再び味わうために、きっとまた 最初から繰り返して読んでもらいたがるのではないかしら?
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ハーレムの本屋から、新しい風が吹く
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投稿日:2017/04/03 |
清水眞砂子さんの「妥協なく心から推せる本に出会えて幸せです」(あすなろ書房HPより)という言葉を読み「これはぜひ読まねば」と手に取りました。
ルイス・ミショーは、型にはまらず、自分の頭でものを考え、納得できないことには服従せず、やりたいことをやる、そんな人です。
「黒人はなぜ差別され、拒まれるのか?」「どうすれば現状を改善できるのか?」と考え続けた彼は、「黒人たちは自分たちのことを知る必要がある」そのためには「本を読み学ぶ必要がある」と思い至り、44才で「黒人が書いた黒人についての本」だけを売る書店を始めました。「黒人は本なんか読まない」と言われながらも、「ミショーの本屋」は次第に多くの人々に支持され、唯一無二の本屋として有名になっていきます。
情熱、行動力、信念、人を惹きつける魅力的な人柄・・・ルイスのそういうものが一つになってハーレムの中の本屋を作り上げ、そこから新しい風が世の中に吹いていきます。人々はここに集い、ここで学び、力をつけていきました。一人の本屋のおやじによって、たくさんの人の生き方が変わったと思います。
この本を読むと、ルイス・ミショーの熱い一途な生涯を知ることができます。また、人がより良く生きるために「本」が必要であること、求められる「書店」のありかた、ということについても示唆に富む本だと思います。
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みーちゃんの すてきな夜
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投稿日:2017/04/02 |
小さな女の子 みーちゃんが、はじめてオーケストラを聴きに行く日のことが描かれています。
音楽が溢れている家で育ったみーちゃんが待ちにまった日です。コンサートに行けるくらいに大きくなった誇らしさ、ステキなドレスを着ておめかしする晴れがましさ、初めてオーケストラを聴くというわくわく感が伝わってきました。
開演前のさわめき、静けさ、いよいよ本番!というピリッとした空気。そして、音楽が始まると、聴衆は現実の世界から音楽の世界に入っていきます。その感じがとてもよく表現されていて、絵本を読み終えた時、素晴らしい音楽、演奏を聴き終えた気分になりました。
子どもさんと初めてコンサートに行く前、こんな絵本を読んでから行くといいなと思いました。今すぐにそんな予定がなくても、この絵本を読んで、クラシックコンサートに興味をもてたら、それもステキなことだと思います♪
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ひよよちゃんの 仲立ち
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投稿日:2017/03/29 |
異界のものに出会っても、すっと受け入れる ひよよちゃんのおおらかさ、やさしさが いいなと思いました。おばけちゃんの存在に気付いて、「なあに・・?」と話しかけくれたからこそ、おばけちゃんは姿を現したのですよね。
次々とお友達の頭の中で、どんどん空想が膨らんで、だんだんこわーいオバケになっていくおばけちゃん。ふわふわと浮きながら、みんなの様子を見ていて どう思っていたのかな?「友達になりないなー」と思いながらみんなの近くにいたのでしょうね。
ひよよちゃんの仲立ちで、おばけちゃんも友達がたくさんできて良かったです。人間関係でもこんなことあるなぁ〜と、ふと思ったりしました。
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優しい 気持ち
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投稿日:2017/03/28 |
落とし物を届けてあげようと、一心に三輪車を追いかけていく、ひよよの優しい気持ちが伝わってきました。道中の草の形や色が変わっていく度に、ひよよが長い距離を頑張って走っているのがわかりました。
分かれ道に来る度に、「どっちにいく?」と子どもさんとあてっこを楽しみ、会話が弾みそうな絵本だと思います。
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