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自身に自信のない弱者の残酷な行為
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投稿日:2015/07/23 |
この作品を最後まで読んで、ルビーの親が登場していないことに気づきました。
なぜ、親が気になったかというと、自己肯定できない子はその生育歴に何らかの関係があると思うからです。
さて、ここまで病が重くなってしまうとなかなか難しいと思いましたが、ドットおばさんとの出会いで、ルビーは変わっていきます。
親じゃないんですね。(いじめについて子どもは親に語れないようです)
いじめっ子ができる過程を語るドットおばさんの言葉に納得。
人間とは、なんて弱いんでしょう。
自身に自信のない弱者の残酷な行為。
愚かなことにその行為で、他者を壊してしまうことを知らないのです。
もうひとつ残念だったのは、ルビーの担任の先生の様子。
ルビーの内面が崩壊しかけていることに気づけていないように思います。
なにげない一言で、子どもを傷つけ追い込んでしまっていることがたくさんあるのだと、改めて反省しました。
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出てくる出てくるおもいのたけ″
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投稿日:2015/07/23 |
思いの丈を吐き出したくなる思いの茸″だったんですね。
動物の子どもたちの、不満の言い合いかと読み続けていたら、
好きだっていう想いの丈″もあり、おとうさんクマの弱音・照れ屋なヤマネコのだんなさんの告白等々、出てくる出てくるおもいのたけ″。
それにしても、オンドロロン オンドロロンっていうフレーズは耳に残りますね。
さて、すっかり大きくふくれあがった思いの茸″は、洞窟を飛び出して、・・・・・・。
どうなるかと、ハラハラしたら、なんとお見事なエンディングでした。
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生きにくい世の中になりましたねぇ〜
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投稿日:2015/07/23 |
絵がまず素敵でした。
外国の作家さんなのかな?と思ったら、日本の方でした。
幼い頃から、グリム系のお話をたくさん読んできたのでしょうね。
それにしても、おおかみの役どころはいつも悪者。
なかなか悪知恵の働くダーティな存在のはずが、・・・。
絵本を閉じて考えてみれば、おおかみは、おなかを空かせ必死の思いで獲物を捕らえることに知恵を振り絞っているんですよね。
過去の先輩の失敗を絵本で学んだこの作品のおおかみは、びくびくもので獲物に近づいていきますが、・・・・・・。
それにしても、赤ずきんちゃん 足 早っ!
ビックリしちゃって、理解できませんでしたよ〜。
おおかみにとって、生きにくい世の中になりましたねぇ〜。
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エンディングが、厳しい現実を優し包んでくれ・・・
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投稿日:2015/07/21 |
「ぞうのさんすう」を手にしたことがあります。
同じ作家さんなのですね。
2004年初版ということは、ロングセラーですね。
きみが生まれた日、三人のともだちがやってきて、きみのからだのなかで
はたらきはじめた・・・・・・。
このように語りかけるような、散文詩的形式でお話は続きます。
三人のともだちは、アタマはかせ(頭)・ハートおばさん(心)・いぶくろおじさん(体)は、それぞれの持ち場で、人間の成長あるいは一生に寄り添い助けてくれているというのです。
この作品が、人間が死を迎えるまでを描いていることから、対象となる読者層を広げているのだと思います。
「ぞうのさんすう」もそうでしたが、生まれ老い死んでいく事をきちんと描き切っていることが、ハイネさんの考え方なのだなと納得します。
人生の最後に、いぶくろおじさんは・・・、アタマはかせは・・・、ハートおばさんはきみが蒔いた愛の種を育ててくれる。きみが残した愛を集めて、・・・・・・。
このエンディングが、厳しい生と死の現実を優しく包んでくれているように思います。
そして、こういう現実だからこそ、命はみな尊いのだということが、読者の心に深く伝わってきます。
高学年を対象に読んでみたいと思いました。
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描くって、こんなに奔放でいいんだ
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投稿日:2015/07/21 |
色の女王マルティナの専制ぶりには、ビックリです。
色の家臣を従えて、結構気ままなように思えます。
色に性格を持たせるという表現の方法も面白いですね。
人それぞれ、色にはイメージがあると思います。
マルティナと同じイメージの色もありましたが、異なるイメージを持った色もありました。
何より素敵だったのは、後半にマルティナと色たちが遊んでいる七つの見開きです。
描くって、こんなに奔放でいいんだって、教えられた気がします。
とても読んだ後力が湧いてくるようでした。
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のきりんさんのくわえている絵本を見て あれあれあれ〜
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投稿日:2015/07/21 |
どうぶつあれあれえほん″というサブタイトルがついていました。
表紙絵のきりんさんのくわえている絵本を見て、わたしは、「あれあれあれ〜」でした。
お誕生日にお祝いにやってきてくれた、おともだち。
ドアの小窓から見える姿で、だれが来てくれたかをあってこするんですね。
うさぎさんの登場の仕方には、ビックリでした。
あれあれ だれもいないみたいだったのは、・・・・・・。
さて主人公の男の子は、何歳のお誕生日を迎えたのかな?
ケーキのローソクを一緒に数えて、お祝いしてあげてください。
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思わず何を買おうかしら?って見入っちゃいますよ
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投稿日:2015/07/19 |
「こんやはどんなゆめをみる?」や「ピヨピヨスーパーマーケット」で、工藤先生の大ファンになってしまった私。
久々に手にしたら、やっぱり楽しい作品でした。
見ていて安定した背景描写。
そしてあったかい色使い。
丸みを帯びた登場人物たちの体形。
加えて、各見開き細部まで漏れなく丁寧に、愛情をもって作品に向かわれている姿勢が伝わってきます。
爆笑しました。ノラネコぐんだんのわるさ。
夜中に、ワンワンちゃんのパン工場に忍び込み、パンをつくちゃうんです。
だって、おいしそうですもんね。ワンワンちゃんの作ったパン。
はじめの方で出て来るんですが、思わず何を買おうかしら?って見入っちゃいますよ。
ここで、お子さんたちと読んでいたら、止まっちゃうでしょうね。
さて、お昼に盗み見していたパン作りを深夜試してみるノラネコぐんだんですが、・・・・・・。
やっぱり、おもった通りになりました。
この後のワンワンちゃんのアイディアも素敵です。
そして、そうです。忘れてはいけませんよ〜、これをしなくっちゃ!
ラストのページをご覧ください。
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どびんくんが信じていたものは自分自身だったのでは?
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投稿日:2015/07/19 |
これは、名作です!
出会えてよかった一冊です。
かなしむ かえるが おりました
なまえを どびんと いいました
という敬体の短めの文が連綿と続きます。
詩を読んでいるような、心地よいリズムで、思わず物語に入り込んでしまいました。
お話は、おいけがむらのかえるたちの泳ぎの競争に、いつも負けてばかりのどびんは、一度も勝てない負けがえるとからかわれ、しょんぼりしています。
が、悔しさや困惑の中で、冬眠もせず何かを信じ、雪解けの季節を迎えました。
そこで、どびんは、遠いやなぎがむらで、とびつき競技があることを思い出し、柳が芽吹く春を待ち、やなぎがむらへでかけます。
その道のりの、険しいこと・・・・・・。
読んでいて、着く前に倒れてしまわないかと心配しました。
この後の、期待を裏切る残酷な展開が非情にも思えましたが、・・・・・・。
ん〜〜〜、深いですねぇ〜。
結果は、後からついて来る。
どんなに真摯に向き合っていたプロセスかが、大切なのだと教えられます。
それにしても、どびんくんが信じていたものは、きっと自分自身だったのではないでしょうか。
自分自身を信じる(愛する)ことができるのは、やはりどびんくんのおかあさんの育て方にあったように思えます。
そんな子育てを私はできていたのか?と今更ながら振り返ってしまいました。
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飲み過ぎは怖いかも
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投稿日:2015/07/19 |
朝から大笑い!
何がそんなに楽しんだ?と息子が近寄って来て、読ませたらケラケラやっぱり笑っていました。
さて、お話は、男の子二人の会話。
このあいだの はなしなんだけどね。
おなかが空いてバナナを食べようと皮をむいてみたら
次ページで
チョコバナナだったんだ!
うそだあ!
この会話で「ん〜、面白い、それでそれで」って、次ページを開くと喉が渇いて、ジュースが飲みたくなったそうですが、この子の家のジュースは、・・・・・・。
いや〜、私も「うそだあ!」を連呼でした。
この後、この子のお話は、ふくらみ発展しちゃって、国外のみならず火星まで行っちゃいます。
とにかく、飲み物を飲んで、おへそが ぽんっ!で、ジュース(コーラ)が
ぴゅーっ!で、・・・・・・。″のくだりの繰り返しには笑いました。
小さな読者さんの中には、飲み過ぎは怖いかもって思った子もいるんじゃないでしょうかねぇ。
低学年で読みたいと思いました。
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食べる″って、こういうことなんだって、・・・
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投稿日:2015/07/19 |
初めて。手にした時は、外国の方の作品かと思いました。
背景が白色系でありながら、主人公のしろぶたくんが、際だち見えるのは、表情の豊かさでしょうね。
おなかの空いたしろぶたくんが、赤・黄・緑と色彩の鮮やかなフルーツを食べると、おなかにその色が入り込んだ様子も綺麗です。
食べる″って、こういうことなんだって、小さい読者さんは再認識できることでしょう。
そして、さらにしろぶたくんが紫色のフルーツを食べ、・・・・・・。
石鹸は食べちゃだめって解っているお子さんは、身を乗り出すんじゃないでしょうか?
ここから、もう一つ素敵な展開があります。
未就学児向けの楽しい作品でした。
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