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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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なみ@えほん

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なみ@えほんさんの声

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自信を持っておすすめしたい 空港の空気感  投稿日:2016/10/17
つばめこうくう
つばめこうくう 作: もとやす けいじ
出版社: 佼成出版社
 絵にすごく空港の空気感がでているなぁと感心して読みました。すると、作者は空港でお仕事されているとのこと。なるほど!と納得しました。何度か行ったことがある、時々行く、というのと、日々関わっているというのでは、やはり絵に違いがでてくるのでしょう。

 飛行機はツバメ、乗客はカエルや昆虫です。遊び心満載の絵で、細かく見ていくのが楽しいです。カエルママ、気を付けて!カメムシ堂の香水って大丈夫なの?飛行機に乗り込んだ後は、機内で食事をし、夜を明かす場面もあって、読んでいると、だんだんと一緒に旅行している気分になってきました。

 見返しに描かれた安全のしおりや、機内食、アニメティグッズの絵も楽しいです。裏表紙からは、「つばめこうくう」のライバル社に「ハトこうくう」や「こうもりこうくう」「すずめジェット」などがあるのがわかります。表紙から裏表紙まで、作者のもとやすさんが、楽しんで絵本作りをされていることが伝わってきました。つばめさん、お疲れさま。帰りもよろしくね!
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自信を持っておすすめしたい チロルくんの 弾き語り♪  投稿日:2016/10/15
チロルくんのりんごの木
チロルくんのりんごの木 作: 荒井 良二
出版社: NHK出版
 山の新鮮な空気がスーッと入りこんできて、気持ちが柔らかくなり胸が広がっていくような絵本でした。明るく降り注ぐ日の光も印象的です。

 土地に根付いた人々の暮らしは、そこの人にとって かけがえのない大事なものだということが伝わってきました。生まれたところ、住んでいるところが大好きって素晴らしい。そこには愛があります。いただいた愛、自分の中から湧き出る愛。

 そして、生まれた時から共に成長してきた兄弟のような木は、その子の喜びも悲しみも、今までのすべてを知っているのです。心の根っこがこんな風に繋がっている場所があれば、長い人生の中で、どんなことがあっても、しっかりと生きていける・・・と、そんな風に感じました。

 文章を読んでいると、それはまるで歌のよう。ギターの音と共に、時に賑やかに楽しく、時にゆっくりと静かに、弾き語りの歌が聞こえくるようでした。そういえば、チロルくん、ずっとギターと一緒ですよね!そうか〜、聞こえてきた歌は、チロルくんが歌っていたのですね。
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自信を持っておすすめしたい 心地よい眠りは、最高の幸せ♪  投稿日:2016/10/11
おひめさまはねむりたくないけれど
おひめさまはねむりたくないけれど 作: メアリー・ルージュ
絵: パメラ・ザガレンスキー
訳: 浜崎 絵梨

出版社: そうえん社
 可愛く美しく、独特のセンスの絵本です。色遣いや絵がとても凝っています。

 「おひめさま」となっていますが、いわゆる「我が家のお姫さま」という感じかな。愛情深く大事に育てられている女の子がでてきます。とっても素直です。そして、王さまとお妃さまも、無理矢理に寝ることを押し付けるのではなく、お姫さまの言い分、気持ちを聞いてあげているところが良いなぁと思いました。

 お姫さまが一歩一歩眠りの世界に入っていく過程、眠りの世界が、心地よく美しく描かれています。心地よい眠りは、最高の幸せですね!
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自信を持っておすすめしたい ちゃんとしたわけ  投稿日:2016/10/09
としょかんライオン
としょかんライオン 作: ミシェル・ヌードセン
絵: ケビン・ホークス
訳: 福本 友美子

出版社: 岩崎書店
 まずは「決まり」ありき、の図書館の館長さん。やってきたライオンに、「決まりを守ればOK!」と、入館を許可する大胆さと太っ腹さが愉快です。でも、ご本人は大胆と思っていないところが また面白い。

 ライオンと図書館。意外な組み合わせですが、なかなかマッチしています。しっぽでほこりを払ってくれるし、大きな舌で手紙の封も手伝ってくれるし、小さな子どもを背中に乗せたり、クッションがわりにもなるのですから。

 ところがライオンは、決まりを破って、つい大声で吠えてしまいました!でも、しかたがなかったのですよ。「ちゃんとしたわけ」があったのです・・・。

 図書館員のマクビーさんの四角四面さ、でも本当は持っている優しい気持ち。ライオンに早く会いたいからと、決まりをやぶって館内を走る館長さん。二人の人情味に温かい気持ちになれました。「ちゃんとしたわけ」が通る柔軟さは、子どもたちも含めて みんなを幸せにしてくれましたね♪

 楽しく嬉しい気持ちになるとともに、「決まり」の意味についても考えさせてくれる素敵なお話です。
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自信を持っておすすめしたい センスの良さが 光っています!  投稿日:2016/10/08
あおくんときいろちゃん
あおくんときいろちゃん 作: レオ・レオーニ
訳: 藤田 圭雄

出版社: 至光社
 レオ・レオニさんがお孫さんと遊びながら作った絵本だそうですが、センスの良さが光っています。紙をちぎって作った青いまると黄色いまる。その二つを並べた時、まるは ただの まるではなくなって、おはなしが動き出しました!

 作り手の創造力と聞き手の想像力が、ガッチリと手を結んだ時に生まれた このシンプルな絵本の中に、愛される絵本の要素が、たくさん つまっていると思います。

 作り手の聞き手への想い、色や形のセンス、へぇーと興味をひく不思議さ、ドキドキと心が動くストーリー、そして安心感と満足、楽しさ。

 この絵本がお孫さんだけでなく、多くの子どもたちからも支持され愛されて、ロングセラーになっていることは素晴らしいです。これからもずっと、読み継がれていってほしい絵本の一冊です。
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自信を持っておすすめしたい 二人で一緒に 作りあげるパン  投稿日:2016/10/08
くまくまパン
くまくまパン 作: 西村 敏雄
出版社: あかね書房
 仲良しさんが一緒にお店を始めるのは、心おどる楽しいことです。扉の絵の 二人のニコニコ顔がとっても素敵!

 なのに、「一番のおすすめパンは何か?」をめぐって、けんかしてしまうのです。お店は閉店。みんなはガッカリ・・・。でも、王さまに言われて、二人で力を合わせて作ったパンは大好評。このパンは「くまくまパン」と名付けられ、これがきっかけで二人は仲直りできました♪

 このパン作りで、「一緒にパンを作る」の「一緒」の質が変わったのではないでしょうか?得意分野をそれぞれ伸ばすことも大事だけれど、それだけでは張り合う気持ちがでてしまう。一緒に力を合わせて一つのものを作り上げる経験が良かったのですね。

 最後のページで、また二人の笑顔が見られました。最初と同じシチュエーションだけれど、入れ物の中のパンが違うのは、二人の関係の変化の あかしです^^
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なかなかよいと思う 想像を膨らませると・・・  投稿日:2016/10/08
だいすき、でも、ひみつ
だいすき、でも、ひみつ 文: 二宮 由紀子
絵: 村上 康成

出版社: 文研出版
 とっても変わったお話でした。

 どう考えても実らなさそうな恋。そして、そもそも、いつ、なぜ足の親指は小指を好きになったのか?と不思議です。

 「この恋、どうなる?どうなる?」と 思いながらページを繰りました。そうしたら、「グループこうさい」という、なんとも素晴らしい解決策がでてきたではありませんか!

 想像をどんどん膨らませていくと、お話が生まれるのだなぁ〜と感じた絵本でした。足の先っちょで、指たちがいろんな想いをしたり、おしゃべりしたりしているなんて!これからは、自分の足指にも、「最近どう?」と、話しかけたくなりそうです(笑)
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自信を持っておすすめしたい 小さな 手がかり  投稿日:2016/10/04
きみは知らないほうがいい
きみは知らないほうがいい 作: 岩瀬 成子
絵: 長谷川 集平

出版社: 文研出版
 学校で生きづらさを感じている米利と昼間くんの物語。

 一つ一つは小さなこと、「いじめ」という言葉では言い表せない出来事。それらが校内、教室に漂い渦巻いています。子どもたちはそれらに絡めとられまいと、他の子と仲の良さを確かめ合ったり、周りを見回したりして日々過ごしています。正直すぎたり、うまく立ち回れなかったり、そんなことはなくても、ちょっとしたきっかけで、いつ誰が、絡めとられてしまうかわからない・・・そんな学校の中が描かれていました。

 おそらく、この物語を読んだ誰もが、その閉塞感がわかる、もしくは想像できるのではないでしょうか。そして、学校の中の人間模様は複雑で、こうすれば良いという正解はありません。「先生がいくら正しいお話をしても、きっとスライム的いじめは なくならない」と米利も考えています。

 ただ、昼間くんが気づいた「ひとりじゃない」「つながっている」ということが、彼らがこれから前に進んでいくための、ささやかな、でも確実な力になるのだと思いました。小さな手がかりを携えて、彼らはまた、学校へ行きます。今すぐ事態を大きく変えることはできないけれど、進む道はあることを、示してくれた物語だと思います。
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自信を持っておすすめしたい おばあちゃんからのプレゼント  投稿日:2016/10/04
だいすき、でも、ゆめみてる
だいすき、でも、ゆめみてる 文: 二宮 由紀子
絵: 高畠 那生

出版社: 文研出版
 とんでもない誕生日プレゼントですね!でも、これをくれたのが「おばあちゃん」だというところが ミソな気がします。とんでもないプレゼントだけれど、「おばあちゃんから」だからこその「あるある感」?

 キリンを家で飼うとどうなるのか?作者さんが想像を巡らせ、画家さんが視覚化して「ほーら」と見せてくれました。その意外な展開に、なるほどねーと納得したり、ほっこりしたり、やったー!と喜んだり・・・、と楽しく読ませて頂きました。
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自信を持っておすすめしたい シンプルでお茶目で、元気いっぱいの絵本  投稿日:2016/09/28
かぁかぁもうもう
かぁかぁもうもう 作: 丹治 匠
出版社: こぐま社
 からすと うしが、鳴き声を競いあうという、ある意味 単純なお話なのですが、とっても楽しい絵本です。

 からすと うしの表情が面白いし、だんだんと大きくなっていく鳴き声に、読み手も聞き手もヒートアップしていきます。声に合わせて絵本の文字が大きくなっていき、その位置も あっちへこっちへと、もう絵の一部なのも、すごく いい感じです。

 絵は、色数が少なく すっきりしていて、かつ、画面いっぱいに伸びやかに描かれていて遠目がききます。家庭でも、幼稚園や保育園、おはなし会でも子どもたちに喜ばれる絵本だと思います。参加型として、からすと うしに分かれて、子どもたちと一緒に声をだしても、大いに盛り上がることでしょう。
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