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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う 宮西ワールドの赤ちゃん向き絵本  投稿日:2010/09/05
はーい!
はーい! 作・絵: 宮西 達也
出版社: アリス館
宮西達也さんが描く赤ちゃん向きの絵本。
やはり、宮西さんの手にかかると宮西ワールド全開です。

名前を呼ばれて、「はーい」と手をあげるネコから始まるのですが、次の犬は耳をあげたり、ぞうは鼻をあげたりと、実にユニーク。
でも、何と言ってもカタツムリの「はーい」は圧巻です。
こんなのあり得ないのですが、見ると何となくそうかな?と思えるから不思議です。

いわゆる赤ちゃん向きのサイズなのですが、この絵本は縦に開くようになっていて、「はーい」を上手く表現しています。
また、絵本の角が丸くなっているという気遣いもあって、なかなか良く出来た絵本だと思います。

同時に「ばいばい いってきまーす」が発売されています。
「はーい」の表紙が男の子、「ばいばい いってきまーす」の表紙は女の子で、後ろからネコが顔を出している構図という懲りようで、対で読み聞かせることをオススメします。
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なかなかよいと思う 宮西ワールドの動物達が多数登場  投稿日:2010/09/05
ばいばい いってきまーす
ばいばい いってきまーす 作・絵: 宮西 達也
出版社: アリス館
「はーい」と同時発刊された宮西達也さんの赤ちゃん向きの絵本。

「ばいばい」が真似できるようになるのは、8〜9ヶ月頃。
それが、「ばいばい いってきまーす」になると、ばいばいの意味が分かっていることになり、これは、親離れをし始めたサインとのこと。

そんな但し書がある絵本にしては、現実を超えた飛躍的なもの。
宮西ワールドに登場する動物達が、「いってきまーす」という言葉に「ばいばい」をする単純な内容なのですが、笑顔で「ばいばい」してくれているのが非常に良いです。
挨拶をしたくなる気持ちに思わずさせられることでしょう。

「はーい」と対で読み聞かせしてあげると、2倍の楽しさがあるそんな絵本だと思います。
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なかなかよいと思う 虫の目線が面白い  投稿日:2010/09/04
うごく はう、のぼる、ゆれる くずの おはなし
うごく はう、のぼる、ゆれる くずの おはなし 作・絵: たかはし きよし
出版社: 福音館書店
たかはし きよしさんは、ファーブル昆虫記とかの生物をテーマにした作品の絵を多く手がけられています。

今回の作品は、植物のくずですが、まるかめむしの目線で描いたもの。
空き地に生えたくずが、動き出すシーンから始まるのですが、くずは1日に50cmから1mも動くことがあるというから驚きです。
横にどんどんくずが動いていくのですが、背景との境界線が分かりにくいのがとても残念です。
くずの花が咲く中央の頁は大きく開く仕組みになっていて、圧巻です。
沢山の虫がいるので、探すだけでも楽しいはずです。

そして花が散り、空き地の先まで伸びたくずは、秋になると動かなくなり、その枯葉がまるかめむしのベッドになるというあんばいです。

空き地の全体像とかがあると、くずがこんなにも動いたということが良く分かるのですが、なかなかその動きが掴みにつくいのが難点です。
それでも、細かい虫たちの動きはとても軽快で、興味をそそられるものですから、虫好きの子でなくても見て楽しめる一冊だと思います。
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なかなかよいと思う 古典的な良書  投稿日:2010/09/04
せかいのはてってどこですか?
せかいのはてってどこですか? 作: アルビン・トゥレッセルト
絵: ロジャー・デュボアザン
訳: 三木 卓

出版社: 童話館出版
井の中の蛙、大海を知らずという諺があります。
この諺は、日本から世界に伝わったと言われていますが、この絵本のタイトルは、正に
The frog in the well( knows nothing of the great ocean)

その背景からして興味深く、親しみ易い作品だと言えると思います。
アルビン・トゥレッセルトとロジャー・デュボアザンは、
White Snow Bright Snowで、コールデコット賞を受賞しています。
この作品は1958年の初版で、邦訳は1995年。

物語はとても分かり易く、井戸の中にいる蛙は、そこが世界の全てだと思っていて、井戸の外は、世界の果てだと思い込んでいました。
それが、井戸の外に出て、世界はもっと広いということを知り、賢くなって外の世界に飛び込んでいくというもの。

これってある意味、自分の殻に閉じこもってしまって、殻を破ろうとしない姿勢に似ていて、深遠なお話です。
絵は色合いが若干クラッシックな感じではありますが、赤・黄・緑が効果的に使われていて、蛙のキャラクターも魅力的なものだと思います。

良書というに相応しい作品なので、一度は読み聞かせして欲しい作品です。
参考になりました。 2人

なかなかよいと思う 名前の由来がわからないのが一寸不思議  投稿日:2010/09/01
ヒヤシンスひめ そらにうかんだおんなのこの あっとおどろくおはなし
ヒヤシンスひめ そらにうかんだおんなのこの あっとおどろくおはなし 作: フローレンス・パリー・ハイド
絵: レイン・スミス
訳: 野坂 悦子

出版社: 光村教育図書
表紙の絵が若干クラッシックだったので、古典かとおもいきやさにあらず。
2009年のアメリカの新刊です。

気になったのは、まずヒヤシンスひめというネーミング。
何に由来するのかと思って読みすすめたのですが、何一つ手がかりがありませんでした。

物語の主人公のヒヤシンスひめの設定ですが、重りをつけていないと空中に浮んでしまうというもの。
それも、少し浮いているだけというのではなく、どんどん空を上っていってしまうというのですから、設定としては大正解。

ヒヤシンスひめが空を自由に舞う様は、今までの鬱憤が解放されたようで、見ていてとても気持ちが良いもの。
そのひめを救ったのが、凧というのもアイデアとして洒落ていて、前からの伏線がこう繋がるのかと思い、なかなか練られたストーリーだと思いました。

文章が長いので、読み聞かせにの対象は小学校入学前くらいからでしょうか。
小学校低学年が、自分で読むのに向いているかも知れません。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 版画の絵が秀逸  投稿日:2010/08/30
ふゆのようせい ジャック・フロスト
ふゆのようせい ジャック・フロスト 作・絵: カズノ・コハラ
訳: 石津 ちひろ

出版社: 光村教育図書
カズノ・コハラさんは、大学卒業後イギリスに渡りアングリア・ラスキン大学の美術学部で版画を学んでいます。
初めての絵本である「おばけやしきに おひっこし」で、2008年度ニューヨークタイムズ・ベストイラスト賞に選ばれていますが、その手法は日本人離れしているものだと思います。

今回の作品は、第二弾でしょうか。
ジャック・フロストとは、イングランドに伝わる、冬の間にしかあらわれない霜の妖精のこと。
名前の意味は霜男。

主人公のコリンと犬のサミィが、住むのは森の中。
冬ごもりの真っ最中なので、絵も暗い色合いです。
それが、ジャック・フロストと外で出会うと、綺麗な青を基調とした明るい色合いの絵になります。
冬の間の楽しい遊びが生き生きと描かれているのですが、版画と青という色の相性が抜群に素敵です。
青と言っても、グラデーションがかかっているので見とれてしまう程です。

ストーリーも、エンディングまで中々良く出来ていて、余韻も心地良いもの。
カズノ・コハラさんの今後の活躍を期待させる素晴らしい作品だと思います。
冬の読み聞かせに是非加えて欲しい一冊です。
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ふつうだと思う 優しいタッチの絵  投稿日:2010/08/29
うれしくてうれしくて
うれしくてうれしくて 作・絵: かさい まり
出版社: くもん出版
くもんのはじめてであうえほんシリーズの一冊。
かさい まりさんの作品は2つがラインナップされています。

動物達が、嬉しくて嬉しくて、踊ったり、歌ったり、回ったり、走ったり、笑ったりするという単純なストーリー。
こうした基本動作って、小さければ小さいほど純粋に出せるもの。
自分の子に重ね合わせて、読み聞かせしてしまうご両親もいるのではないでしょうか。
かさいさんのいつもながらの優しいタッチの絵は、見る者の心を暖めてくれること間違いありません。

ただ、ぴんくのぴんちゃんというキャラが出てくるのですが、位置付けが良く分かりません。
果たして必要だったのか疑問です。
参考になりました。 0人

ふつうだと思う 字がない絵本  投稿日:2010/08/28
まる、しかく、さんかく
まる、しかく、さんかく 作・絵: ディック・ブルーナ
訳: まつおか きょうこ

出版社: 福音館書店
ディック・ブルーナの作品群の凄いのは、年齢別のオススメができるくらい多く出版されているということ。

この作品は、0才からとなっていて、子どもがはじめてであう絵本というカテゴリーに属しています。
出てくる文字は、まる、さんかく、しかくしかなく、文字がない絵本と言って差し支えないもの。
ちょっと形の事例が分かりにくいものもありますが、形を認識できれば良いのかも知れません。

文字がないだけに、読み聞かせが難しいところですが、絵がくっきりとしているので、逆にいろいろな読み聞かせが出来る絵本だとも言えると思います。
本当のファーストブックとして活用できると思います。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う ほのぼの感が良い感じ  投稿日:2010/08/28
エイモスさんが かぜを ひくと
エイモスさんが かぜを ひくと 作: フィリップ・C・ステッド
絵: エリン・E・ステッド
訳: 青山 南

出版社: 光村教育図書
青山南さんの訳だったので読んでみました。
ダン・ヤッカリーノ、ベネディクト・ブラスウェイト、「もしも○○に○○をあげると」シリーズなんかの訳が、とても気にいっているからです。

エイモスさんは、動物園の飼育係といったところのようなのですが、単なる飼育係ではありません。
個性豊かな動物達の相手をすると言った方が相応しいのです。
ゾウとチェスしたり、サイにハンカチを貸してあげたり、ミミズクに本を読んだりと、一寸イメージできるから不思議です。

動物達は、エイモスさんが来るのを楽しみにしているのですが、ある日、エイモスさんが風邪をひいてしまいます。
そこで、動物達はバスに乗ってエイモスさんのお見舞いに行くのですが、およそあり得ない光景です。

全体を通してほのぼの感が良い感じで伝わってきます。
とくに、奥様が木版画と鉛筆で描く精緻な絵が、あり得ない話にリアリティを与える効果を醸し出しています。
淡い色合いも、絵に合っていると思います。
決して派手さはありませんが、聞き手に暖かさを伝える上質な絵本ではないでしょうか。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う アーノルド・ローベルの新刊  投稿日:2010/08/28
カエルもヒキガエルもうたえる
カエルもヒキガエルもうたえる 作: アーノルド・ローベル
訳: アーサー・ビナード
彩色: エイドリアン・ローベル

出版社: 長崎出版
アーノルド・ローベルは、コルデコット賞を複数回受賞している20世紀アメリカを代表する絵本作家の一人。
既に1987年ニューヨークの病院で他界しているのですが、リンカーンセンターで追悼の会が行われています。
「ふたりはともだち」は小学校の教科書にも掲載されています。

この作品は、そのアーノルド・ローベルの新刊です。
最後に実娘で絵に彩色を施したエイドリアン・ローベルが、この作品誕生秘話を明かしています。
アーノルド・ローベルが知人に送った絵本がオークションにかけられ、それを入手したジャスティン・シラーという絵本コレクターが連絡してくれたのがことの発端なのです。

実に1960年代の未発表の作品に、娘が彩色して新刊として世に出たという非常に貴重な作品と言えるのです。
しかも、カエルとヒキガエルを描いたのは、この作品が最初というのですから驚きです。

作品は、10のショートストーリーが集められたもの。
詩とも言える文章が添えられたもので、他愛もない話ではあるのですが、作品の生まれた背景を思うと、何度も読み返さずにいられませんでした。
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