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いちょうの実に託された秘密
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投稿日:2014/07/01 |
いちょうの実はみんな一度に目を覚ましました。今日は確かに旅立ちの日です。この日を悲しんで、いちょうのおかあさんは、扇型の金色の髪の毛を昨日までにみんな落としてしまいました。子どもたちは、旅立ちの日に、あれこれとおしゃべりをして、準備をしています。楽しみにしている様子、不安でたまらない気持ち、思うように準備が進まないなど、それぞれの気持ちが、会話から伺えます。でもおかあさの声はまるっきり聞こえてきません。子どもの気持ち、親の思いが、痛いほど伝わってきます。やっぱり宮沢賢治って人は、すごい人です。
そして、いちょうの実が落ちたあと、木に残っていた一枚のコート、『ここにあったんだね。』
以前、いちょうの木が街路樹の道を、秋に車で走る時は、運転に気をつけなさいと母に言われたことを思い出しました。落ちたいちょうの実を子どもが拾っているかもしれないからだと…子どもの気持ち、親の思いが胸にしみました。
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迫力満点!
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投稿日:2014/07/01 |
お話の始まりから、なんとなく独特な雰囲気が漂い、切々と読み上げられる言葉に、とてつもなく寒い場所の様子が伝わってきます。
ベーリング行きの列車に乗り込む乗客たちの特徴を、また堀川さんが適切に描かれていて、迫力満点です。耳慣れない動物たちの名前を何度も読み直し、顔の赤い太った男の口から出る、余りにもでっかい言動には、ちょっと呆れてしまいました。そして、少し雰囲気の違う青年の存在も、このお話の行く末を匂わせます。
宮沢賢治氏の、深い童話の世界は、大人も充分に楽しめます。
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驚きとしか言えません
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投稿日:2014/07/01 |
鳥の巣のいろいろな姿を見ることができます。
小さな体で、我が身、我が子を守るための知恵を集結させた形には、もう驚きという言葉しかないです。
何を使って、どんなところにどうやって作るのかも、本当に芸術的で、不思議な気持ちになりました。世界中のあちこちで取材をした著者の、細かに描かれた鳥の巣の精密、緻密さにも注目です。
生きていくものの知恵と、自然の不思議を強く感じました。
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よく耐えてるね
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投稿日:2014/07/01 |
ある死火山のすそ野に、稜(かど)のあるたくさんの石どもがいました。その中に、他の石に『ベゴ』と名付けられた、卵のような形をした石がありました。稜がないため馬鹿にされる毎日でした。また、その言葉が、ひとつひとつ心につき刺さるのです。でも、その石はいつも穏やかに笑っているだけ。おいおいそこまで言うか、くらいの罵詈雑言です。それが、石だけにとどまらず、蚊やコケにまで・・・
読んでいて辛い気持ちになりましたが、ひとりだけ形が違うその訳も分かったところで、新しい役目が訪れたのです。これは、望んでいたのでしょうか。コケたちは、彼が残してくれた歌を歌ってくれるのでしょうか。石たちの表情まで、見事に表しています。題名といい、作者の目の付け所が、なかなか風変わりで、じっくり時間をかけて、繰り返し読んでみたいと思いました。読むたびに、視野が広がりそうな気がします。
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何が大切か?
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投稿日:2014/07/01 |
少年はアメリカ大陸の人里離れた土地で、ひとりぼっちで楽しく暮らしていた。古い地図をたよりに宝探しをしたり、化石をみつけたりしていた。ところがある日、不思議なおじさんが現れて、少年の生活は一変した。
こんなに変わってしまうのかと思うくらい、いわゆる土地開発なるものがあった。それで、いろいろな人との出会いがあって、少年は新しく学ぶこともあるのだが…
読んでいきながら、夢を見ているのでは、まさかこんなことになるはずはないだろうと、期待をしながら読んでいる私がいた。そして、少年が選んだ生き方とは…
大きな絵本で、そのテーマも大きいと思った。少年の新しい生き方を気にしながらも、開発した土地のその後も気になるお話だった。
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悲しい現実があった
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投稿日:2014/07/01 |
日本とアメリカが戦争をしていた頃、アメリカに住む日本人や日系人は強制収容所へ送られたそうです。国籍はアメリカ人なのに、流れていた血は日本人だから…戦争は、本当に多くの人を残酷な運命へと導いていきました。住む家を追われ、父親とは離ればなれ、大切な友だちとの間も引き裂かれたエミの気持ちを考えると、本当に切なくなります。過酷な運命の真実を、淡々とした表現で伝えることで、読む側も冷静に受け止めることができます。そこにいなくても、そこになくても、大切なものは何かにも気づかされました。
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がんばれ、いっち!
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投稿日:2014/06/30 |
今度のお仕事は、おまわりさんです。強くて優しい働き者のおまわりさんが、村のみんなのために一生懸命働く姿が、とてもわかりやすく描かれています。前回までのぼうし屋さんも、パン屋さんのおかあさんも、登場していて、その姿を発見でき、懐かしいシーンが蘇ってきました。
ある日、おまわりさんに助けられたいっちは、自分もおまわりさんになりたいと、日々いろいろな努力をして、子どもおまわりさんと言われ、すっかりその気になってしまいました。いっちの願いは叶うのかな。
お話以外にも、楽しめる要素がたくさん詰まっています。親と子、それぞれの立場から感じることもあると思います。
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楽しさ満載
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投稿日:2014/06/30 |
のっぽのぽー、ちいさなちい、くるくるまきげのくりんはどんぐりむらのぼうし屋さんです。ところが、あまり売れません。村のどんぐりたちは、ひとつあればいいというので、一度買ったお客さんはもう買わないのです。そこで、みつぶは、どんぐり町まで出かけていくことにしました。
それにしても、どんぐりの帽子の形がバラエティにとんでいて、びっくりです。細かい絵もさることながら、表現がとても面白い。三人ではなくて、みつぶ…そして、誰ひとりではなくだれひとつぶ…こだわりますね、まさにどんぐりの世界です。
町でのお仕事もなかなかうまくいきません。やっと来たお客さんは、どんぐりではなくどうぶつたちでした。ところが、そのお客さんに、あるヒントをもらうのです。
仕事をすることの大変さ、そして、大切なこと、得るものと、この小さなどんぐりたちが教えてくれます。親子で読みながら、それぞれの視点で楽しむことができます。最初から最後まで、楽しむ要素が盛りだくさんです。
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先生のお仕事
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投稿日:2014/06/30 |
みんながよく知っている園の様子そのもので、とても身近に感じることのできるお話だと思います。登園の様子、みんなで歌を歌ったり、お部屋で遊んだり、外に出るときには帽子をかぶって…どの場面も、みんなが知っていることばかりです。そしてみんなで取り組んだ、大きな園の行事も、このシリーズならではのテーマで、目の付け所が素晴らしいと思いました。
また、今回の登場どんぐりたちの多いことにも感動です。それぞれの個性、キャラクター性あふれる描き方に、またまた感動です。
今回もまたどんぐり新聞あり、家族の紹介ありで、何度も繰り返し楽しむ要素満載の一冊だと思います。
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家族みんな、頑張ってるね
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投稿日:2014/06/30 |
どんぐりむらのおしごといろいろものがたり、第2弾は、パン屋さんです。パン屋さんは、朝早くから働いています。朝、焼きあがると、お客さんの行列ができます。お家の中では、子どものこっぺとくっペが朝ごはんを食べています。その横では、おかあさんが、忙しそうに出かける準備をしています。こっぺとくっぺを保育園に送ります。共働きの家庭の忙しい朝の様子です。おとうさんとおかあさんは、休む暇もなく働いています。その姿を見ている子どもたちは、寂しいけれど、とった行動は、なかなかのものでほろりとさせられます。子育てと仕事の両立の難しさを伝えながら、その中で育っていく家庭の様子も伝わってきます。
多くの要素が詰まっています。さらに、遊びの要素もあり、いろいろな楽しみ方ができる一冊です。
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