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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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自信を持っておすすめしたい 古典的な名作  投稿日:2010/09/14
はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー
はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー 作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: 石井 桃子

出版社: 福音館書店
小さい頃、自分が大好きだった「いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう」「ちいさなおうち」「せいめいのれきし」のバージニア・リー・バートンの作品。
特に「せいめいのれきし」を、夢中になって貪り読んだ記憶が鮮明に残っています。

この作品は邦訳が1978年なので、読んだことはなかったのですが、一目見てバートンの作品と分かるもの。
初版自体は1943年。
特徴のある色づかい、古き良きアメリカを偲ばせる町並み、そして何よりも手の込んだ構図は、誰にも真似できないものです。
まん中に除雪車ケイティが描かれていて、その周りをケイティの色んな姿で囲っているという構図は、見ているだけで飽きることがありません。

物語は、大雪が降った日のケイティの活躍を描いたもの。
ジェオポリスという町は大雪に包まれてしまい、ケイティ以外は動くことができません。
警察、郵便局、電話局、電力会社等々から、頼まれて次々に除雪していきます。
疲れたなんて弱音は吐かず、ケイティの活躍で町は機能し始めるのですが、町の仕組みまで分かる優れた絵本だと思います。
車好きにたまらない魅力に溢れた作品なので、車好きなお子さんに特にオススメします。
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なかなかよいと思う 古典的な良書  投稿日:2010/09/12
すてきなおうち
すてきなおうち 作: マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵: J.P.ミラー
訳: 野中柊

出版社: フレーベル館
マーガレット・ワイズ・ブラウンの1950年の作品で邦訳は2006年。
こうした古典的作品が復刊されるのは、非常に好ましいことです。

物語は、「これはだれのおうち?」という問いに対し、次のページで「○○○のおうち」と回答するという繰り返しです。
色々な家があるので、めくる楽しさ一杯の絵本です。

そして、後半は空飛ぶ家が登場するのですが、これが、Wonderful Houseなのでしょう。
ちょっと前半とのストーリーの流れに、若干のスムーズさの欠如を感じさせる展開だと思いました。
それでも、空飛ぶ家っていうのは、子供なら誰でも憧れるもの。
きっと大いに空想をかきたてられることだと思います。

60年も前の作品なのですが、J.P.ミラーの絵がこの上なく綺麗なので、見るだけで引き込まれてしまいました。
その絵と、この絵本の紙質がとても合っていて、如何にも上質な作品であることを伺わせるものとなっています。

古典的良書としてオススメします。
参考になりました。 2人

なかなかよいと思う マンガチックな絵が魅力的  投稿日:2010/09/12
ステラのえほんさがし
ステラのえほんさがし 作: リサ・キャンベル・エルンスト
絵: 藤原 宏之

出版社: 童心社
題名と表紙の絵に惹かれて読みました。
表紙の絵は、懐かしい図書館カード。
図書館では、今やPC管理されているので、見かけなくなりましたね。
アメリカの図書館でも同じように管理していたのかが気になりました。

物語は、主人公のステラが借りた本が、返却期限の土曜日朝、見つからないというシーンから始まります。
それから、絵本探しが続くのですが、その時に介在した人も一緒に探すので、どんどん探す人が増えていくというのがミソ。
最後なんて、総勢20名にもなって探すのです。
一緒に探す人たち皆が、その探している本を読んでいて、思い思いの感想を述べますが、一体どんな本なのか読みたくなること間違いありません。

結局、オチとしては灯台下暗しという感じ。
絵自体が、ちょっとマンガチックなので見るだけでも楽しめる絵本です。
図書館の期限は守らないとならないという当たり前のことを、諭してくれる側面も期待できるかと思います。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 遊び方が分かる本  投稿日:2010/09/12
ぺったん! やさいスタンプ
ぺったん! やさいスタンプ 作・絵: 三枝 三七子
出版社: あかね書房
この手の話では、「やさいのおなか」があります。
でも、なかなか質問自体が難しく、大人でも間違いそうな野菜の断面図がありました。
この作品は、「やさいのおなか」に比べるとかなり平易なので、これなら子供も理解し易いことでしょう。

擬人化した野菜達が登場し、「スタンプしたのはだれでしょう?」という質問があって、次のページにスタンプした野菜が「わたしです」と回答するもの。
親にとっても、小さい頃、必ずやった記憶のある野菜スタンプが、こうして擬人化して登場すると、やってみたくて仕方がなくなるはず。
親と子が一緒になって遊べるので、なかなか良い切り口の作品だと思います。

野菜に手と足があるという絵は、良く見かけるものですが、半分に切ってあるというのがミソ。
可愛いキャラクターに仕上がっていると思います。

最後に野菜スタンプの作り方まで載っているので、是非子供とやって欲しいと思いますし、出来ればパパがやれたら最高ですね。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 古典的な良書  投稿日:2010/09/12
しずかに!ここはどうぶつのとしょかんです
しずかに!ここはどうぶつのとしょかんです 作・絵: ドン・フリーマン
訳: なかがわ ちひろ

出版社: BL出版
「とんで とんで サンフランシスコ」「野原の音楽家マヌエロ」等で、大好きなドン・フリーマンの作品なので期待して読んでみました。
1969年初版の作品で、2008年に初めて邦訳されたもの。
他の作品もそうなのですが、古典的名作が邦訳されるということは、望ましいことだと思っています。

お話は、カリーナという女の子が図書館に行くシーンから始まります。
図書館好きのカリーナは、図書館に動物だけが入れる特別な日があれば良いのにと空想を繰り広げます。
色々な動物が図書館にやってきて、静かに本を読んでいるシーンが続くのですが、結構笑えてしまいます。
空想から現実に戻った時に、思わずカリーナは「しずかにしてください」と大声を出すのですが、お約束のシーンです。

この日カリーナが借りた本が、なかなか洒落ていて心地よいエンディングを迎えるのですが、全体を通じてドン・フリーマンらしい作品だと思います。
物語の良さに加えて、読んでいて優しい気持ちにさせられるのは、彼の真骨頂であり、稀有な絵本作家であることに違いありません。
古さを全く感じさせない良書だと思います。
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自信を持っておすすめしたい きつねとうさぎの対比が絶妙  投稿日:2010/09/12
ちょっとまって、きつねさん!
ちょっとまって、きつねさん! 作・絵: カトリーン・シェーラー
訳: 関口 裕昭

出版社: 光村教育図書
2009年度の課題図書(第55回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)に選ばれたスイスの絵本。

その設定が、きつねとうさぎが出会うとおやすみなさいを言う約束がある場所というもの。
うさぎのぼうやを食べようかという瞬間に、ぼうやが発した言葉が「ちょっとまって」
その約束について念押しするのですが、その「ちょっと まって」のぼうやの力強い態度と、きつねのきょとんとした表情が対照的です。

それから、何度もぼうやは「ちょっと まって」を繰り返すのですが、利口なぼうやと間抜けなきつねのやりとりは、純粋に楽しめるものです。
それにしても、ぼうやが、パパうさぎにも「ちょっと まって」というシーンなんて圧巻もの。
話の筋が通っていて、エンディングまでワクワクしながら読みすすめることができました。

話の出来の素晴らしさもさることながら、その絵がまた見所満載です。
おおかみの口なんて、かなりリアリティをもって描かれているのですが、不思議と怖さが感じられないので、安心して見せられます。
一番気にいったのは、眠っているきつねを、うさぎの家族が力を合わせて引っぱるシーン。
何度見ても笑ってしまいます。

ストーリーも面白いし、絵も見るだけで楽しいので、是非オススメしたい作品です。
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自信を持っておすすめしたい 回文が楽しい  投稿日:2010/09/11
サカサかぞくの だんなキスがスキなんだ
サカサかぞくの だんなキスがスキなんだ 作・絵: 宮西 達也
出版社: ほるぷ出版
大好きな宮西達也さんの回文絵本の第2弾。
前回は、お馴染みの恐竜時代の原始人が主人公でしたが、今回は、宇宙がテーマ。
第3弾が、サムライ編のだんなということですから、なかなかの戦略です。

全文章が回文なので、かなり文章自体を楽しめる作品です。
回文って、自分も小さい頃はまった経験がありますが、これだけ沢山あると夢中になる子も多いことだと思います。
物語も、いなくなったじいじを救出に向かうというもので、何といっても登場するイカのパパが小さいのがミソ。
このギャップが宮西ワールドの楽しいところです。

今回は、回文を読者から募集しています。
裏表紙に掲載された方の名前があるのですが、何と「ぼの様」とあり、間違いなく絵本ナビの投稿常連者のぼのさんだと思ったら、この題名がぼのさんの作品だと知ってびっくりです。

絵も楽しいし、回文を子供と言い合うという楽しみもある、オススメの絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 宮西ワールドの新境地  投稿日:2010/09/11
さんせーい!
さんせーい! 作・絵: 宮西 達也
出版社: フレーベル館
宮西達也さんの描くオオカミは、いつも本当に間抜けでそれが最高の魅力だったのですが、この作品はさにあらず。
登場するのは、5匹の仲良しオオカミ、バル、ビル、ブル、ベル、ボル。
何を食べようかと相談しているのですが、何か、昼時のサラリーマンを思い浮かべてしまいます。

オムレツ、リンゴ、天ぷら、コロッケ、さんまと出てくるのは全く肉に関係ないものばかり。
ここら辺の発想は、宮西さんならではのもの。
意見が統一しないので、ブタにしようという提案に、みんなが言ったことばが「さんせーい」

これからが、この作品のポイントだと思うのですが、4匹はブタを捕まえたのですが、1匹は逃がしてしまいます。
そこで、それぞれが、自分が捕まえたブタを譲り合うのです。

こうした行為って、いつの世代でも上手く機能しているチームでは見られる行為だと思いますが、それを分かりやすく描いています。
友情と言えるのか若干疑問な点もありますが、こうした人間関係を小さいころから築けるようになって欲しいと思います。

5匹の区別が出来ず、途中前にさかのぼらないと話が理解できない部分がありましたが、心地よい読後感がある作品です。
宮西ワールドが更に広がった感のあるオススメの作品です。
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ふつうだと思う 女の子の絵のセンスが秀逸  投稿日:2010/09/11
しろ、あか、きいろ
しろ、あか、きいろ 作・絵: ディック・ブルーナ
訳: まつおか きょうこ

出版社: 福音館書店
ディック・ブルーナの作品は、年齢別のオススメができる工夫がなされています。
この作品は、0才からとなっていて、子どもがはじめてであう絵本というカテゴリーに属しています。

「わたしのしゃつは しろ」で始まるのですが、この時、女の子の絵は真っ白です。
次のページで、「くつしたは あか」となって、白いキャンパスにくつしたの赤だけがくっきり目立ちます。
その繰り返しなので、色というものを覚えるきっかけになる絵本だと思います。
女の子の絵が、シンプルなのに表情豊かなので、気に入る赤ちゃんも多いことでしょう。
0才からという設定に相応しい絵本です。
参考になりました。 1人

ふつうだと思う 楽しい動物の絵  投稿日:2010/09/06
だーれかな だーれかな
だーれかな だーれかな 作・絵: カズコ・G・ストーン
出版社: 童心社
やなぎむらシリーズでお気に入りになったカズコG・ストーンの赤ちゃん向けの絵本。
「なーんだ なんだ」「どーこだ どこだ」に続く第三弾になります。

足跡と尻尾とか後ろ足しか見えないページの次のページで、その動物が登場するという展開。
動きがあるのは良いのですが、やはり足跡から動物を推測するのは至難の技。
果たして、赤ちゃんに足跡というものが理解出来るのかが、そもそも疑問です。

もちろん、絵自体はとても好ましいものなので、足跡についてはあまり気にしなくても良いのですが、一寸勿体無い気がしました。
それと、リズム感も今一歩。
統一感に欠けている感があるので、赤ちゃん向きの絵本としては、絵を楽しむという類の絵本かと思います。
参考になりました。 0人

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