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ジュンイチ

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なかなかよいと思う 親として反省させられる絵本  投稿日:2010/08/01
だれか、あそんでくれないかな
だれか、あそんでくれないかな 作: ウルセル・シェフラー
絵: ウリス・ヴェンゼル
訳: いぬい ゆみこ

出版社: 評論社
表紙の小熊の寂しそうな表情に惹かれて読みました。

物語は、冬眠から小熊だけ早く目覚めることから始まります。
親熊も起きると、家を作ることになるのです。
親熊が家を作り、手持ち無沙汰な小熊も自分で小枝を集めて小さな家を作ります。
小熊は作った家が完成したので、親熊に見せようと声をかけるのですが、返ってきた言葉が、
「うん、あとでね、いまはいそがしいから」

どこかで聞いたことのある言葉です。
それで、小熊は遊んでくれる仲間を探しにいくのです。
最後は、小熊が「ちょっとまって。いま、いそがしいんだ」という場面もあって、なかなかのストーリー展開だと思います。

小熊に自分自身を投影して読むことが出来る絵本なので、読み聞かせには最適でしょう。
熊の絵本って、暖色系のものが多いのですが、この作品もご多分に漏れず暖色系の色調で、読み手を包み込んでくれるような作品だと思います。
また、親としての教訓のある絵本だと思います。
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なかなかよいと思う 味わい深い絵  投稿日:2010/08/01
ちいさなひつじフリスカ
ちいさなひつじフリスカ 作・絵: ロブ・ルイス
訳: 金原 瑞人

出版社: ほるぷ出版
今回の主人公のひつじのフリスカ。
フリスカは、みんなより小さいので、チビとからかわれています。
賢いフリスカは、自分の体を大きくみせようとしていろんなことをするのですが、上手くいきません。

そして、ある事件が起きるのですが、フリスカの体の小ささが奏効してヒーローとなるという納得のエンディングです。

決して上手い絵ではないと思うのですが、味わい深い絵です。
特に表情が良いと思います。

ロブ・ルイスの作品は、いつも1つのテーマに基づいています。
小さいことは決して卑屈になる必要はないということが、ひしひしと伝わってくるはずです。
今回の作品も成る程と頷けるもので、派手さはありませんが安心して読みきかせできる作品だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 絵が味わい深い  投稿日:2010/07/31
イソップえほん いなかのネズミとまちのネズミ
イソップえほん いなかのネズミとまちのネズミ 作: 蜂飼 耳
絵: 今井彩乃

出版社: 岩崎書店
イソップ物語を、岩崎書店が新シリーズとして発刊したものの第ニ巻。
みんなお馴染みの「おおかみがきた」「うさぎとカメ」「ライオンとネズミ」が既刊になっています。

お話自体はご存知のとおりなのですが、絵がやはり良いです。
キャンバス地に描かれた絵は、構図が抜群に素晴らしいもの。
最初みると、一寸地味な色調ではあるのですが、何回か見るうちに味わい深さが感じられてくるから不思議です。
描いた今井綾乃さんは、ボローニャ国際絵本原画展にて何度も入選しているというのも頷けます。

都会と田舎という普遍的な題材は、いつの世でも通用するもの。
話自体はもちろん、それに相応しい絵なので、是非ともオススメしたい絵本です。
こうした絵本が新シリーズとして発刊されることは、とても好ましいことだと思います。
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なかなかよいと思う 精緻な絵が秀逸  投稿日:2010/07/31
たのしいたてもの
たのしいたてもの 作・絵: 青山 邦彦
出版社: 教育画劇
作者である青山邦彦は、絵本作家としては異色の経歴の持ち主。
早稲田の理工学部建築学科、同大学院過程を終了後、建築設計事務所を経て絵本作家になっています。

その経歴に裏付けられた絵は、精緻と言う言葉がぴったり。
一見の価値のある絵だと思います。

お話は、つくりかけのマンションが、どうしてちゃんとしたたてものになれないのだとうと、悩んでいるシーンから始まります。

そこに登場した人が、「自分で部屋を作りたい人がここに住めます」という看板を掲示してから、様々な部屋作りが展開します。

でも、それぞれの部屋は良いのですが、共有部分が問題です。
そこで、最初に看板を立てた人が、みんなで一緒に作ろうと提案して、見事に家は一挙に完成に近づいていくのです。

子供の頃って、秘密基地に憧れるものですが、それを家に替えたようなストーリーなので、心が惹きつけられること間違いなしです。
夢を掻き立てられる絵本と言えると思います。

一寸残念なのは、絵本のサイズ。
B5位の大きさしかないので、大型の絵本でもっと絵そのものを楽しみたいと思いました。

親も楽しみながら読み聞かせることができる絵本としてオススメします。
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なかなかよいと思う 一粒で二度美味しい作品  投稿日:2010/07/19
おはよう・おやすみ
おはよう・おやすみ 作: シャーロット・ゾロトウ
絵: パメラ・パパローン
訳: くどう なおこ

出版社: のら書店
シャーロット・ゾロトウの1971年の作品で2004年に邦訳されています。

一番の特徴は、おはようとおやすみの2つの作品が一冊に収まっているということ。
裏表紙がない作品なのです。

ストーリーはほとんどない、朝の一瞬、夜の一瞬を描いたものなのですが、そのリズム感が抜群です。
それと、色鮮やかな絵が、目を惹きつけます。

一粒で二度美味しい作品で、ファーストブックにオススメします。
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自信を持っておすすめしたい 擬人化された絵が秀逸  投稿日:2010/07/19
さあ、ひっぱるぞ!
さあ、ひっぱるぞ! 作: ケイト・マクマラン
絵: ジム・マクマラン
訳: さくま ゆみこ

出版社: 評論社
表紙の絵を見て、おそらく1960年代の古き良きアメリカの作品の復刻かと思ったらさにあらず。
何と、2003年のマクマラン夫妻の作品でした。
このタグボート、小さい頃に慣れ親しんだ記憶があって、非常に懐かしい感じで読みました。

タグボートの躍動感溢れた絵は、ちびっこであることもあって子どもの心をとらえることでしょう。
周りの大きな船とか自動車とかも、とても上手く擬人化されているので、絵を見るだけで楽しい気持ちにさせられます。

但し書を見ると、ボストンのタグボートをモデルにしているとのことで、今も活躍しているのかと思うと、わくわくしてきます。
乗物好きの子どもには、是非読み聞かせして欲しい作品だと思います。

本書の前作の『さあ、たべてやる』も読んでみたくなりました。
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自信を持っておすすめしたい 精緻な絵が素晴らしい  投稿日:2010/07/19
ぼうし
ぼうし 作・絵: ジャン・ブレット
訳: 松井るり子

出版社: ほるぷ出版
絵を見ると、どう見ても北欧の作品と思ったのですが、作者はアメリカ・マサチューセッツ州にお住まいとのこと。
但し書に、デンマークのフェン島への旅行したときのスケッチが活かされているとあり、なるほどと納得できました。
また、はりねずみと同居していて、その実話が元になっているようです。

お話は、はりねずみのハリーが、物干しから飛ばされてきたくつしたを見つけるところから始まります。
ハリーがはなを突っ込んだら、針が刺さって取れなくなってしまうのです。

その姿を見た動物達に、ハリーは色々な言い訳をするシーンが続き、やっとのことで女の子に外して貰います。
その後のエンディングが良く出来ていて、昔話を見ているような気持ちになりました。

何と言っても、丁寧に描かれた絵が素晴らしい。
構図も額縁になっている懲りようで、さらに右側には次に登場する動物達が描かれていて、上段には、物干しの様子もあったりして、色々な楽しみ方が出来る作品です。  

まさに読み聞かせには相応しい絵本だと思います。
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なかなかよいと思う 宮西ワールドの新作  投稿日:2010/07/19
かぶと四十郎 夕陽のカブトマンの巻
かぶと四十郎 夕陽のカブトマンの巻 作・絵: 宮西 達也
出版社: 教育画劇
前作で、かぶと三十郎は死んでしまいました。
最後に土の中に元気に育っている子供達というくだりがあったことから次回作を期待していたところ、このかぶと四十郎が発刊されました。

でも、この息子の四十郎は、お父さんが誉められるのに辟易してしまって、悪さばかりしてしまうのです。
反抗期の子供のような描かれ方ですが、ある事件によって、四十郎は改心して三十郎のような生き方を選ぶのです。
その改心に至る場面は、宮西ワールドならではのもの。
ワンパターンではありますが、やはり引き込まれてしまいます。
三十郎は2作で終了しましたが、四十郎は長く続きそうな予感がするので、今後が楽しみです。

ただ作品自体は、宮西さんの他の作品群に比べると、心の琴線に触れるというレベルまでは達していないので評価は四つ星にしました。
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ふつうだと思う 絶妙なバランスの絵が秀逸  投稿日:2010/07/19
アヒルだってば!ウサギでしょ!
アヒルだってば!ウサギでしょ! 作: エイミー・クローズ・ローゼンタール
絵: トム・リヒテンヘルド

出版社: サンマーク出版
絵本に登場するのは、一匹(羽)の動物(鳥)
アヒルにも見えるし、ウサギにも見えます。

それを外から見ている二人が、それぞれの視点から主張するという面白い構成になっています。
どちらかと言うと、アヒルにしてはくちばしが長過ぎる気がしないではありませんが、結構興味を抱かせる内容だと思います。

最後のアリクイとブラキオザウルスは、絶妙のバランスの絵です。
ただ、アリクイの姿形って一寸馴染みがないので、子どもにとって直ぐ思い浮ぶかは疑問です。
絵本なので、1つのものを引っぱるより、数多くの事例を出して貰った方が楽しめると思います。
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なかなかよいと思う 相変わらずキャラクターは魅力的  投稿日:2010/07/18
ジャッキーのはつこい
ジャッキーのはつこい 絵: あだち なみ
文: あいはら ひろゆき

出版社: ブロンズ新社
「くまのがっこう」は山の上の寄宿舎でくらす12ひきのくまのこたちのお話。
絵本は、2002年8月の発売以来、85万部を超える人気シリーズとなっており、フランスや台湾で海外出版されています。

今回の作品は、「くまのがっこう」から数えて記念すべき10作目。
北極にすむ大好きなデイビッドから手紙がくるシーンから始るのですが、舞台の中心は北極。
初恋相手のデイビッドが白熊というのがミソ。

ちょっと胸がキュンとするシーンもあって、ジャッキーファンにはたまらない作品だと言えるでしょう。

最後の別れでジャッキーは泣いてしまうのですが、迎えに来たおにいちゃんがピンチに陥っているのを見て、おかあさんがわり(のつもり)の血が騒ぎ元気になってしまうというのが、いつもながらに楽しい部分です。

シリーズものとして水準は高い作品で、特に女の子にオススメします。
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