新刊
あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

  • 笑える
  • 盛り上がる

TOP500

ジュンイチ

パパ・60代・東京都

  • Line

ジュンイチさんの声

1648件中 661 〜 670件目最初のページ 前の10件 65 66 67 68 69 ... 次の10件 最後のページ
なかなかよいと思う アメリカの実話  投稿日:2010/09/18
トマスと図書館のおねえさん
トマスと図書館のおねえさん 作: パット・モーラ
絵: ラウル・コローン
訳: 藤原 宏之

出版社: さ・え・ら書房
この物語は、カリフォルニア大学学長にまでなったトマス・リベラをモデルにした実話だそうです。
トマスの両親は、メキシコからの移民で、野菜や果物の収穫期に移動しながら農家の仕事を手伝う移民労働者。
トマスは満足に学校に通うことができないのです。

そんな時に出会ったのが、親切な図書館員。
この出会いが、トマスの将来を決定付けたと言っても過言ではないと思います。
本を読む楽しさを知ったトマスは、大学卒業後に作家となり、大学で教鞭をとるようになるのです。
何と言っても、トマスと図書館員との交流が素敵です。
そして、本を読むことの楽しさが存分に伝わってくるので、本が好きなお子さんにとっては、共感し易いお話だと思います。

この手の話だと、普通字が識別できないという展開が多いのですが、トマスは英語とスペイン語の2ヶ国語が出来ます。
話には登場しないのですが、おそらく、ご両親の教育の賜物ではないでしょうか。

読み聞かせするよりは、小学校低学年が自分で考えて読むのに適した作品だと思います。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 遠足の楽しさが満載  投稿日:2010/09/18
えんそくバス
えんそくバス 作: 中川 ひろたか
絵: 村上 康成

出版社: 童心社
有名なピーマン村の絵本シリーズの一冊。
文字通り、幼稚園の遠足のお話です。
何と肝心の園長先生が当日遅刻してしまうのですが、そんなことに気づかず、バスは出発してしまいます。
遅刻の理由たるや、遠足が楽しみで寝付けなかったというもの。
このほのぼの感が人気の秘密なのでしょう。

皆さんが書かれているように、
「右に曲がりまーす」
「左に曲がりまーす」
っていうシーンは最高です。
次男が良く歌っていたえんそくバスというフレーズがある歌があったのですが、もしかしたらこのことかと思いました。
一緒になって、遠足バスごっこをしたのですが、原点はここかも知れません。

遠足バスが到着した先は公園。
凄く大きい滑り台とかアスレチック等があって、見ているだけでも充分楽しめました。
最後はお昼のお弁当のシーン。
やっと園長先生も追いつくのですが、なんともいい味を醸し出せていると思います。

全体を通じて、遠足の楽しさが溢れんばかりの絵本です。
幼稚園児には、必ず読み聞かせしてあげることをオススメします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい おばあさんと孫の心の交流が秀逸  投稿日:2010/09/14
フリードリヒばあさん
フリードリヒばあさん 作: ハインツ・ヤーニッシュ
絵: ヘルガ・バンシュ
訳: 関口 裕昭

出版社: 光村教育図書
面白いドイツの絵本を発掘して翻訳している関口 裕昭さん訳の絵本だったので読んでみました。
関口さんの訳で、「うんちしたのはだれよ」「ちょっと まって、きつねさん」がお気に入りです。

お話は、フリードリヒばあさんと孫のぼくとの交流が中心です。
フリードリヒばあさんは、ぼくの家の隣に一人で住んでいる91歳のおばあさんという設定。
前半は、フリードリヒばあさんが、凄い能力を持っているという展開なのですが、実は、それは、ぼくがばあさんに語った空想物語であることが分かります。

何とも言えない心の交流がたまらなく良い作品です。
派手さはないし、一寸展開が分かり難い側面もあって、読み聞かせの対象が難しいところ。
小学校低学年が、自分でじっくり理解しながら読む方が適しているかも知れません。
読めば読むほど考えさせられる、味わい深い作品なので是非一読をオススメします。
関口さんの今後のドイツの絵本の発掘にますます期待したくなりました。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う 懐かしい昔話  投稿日:2010/09/14
にんじんさんがあかいわけ
にんじんさんがあかいわけ 作: 松谷 みよ子
絵: ひらやま えいぞう

出版社: 童心社
童心社の「あかちゃんのむかしむかし」シリーズの一冊。

物語自体は、とても懐かしいもので自分自身が子供の頃に読んだことがある昔話です。
登場するのは、にんじん、だいこん、ごぼう。
みんなでお風呂に行くのですが、お風呂の入り方によって、各々の色が決まったと言うもので、至極分かりやすいもの。
ただ、最初からにんじんが赤、ごぼうが真っ黒、だいこんが真っ白な姿での登場は、話の筋からすると一寸違和感がありました。

昔話というと、小さい子供が入り難いものが多いのですが、この作品は題材自体が身近なものなので、入門編として最適なものではないでしょうか。
昔話を読むきっかけに読み聞かせして欲しい一冊です。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う キャラクターが魅力的  投稿日:2010/09/14
どんぐりむらのぼうしやさん
どんぐりむらのぼうしやさん 作・絵: なかや みわ
出版社: Gakken
「そらまめくん」シリーズ、「くれよんのくろくん」シリーズで知られるなかや みわさんの新作。

今回のキャラクターは、どんぐり。
どんぐり村には、愉快な仲間がたくさんいるので、それだけで魅力的な作品です。

物語は、ぼうしやさんを開店していた三人のどんぐりが、ぼうしが全く売れないので、都会に売りに行くシーンから始まります。
そこで、どうした売れなかったのかに気付くのですが、物語に色々な要素が盛り込まれ過ぎの感が否めません。
想定する対象年齢に比して文章量が多く、波がなく展開していくので、読み聞かせに若干苦労するかも知れません。

キュラクターが良いだけに、一寸勿体ない感じがする作品だと思います。
参考になりました。 2人

なかなかよいと思う ぼくの屈託のない笑顔が魅力的  投稿日:2010/09/14
うたうのだいすき
うたうのだいすき 作: ジョアン・アーリー・マッケン
絵: ル=ホェン・ファム
訳: 河野 万里子

出版社: 小峰書店
主人公のぼくは、両親と妹の4人家族。
素敵な家に住んでいます。

ぼくは、朝から何かあれば歌うのです。
そのフレーズは、
「ぼくはおもわずうたいだす!うたいださずにいられない」
物語は至極単純なもので、このフレーズが何回も繰り返されます。

大きな展開はまったくありません。
でも、不思議と引き込まれるのは、ぼくの底抜けに明るい笑顔。
屈託のないその笑顔は、見ていてこちらも何故だか嬉しくなってきてしまいます。
一寸したことでも、嬉しくなって歌いだしたくなるというのは、家族愛に包まれて幸せだからこそではないでしょうか。

こんな家族を築けたら、世の中は平和になるのにと思わずにいられないそんな絵本です。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う かぶとむしを飼うなら是非読んで欲しい  投稿日:2010/09/14
新版 かぶとむし かぶとむしの一生
新版 かぶとむし かぶとむしの一生 作・絵: 得田 之久
出版社: 福音館書店
昆虫絵本の第一人者、得田之久が1970年頃に出版した昆虫絵本の新版。
5冊同時に発売となっているうちの1冊です。
あとがきに、2〜3年観察を続けてから、何とか1冊の本にまとめたとありますが、その努力が窺い知れる素晴らしい内容です。

かぶとむしのオスの一生を描いているのですが、とても精緻な絵にも関わらず昆虫特有のおどろおどろしさは全くないので、安心して見ることができる作品となっています。

成虫になるまでが一寸端折り過ぎという感がありますが、その分成虫になってからのシーンが多くなっているので、バランス的には好ましいと言えるでしょう。
かぶとむしを中心とした昆虫界の世界を垣間見ることができ、虫好きでなくても楽しめると思います。

また、ページの下には、例えば「脱皮」「羽化」等の言葉の説明書もあって、実に丁寧な作りで、科学書としても有益だと思います。
かぶとむしを飼う家庭も多いと思いますので、是非読み聞かせして欲しい作品です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ティラノサウルスシリーズの最新作  投稿日:2010/09/14
いちばんあいされてるのはぼく
いちばんあいされてるのはぼく 作・絵: 宮西 達也
出版社: ポプラ社
シリーズものの絵本の金字塔とも言って差し支えない「ティラノサウルスシリーズ」の第9弾。
私にとって、このシリーズは号泣できるかどうかが、評価のポイントとなっているくらい、レベルの高い作品群だと思っています。

今回は、5つのアンキロサウルスの卵が割れるシーンから始まります。
案の定、生まれでたアンキロサウルスは、目の前に立っていたティラノサウルスを自分の親だと思い込みます。

いつものとおり、そのアンキロサウルスを食べようとする恐竜が現れます。
その時のアンキロサウルスの行動に、ティラノサウルスは心をうたれて、恐竜をやっつけて、パパとして生きることにするという出だしです。

大きな展開は、題名になっている「いつもあいされているのはぼく」という出来事が起こってから。
その理由も成る程と納得できるもので、良く練られた内容です。

最後は、お決まりのようにティラノサウルスが崖から落ちるのですが、今回は死んでいないようなので、一寸ほっとした感があります。
いつも、ティラノサウルスが死んで、流れ星が流れ、あまりにも悲しい結末なのでたまにはこうしたエンディングも良いのではないかと思いました。

「・・・・・
 だ、だれが そのなかで いちばんなんて、
 くれべられないんだよ・・・・・
 だ、だってな・・・・・おれは・・・・・
 おまえたち みんなの パパだからさ・・・・・」

いつもの宮西さんの珠玉の言葉ですが、やっぱり良いです。
是非、パパに読み聞かせして貰って、親子の絆を深めて欲しい必読の一冊としてオススメします。
参考になりました。 4人

自信を持っておすすめしたい 不思議な世界を堪能  投稿日:2010/09/14
どこでもない場所
どこでもない場所 作: セーラ・L・トムソン
絵: ロブ・ゴンサルヴェス
訳: 金原 瑞人

出版社: ほるぷ出版
「真昼の夜」「真昼の夢」に続く第3段。
原題は「Imgine A Place」
まさしく、場所を思い浮かべてごらんというに相応しい場面が次から次へと展開します。
最初ページは、川が描かれ、その川の中で点々と姿を見せた岩が、都市の塔に変貌するもの。
最初の一枚から、この不思議な世界に引き込まれてしまいました。

どの絵もとても魅力的なものです。
一番気にいったのは、波が山脈へと変わっていく一枚。
波乗りをしている人を見つめる子供が座っている浜辺の岩が、別の角度から見ると山の岩肌であるという素晴らしい構図の絵です。

子供向きの絵本という枠組みを大きく超えて、大人の絵本と言った方が良いかも知れません。
でも、この摩訶不思議な絵は、子供も虜にすること間違いありません。
是非、この不思議な世界を堪能して欲しいと思います。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う 楽しい言葉遊びの絵本  投稿日:2010/09/14
おひるのアヒル
おひるのアヒル 作: 中川 ひろたか
絵: 村上 康成

出版社: PHP研究所
「わははは!ことばあそびブック 」シリーズの一冊。
これは駄洒落を集めたもの。
中川 ひろたかさんと言えば「だじゃれ」シリーズが有名ですが、それより低年齢層向きの駄洒落が満載です。

絵が村上 康成さんと言うのが良いです。
このとぼけた感じが、駄洒落にピッタリとマッチしています。
一番気にいったのは、「ダチョウ アチョウ!」
一発芸的なのりで、結構笑えると思います。

これなら楽しく言葉遊びも喜んでやるはず。
シリーズの他の作品も読んでみたくなりました。
参考になりました。 0人

1648件中 661 〜 670件目最初のページ 前の10件 65 66 67 68 69 ... 次の10件 最後のページ

編集長・磯崎が新作絵本を推薦!【NEXTプラチナブック】

出版社おすすめ


全ページためしよみ
年齢別絵本セット