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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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ふつうだと思う パステル調の絵が良い  投稿日:2009/08/26
ふるるるる
ふるるるる 作: 武鹿 悦子
絵: 末崎 茂樹

出版社: フレーベル館
絵は、わんぱくだんシリーズで知られる末崎 茂樹さん。
パステル調の絵は、春の桜の季節を描いたこの作品に実にマッチしています。

「ふるるるる」という題に惹かれて読んでみたのですが、遊びの名称とは分かりませんでした。
お話は、山の動物達が、仲良く遊ぶ様子を描いているというものなのですが、特に主だったストーリーがある訳ではなく、絵を見て楽しむという類の絵本といったところだと思います。

あえて言えば、動物好きなお子さん向きの絵本です。
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なかなかよいと思う ブルーカンガルシリーズの最終作品  投稿日:2009/08/26
おめでとう、ブルーカンガルー!
おめでとう、ブルーカンガルー! 作・絵: エマ・チチェスター・クラーク
訳: まつかわ まゆみ

出版社: 評論社
我家で大人気のブルーカンガルーシリーズですが、この7作目で一先ず終了とのこと。
リリーとブルーカンガルーのやり取りが絶妙で、いつも楽しみにしていたのですが、寂しい限りです。

今回は、リリーとブルーカンガルーの誕生日会のお話です。
リリーとブルーカンガルーって誕生日が一緒だったんですね。

女の子が多く集まった誕生日会では、一面がピンク。
そこにブルーカンガルーの青は、一際映えます。
でも、逆にブルーカンガルーは自分だけ青であることに劣等感を抱くのです。

そんなブルーカンガルーの気持ちをリリーは汲み取るのです。

7作目にして、リリーは本当に成長しました。
やはり、作者がこの作品で終了したいとの意向は、リリーが成長したという現実からすると当然のことなのかも知れません。

絵本とともに成長する主人公を読み比べてみるのも、とても楽しいことだと思います。
是非、シリーズで読んで欲しい作品です。
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自信を持っておすすめしたい ドン・フリーマンの新訳です  投稿日:2009/08/26
ダッシュだ、フラッシュ!
ダッシュだ、フラッシュ! 作・絵: ドン・フリーマン
訳: なかがわ ちひろ

出版社: BL出版
ドン・フリーマンの1973年の作品ですが、1978年没ですから晩年の作品になります。
日本訳は、2009年が初版となっていますが、最近ドン・フリーマンの作品の出版が続き、うれしい限りです。

お話は、働き者の奥さんと、怠け者の亭主という設定のダックスフントの夫婦がいて、奥さんが亭主に働いてくださいと物申すところから展開します。
まるで、人間社会そのもので、日本もアメリカも、時代を超えて同じことってあるのだと思わずにはいられません。

怠け者の亭主は、一気に変身するのですが、あるとき、また元に戻ってしまったときに、事件が起きるのです。
そして、素晴らしいエンディング。

それにしても、ドン・フリーマンは、どうしてこんなにも心温まる作品を作ることができるのでしょうか。
古い作品で絵の色数も少ないのですが、読み手を決して飽きさせることなく最後までひきつけます。

この安堵感は、彼の作品ならではのものでしょう。

文章は長いかも知れませんが、オススメしたい一冊です。
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なかなかよいと思う 楽しさが盛り沢山の絵本  投稿日:2009/08/23
ガシガシねずみくん−子(ねずみ)
ガシガシねずみくん−子(ねずみ) 作・絵: 五味 太郎
出版社: クレヨンハウス
五味 太郎さんの「干支セトラ絵本」シリーズの第四弾。
干支の12匹のどうぶつたちが登場し、楽しくユーモアあふれるストーリーが展開するもので、既に12冊発刊されています。

ねずみくんは、ガシガシ噛むと何でもわかってしまうという設定なのですが、ガシガシという繰り返し音は、子供にとってたまらないでしょう。
そして、何とも言えない五味さんの描く動物たちの姿は、心をとらえて離さないはず。

巻末にはペーパクラフトの付録もあって、二度楽しめます。

干支の勉強にもなり、シリーズ読破したくなること間違いなしの五味ワールドが満喫できる作品です。
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なかなかよいと思う ほのぼの感が素敵な絵本  投稿日:2009/08/22
おばけのかんづめ
おばけのかんづめ 作・絵: なかや みわ
出版社: ブロンズ新社
「そらまめくんシリーズ」や「くれよんのくろくん」で人気のなかやみわさんの作品です。
おばけのかんづめシリーズの第一弾。

いつもながらにほのぼのとさせてくれる、なかやさんの絵が主人公のくよくよのキャクターにまさにピッタリ。
おばけのかんづめという発想も○。

お話は、怖がりのくよくよが、おばけのぽぽと成長していくというストーリーなのですが、話が飛びすぎの感があります。
おそらく、子供だと理解しにくいのではないか?という気がしました。

最後にオチもあるのですが、ストーリーが詰め込み過ぎの感が否めず、他のなかやさんの作品に比すると、物足りなさが残りました。

ストーリーよりも、なかやさんの絵を純粋に楽しむという絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 大人の絵本  投稿日:2009/08/22
おとうさん
おとうさん 作: シャーロット・ゾロトウ
絵: ベン・シェクター
訳: みらい なな

出版社: 童話屋
シャーロット・ゾロトウの1971年の作品で2009年に翻訳された作品です。
原題は「A Father Like That」

ありきたりの話を想像していたのですが、さにあらず。
何と言っても始めの一頁が全てです。
「ぼくには とうさんがいない。
 ぼくがうまれたとき
 とうさんは もういなかった。
 かあさんが はなしてくれた とうさんは
 おとこらしく りっぱだ。
 もし いきていれば
 こんなとうさんだ。」

次のページからは、息子がりっぱなとうさんの話を続けていくのですが、本当に身につまされるシーンが目白押しです。
こんな風に息子に思われるおとうさんでありたいと、正直言って目頭が熱くなる思いで読みました。

そして最後の頁も秀逸です。

絵本の範疇を超えている作品で、おとうさんに是非読んで頂きたいと思います。
大人の絵本としてオススメです。
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なかなかよいと思う せなさんらしい作品  投稿日:2009/08/22
かみなりのおやこ
かみなりのおやこ 作: せな けいこ
出版社: 童心社
数あるせな けいこさんのおばけ絵本の一冊。
何と言っても、その独特な貼り絵と、雷の家族のキャラクターが素敵です。

今の子供に雷様って言ってもあまりピンとこないかも知れませんが、この絵本を読めば、とてもイメージし易いのではないでしょうか。

お話は、雷のお父さんが仕事に行くときに、子供を連れて行ったら、下界に落ちてしまい、大きく話は展開します。
そこで出会ったのが、なんと虎という設定がミソ。

しっかりとしたオチで笑わせてくれます。
でも、通常のせなさんの読者である小さいお子さんだと一寸理解しずらいかも知れません。

それにしてもこの終わり方ってあり?って最初思いましたが、逆にこの余韻が楽しめる気がしました。

ほのぼのとした読後感が楽しめる絵本です。
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自信を持っておすすめしたい ポットくんシリーズのコンビの作品  投稿日:2008/11/16
いちごとおひさま
いちごとおひさま 作: 真木 文絵
絵: 石倉 ヒロユキ

出版社: Gakken
我家で大人気の「ポットくんシリーズ」の真木 文絵さん、石黒 ヒロユキ夫妻の2007年の作品です。

今回の主人公は、3つのいちご。
そのキャラは、ちびいちご、さんかくいちご、まるまるいちご。
いちごと言うには、少し変という気がしないでもないですが、そこは、石黒さんの作風からいくと納得のいくもの。

その3つのいちごの冒険物語が今回の作品になります。
途中、鳥に食べられそうになったり、山から転げ落ちたりと、見所は沢山あり、「ポットくんシリーズ」とは違った感じで楽しめました。

でも、そこは、
「おひさまの ひかりを もらわないと いちごたちは あかく なれないのです。」
というくだりがある通り、植物に関する知識も盛り込まれているのが、お二人らしいところでしょう。

どこか昔話を彷彿させる飽きることのないオススメの絵本です。
幼稚園から小学校低学年まで、幅広い層が対象になると思います。
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自信を持っておすすめしたい ぐりとぐらが好きな子に是非読んで欲しい  投稿日:2008/11/16
そらいろのたね
そらいろのたね 作: 中川 李枝子
絵: 大村 百合子

出版社: 福音館書店
1967年1月の初版で既に196万部の売上を誇る大ベストセラー。
「ぐりとぐら」シリーズと同じメンバーによる作品ですが、全く同じ月の初版です。
「ぐりとぐら」は、396万部を超える部数を誇りますが、「そらいろのたね」は単品であるのに対して、「ぐりとぐら」はシリーズ化されており、その差異も興味があるところです。

物語は、主人公のゆうじが自分の模型飛行機と、きつねのそらいろのたねを交換するシーンから始まります。
さるかに合戦の、かにとサルを彷彿させるシーンです。

そこからの展開が最高に愉快です。
なんと家が育つのですから。

こうした展開は、子供心にはたまらないはず。
自分の基地って誰しもが欲しくなった記憶があるのではないでしょうか。
それから家がどう育つかはお楽しみなのですが、ぐりとぐらをはじめとして、お馴染みの動物達が登場するのも楽しめるところ。

最後にきつねが、またゆうじのところに来て、交換するのですが、やっぱり欲張りとか独り占めは良くないという教訓もあって、文句なしにオススメ出来る一冊となっています。

絵本としての魅力が満載されていて、読み続けられるのも納得できる一冊です。
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なかなかよいと思う 1900年の機関車事故の実話  投稿日:2008/11/16
あこがれの機関車
あこがれの機関車 作: アンジェラ・ジョンソン
絵: ロレン・ロング
訳: 本間 浩輔 本間 真由美

出版社: 小峰書店
読み終えた感想は、一言で言って絵本の域を超えているということ。
その読後感の余韻は、クリス・ヴァン・オ−ルズバーグの作品を読み終えた時と同じような言い知れぬものがありました。

訳者のあとがきに下記の通りのコメントがあります。

『広大なミシシッピのデルタ地帯、20世紀初め、ミシシッピ州キャントンとテネシー州メンフィスを結ぶイリノイ・セントラル線で、ジョン・ルーサー・ジョーンズが運転するキャノンボール号が走っていた。
線路沿いの綿花畑で、黒人達は長時間働いていた。
この綿花畑で働く大勢の大人や子供達にとって、猛スピードで北へ向かって走るケーシーの巨大な機関車の姿と、トレードマークの長く鳴り続ける汽笛の音は希望の象徴だった。

加えて、この時代にアイルランド人のケーシーが、黒人のシム・ウェップを助手として一緒に働いていた事実は、かつての奴隷制度により痛手を受けた人や、アメリカ人として対等に扱われることを求めていた人たちの希望を膨らませたに違いない。

それゆえ、1900年4月の嵐の夜に起こった衝突事故でのケーシーの悲劇的な死は、稀有のヒーローだっただけに、市民権を与えられていなかった黒人コミュニティーに強い衝撃を与えたことは無理もない。』

そんな背景があって、実話を描いた作品です。
機関車を描いた絵本ですが、一般で考える機関車の絵本とは一線を画する作品だと言えるでしょう。

根底に、希望を持って生きることの大切さを訴えかけてくるような作品です。
その絵は、とても重厚であって、深い背景を正に象徴しているような作風だと言えると思います。
文章の語り口も、心に響いてくるもので、叙情的ですらあると言えます。

対象は、小学生中学年以上とありますが、本質を知るには中学生くらいからでないと理解出来ないかもしれません。
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