話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ
新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

TOP500

アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

  • Line
自己紹介
 
好きなもの
 
ひとこと
 

アダム&デヴさんの声

2321件中 1081 〜 1090件目最初のページ 前の10件 107 108 109 110 111 ... 次の10件 最後のページ
自信を持っておすすめしたい こんな風に考えると夢があり楽しくなります  投稿日:2010/10/21
かしこい さかなは かんがえた
かしこい さかなは かんがえた 作・絵: クリス・ウォーメル
訳: 吉上 恭太

出版社: 徳間書店
 「カッチョマンがやってきた!」の訳の吉上先生の翻訳作品でしたので、期待して読みました。
 語りかけるような優しい文体。
 まるで、パパに話してもらっているよう。
 
 確かに私たちのご先祖は、海から陸へあがってやって来ました。
 でも、こんなことは考えたこともなかった。
 こんな賢い魚がいたのかも、って考えると夢があり楽しくなります。
 と同時に、良くぞ『陸にあがりたい!』と考えてくれたと感謝したくなります。

 絵本ならではのこの賢い魚の魅力に笑ってしまいました。
 歌って踊れて、絵は上手く詩も作れちゃう、っていうところでフハハハです。
 色とりどりで、さまざまな特徴をもった周囲の魚たちも個性的で、みんな違うってことが素敵に見える。

 そして、説得力のあるラスト前の見開き。
 圧巻です。
 わかり易いのひとこと。
 学術的に捉えずに、軽い気持ちで入り込める作品です。
 小さいお子さんも、理解できるかと思います。

 何千万年もの時の流れ、生物の進化のいとなみが、心のなかにふわーっと大きく広がる・・・
 という、カバー折り返しの文章そのままの秀作でした。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ラストがとにかく上手い!  投稿日:2010/10/21
アンガスとあひる
アンガスとあひる 作・絵: マージョリー・フラック
訳: 瀬田 貞二

出版社: 福音館書店
 「100まんびきのねこ」のワンダ・ガアグと共にアメリカの絵本の基礎を築いた作家さんだそうです。

 子犬のアンガスへの視線の優しいこと、犬好きなかたなんでしょうね。
 子犬の好奇心を漏らすことなく捉え、この上なく魅力的に各見開きで描かれています。

 目に付いたものは近づき触れてみたくなる、興味関心の旺盛さ。
 先にどんなことが起きるかなんて、思いも及ばない幼さ。
 なにもかもが、新鮮な出会いであり出来事ばかり。
 刺激ある生活でしょうね。

 幼い子どもが、朝起きると共に、ワクワクしている気持ちに近いのでしょうね。

 ラストがとにかく上手い!
 読者をクスリ!とさせる読後感の優しい余韻。

 アンガスの魅力のとりこにさせられました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 私も将来有望な強突張りばあさんかも  投稿日:2010/10/20
金のさかな
金のさかな 作: アレキサンドル・プーシキン
絵: ワレーリー・ワシーリエフ
訳: 松谷 さやか

出版社: 偕成社
 絵本の楽しみは、ストーリーもありますが、素敵な絵に出会う事でもあります。
 この作品はまさに、絵の魅力にまず惹き付けられました。
 出会ってしまった!
 私好みの素敵な絵です。
 こんな絵で読みたいと思える作品でした。
 
 ロシアの民話だそうですが、おじいさんとおばあさんが出てくるとやはりロシアでも、おばあさんの方が性悪で強突張りなんですね。
 魚獲りをするおじいさんが、助けた金のさかな。
 「お礼をするから、望みを」と言われても、何も求めず海へ返してやるおじいさん。
 ここで「えっ、なにも?」って思った私は、十分将来有望な強突張りなおばあさんかも。

 家へ戻り、この話にいらだち注文をつけるおばあさん。
 おばあさんの言いなりで青い海へ戻り、金のさかなをおじいさんがを呼ぶと、さかなはおじいさん(おばあさん)の望みを叶えてあげます。
 望みが叶い喜ぶと思いきや、おばあさんの欲望は膨れていく一方。
 この強欲さに呆れる一方、おばあさんに従順過ぎるおじいさんにもイラッとします。

 畏れ多いものの力による恩恵を、慎み深く有り難く受け入れるどころか、その畏れ多いものに成り代わろうなんて人間の愚かさを戒める読みごたえのあるお話でした。

 息子は表紙絵をみて即手に取り、「面白い絵だな〜!」と読んでいました。
 読後「ヒドッ!このおばあさん酷過ぎ!」とため息を一つついていました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ヤカちゃん役を息子に任せ  投稿日:2010/10/20
番ねずみのヤカちゃん
番ねずみのヤカちゃん 作: R・ウィルバー
絵: 大社 玲子
訳: 松岡 享子

出版社: 福音館書店
 楽しい幼年童話です。
 ドドさんという人間の家に4匹のこねずみと住みついているねずみのお母さん。
 ドドさん夫婦に気付かれぬように、静かに静かに子育てをしてきました。ある日お母さんは、子どもたちに自立を促します。
 自立と言っても同じドドさんの家の中での事ですけれど(笑)。

 自立にあたって、お母さんは子どもたちに大切な注意をします。
 中でも大切なのは、けっして音を立ててはいけない事。
 ねずみがいるとドドさんたちにわかったら、ねずみ獲りをしかけられるから。
 そこでお母さんは、ねずみ獲りに引っかからないようにと、注意を歌で伝授。
 「猫に注意」も歌で。

 こそこそ話すお母さんに小さな声で応える3匹のこねずみ。
 でも、ヤカちゃんはとにかく大きな声「わかったよ。」と応えます。
 全然わかってないじゃん。と、つっこみを入れたくなるこの楽しいやりとりの繰り返し。
 でも、大きな声が功を奏し、・・・。

 ちょっと長いので、2年生くらいから一人読みができそうです。
 でも、我が家ではヤカちゃん役を当時6歳の息子に任せ、一緒に読んで盛り上がりました。
参考になりました。 4人

自信を持っておすすめしたい タイトルが効いているな〜  投稿日:2010/10/20
ほなまた
ほなまた 作・絵: こしだ ミカ
出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
 木の山の恵み、きのこのお話です。
 絵が迫力があります。
 土の上ばかりか、土の中の命の営みも描かれいます。

 おじいさんが、孫息子を連れてきのこ採りにやてきました。
 かごいっぱい採れて、帰ろうとするおじいさんに、「まだいっぱいあるやん。・・・。」と孫が言うと、「たべるだけとったらええんや。あとは、またらいねん」て言うおじいさんの言葉が素敵でした。
 そうなんですよね。
 これを近頃の人は忘れてるな〜って思いました。
 山の恵みは、人間だけのものじゃないんですよね。
 春の味、たらの芽なんか根こそぎ掘って持ち帰る輩がいるとか。
 まったくもってけしからん。
 山菜採りの名人は、今際の際にもお宝の場所を息子にすら明かさないというから、人間って欲張りだな〜って、思います。
 
 このおじいさんに、大人も学びたいですね。
 読後、タイトルが効いているな〜と改めて思いました。 
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 親子で当てっこするのも楽しそう  投稿日:2010/10/19
ぼくなにをたべてたかわかる?
ぼくなにをたべてたかわかる? 作・絵: 宮西 達也
出版社: 鈴木出版
 果物が識別できるようになった小さいお子さん向けの作品です。

 見開き右が4コマ割で、ゴリラ君が何かを食べています。
 見開き左一面にお皿に皮など乗っけて、タイトルの台詞。
 親子で、なに食べたのかしらね?と当てっこするのも楽しそう。
 そして、次ページで正解の発表です。
 すべて、果物です。

 どの果物を食べているときの音も楽しいんです。
 あむあむ はみかん。
 しゃりしゃり はりんご。
 という風に。

 でもラストの音に???でしたが、開いてな〜るほど、と笑いました。
 それにしても総毛立ったゴリラ君のパニックの表情最高です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 耳を頼りに覚えた曲を吹いていたのかしら?  投稿日:2010/10/19
すずおばあさんのハーモニカ
すずおばあさんのハーモニカ 作: あまん きみこ
絵: 黒井 健

出版社: ひさかたチャイルド
 綺麗な月夜に、ハーモニカを吹くなんて素敵な趣味ですね。
 こんなゆったりとした時間をしばらく過ごしていないな〜、なんて思いながら読み進めました。
 「きらきらぼし」の音符が、みな平仮名で表現されているのがなんとも趣があります。

 おばあさんの吹くハーモニカの曲に合わせるように、外からもう一つ音色が聞こえてきます。
 おばあさんは、音を追いかけるようにすすきの野原へ行ってみると・・。

 とっても可愛いこぎつねくんでした。
 あぐらをかいているような格好でハーモニカを吹いているページは、黒井先生ならではのファンタジックな世界でした。

 おばあさんの拍手に驚いて、ハーモニカを落とし逃げ帰るこぎつねくんですが、おばあさんはその古いハーモニカを見て、・・・。

 音楽は一人で奏でるのも楽しいですが、複数で合奏する楽しみもあります。
 おばあさんのハーモニカの音色を聴き、こぎつねくんも耳を頼りに覚えた曲を吹いていたんでしょうか?

 ラストのりんどうの花が、なんとも印象に残る秋のあったかいお話でした。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい なんとも器用なしっぽです(笑)  投稿日:2010/10/19
おちばきょうそう
おちばきょうそう 作・絵: 白土 あつこ
出版社: ひさかたチャイルド
 読んですぐ、「だめだめすいか」のたっくんだぁ〜と気づきました。
 
 じいじの庭の落ち葉掃きをかってでて、張り切っているたっくん。
 そこへ、いつものたぬきくんがやって来て、「僕のほうが上手」としっぽで掃き始めます。
 なんとも器用なしっぽです(笑)。
 私もしっぽがあったら、家事がもう少し効率良くできるかしら?

 どちらも譲らず、意地になって落ち葉掃き合戦です。
 そのうち落ち葉が足りなくなって、・・・。

 だんだんエスカレートし、テンション上がりっぱなしの両者の表情がとっても可愛い。
 “落ち葉”の海が素敵でした。
 おもいっきりダイビングしたくなっちゃいますよねぇ〜。

 このあと美味しいおまけつきで、秋を満喫の二人です。
 
 秋にピッタリのお話でした。 
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 日本独特の空気感があるファンタジー作品  投稿日:2010/10/18
やまなしもぎ
やまなしもぎ 再話: 平野 直
絵: 太田 大八

出版社: 福音館書店
 民話の魅力溢れる作品です。

 典拠は?と奥付を読み驚きました。
 尋常高等小学校の当時高等2年生(11or12歳)の男子生徒の話から起こされた作品だということです。
 この少年も、祖父母からでも聞き伝えられたのでしょうか?それとも創作?
 いずれにしても長い時を経て、平成のこの時代に楽しめる幸せを感じます。

 孝行息子たちが、病に倒れた母親のために山梨をもぎに・・・。
 一番上の息子は、逸る気持ちからか森の精霊と思われるばあ様に親切もしなければ、注意も聞かず・・・。
 二番目の息子も・・・。

 このあたりで、聞き手は三番目の息子に期待を掛けて聞くことでしょう。
 
 木の切り株に座ったばあ様が繰り返す台詞や、三叉路に生えた笹の葉の風になる音(声)、あっさり沼の主にひと呑みにされる場面や三番目の息子の大立回りなど民話ならではの味わい深い作品です。

 最終ページの絵に、よかったよかった〜と声を出してしまいました。

 日本独特の空気感がある、素敵なスペクタクルファンタジー作品です。
 お話会にお薦めします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 飄々とし動じぬ山男が愉快!愉快!  投稿日:2010/10/18
きつね森の山男
きつね森の山男 作: 馬場 のぼる
出版社: こぐま社
 馬場先生の作品は、色使いが優しくゆったりのんびり気分で楽しく読めます。
 
 ねぐらを探す山男がきつね森の入り口で、兵士に化けたきつねの集団に襲われそうになります。
 馬場先生の作品にしては、物騒なお話だ事と読み進めると、なんと殿様相手にこの秋大戦争をするそうです。
 
 戦争やら要塞やらという単語にドキドキしながら読みましたが、なんでこの戦争をする事になったか、のところで大笑い。
 寒がりな殿様の横暴にも困ったものです。

 それにしても、どんな状況でも飄々とした山男の動じぬ様子が愉快!愉快!
 軍事訓練や要塞づくりの傍ら、なんで大根づくりを始めたのかしら?と思ったら、なんともお話がまあるくおさまる伏線でした。

 一人読みもできるようになった6歳の頃、息子が楽しんだ一冊です。
参考になりました。 0人

2321件中 1081 〜 1090件目最初のページ 前の10件 107 108 109 110 111 ... 次の10件 最後のページ

人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

出版社おすすめ

  • ライオン
    ライオン
    出版社:瑞雲舎 瑞雲舎の特集ページがあります!
    美しい絵と素敵な物語の古典絵本! 百獣の王となる完璧などうぶつ「ライオン」が作り出されるまでのお話。

全ページためしよみ
年齢別絵本セット