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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい 私がこの子らの母親ならどうするだろう?  投稿日:2011/10/20
じゃがいも畑
じゃがいも畑 作: カレン・ヘス
絵: ウェンディ・ワトソン
訳: 石井 睦美

出版社: 光村教育図書
 「クラシンスキ広場のねこ」をはじめカレン・ヘスさんの作品は、歴史上の設定を用いた作品が多いようです。

 この作品も扉絵の荒涼とした土地の様子から、世界恐慌並の経済的打撃を世間が受けている時代を想起させられます。
 
 夜勤の母親の留守中月夜の中、隣の家の収穫が終わったじゃがいも畑から、収穫されず捨て置かれているこぼれじゃがいもを無断で獲りに行こうとする三姉弟。
 貧困がもたらす悲しくもいじらしい罪です。
 切ないのは、自分たちの行為がいけないことであることを知りながら車のヘッドライトにびくつきいも拾いをする様子。

 隣家にも誰にも気付かれず持ち帰ったものは、・・・。
 そして、帰宅した母親の言葉。
 貧しくとも人間としてのプライドを持ち子どもたちを諭します。
 ここで、私がこの子らの母親ならどうするだろう?
 私が子どもで、このような状況だったならば、・・・?
 等々、考えさせられました。

 ラストは、カレン・ヘスさんらしい展開に胸がすきます。
 隣家がケニーさんのような方ばかりならば救われますが、現実は?とまた考えさせられてしまいます。

 これからの世の中、子どもたちがこのような悲しい罪を犯さぬような社会を大人たちは保障してやらねばならないと思いました。

 今、この瞬間にも自分の身の丈より長い銃を抱え、戦場に立っている子どもがいることも忘れてはならないと改めて思いました。
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自信を持っておすすめしたい 小さい子にも地球は丸いって解り易そうな絵本  投稿日:2011/10/20
地球をほる
地球をほる 作: 川端 誠
出版社: BL出版
 ん〜〜〜〜〜、川端先生らしい作品ですね。
 評判を聞き、図書館から借りてきました。
 私が読む前に、息子が表紙絵とタイトルに惹かれたようで、しばし黙読。
 「ふふふ〜、面白〜。いいねぇ〜、こういうの。科学絵本かと思ったんだけど、なんか小さい子にも地球は丸いって解り易そうな絵本だね。っていうか、英語も勉強できちゃうね。はは、これ小学校で読むの〜?英語で?」って笑っていました。
 
 夏休みつよしとけんたは、地球の裏側へ旅行をする事に。
 それがなんと地面に穴を掘って行くっていうから愉快愉快。
 地球の中心はドロドロ溶けていて真っ直ぐには掘れないので、斜めに掘ってマントルを行く事に。
 とすると目指すはアメリカ。
 ケンタッキー州にけんたの姉さんのペンフレンドがいるので、そこを目指し三人で、掘って掘って掘りまくります。
 何かと協力的な両家の家族にも笑えます。
 地中に埋まっているものから、様々な場所や時間を想像し楽しめます。
 果たして、目的地に着けるのかとドキドキしてしまいました。
 冗談のような絵本の世界ゆえ出来ちゃうような旅行でした。
 
 「一冊買ってよ〜。もう一回じっくり読みたいから」という息子の一言で購入しました。
 小学校の夏のお話会に向け少し読み方を研究しようかな〜♪
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自信を持っておすすめしたい  そっか〜、それで主人公はくまくんなんだ〜  投稿日:2011/10/18
おたんじょう月おめでとう 9月生まれ くまくんとつき
おたんじょう月おめでとう 9月生まれ くまくんとつき 作: 中川 ひろたか
絵: 松成 真理子

出版社: 自由国民社
 お月様の満ち欠けに気付ける素敵な一冊です。
 お月様の大好きなくまくん。
 満ちていく頃が好きみたい。
 でも満月が一番のお気に入りです。
 あんまり嬉しくって眠れずに外へ飛び出し、お月様に一番近づけるところへやって来て、・・・。

 そうそう、お月様って付いて来てくれるんですよね。
 子どもの頃、とっても不思議でした。

 ん〜〜〜、ラストが素敵ですね〜。
 そっか〜、それで主人公はくまくんなんだ〜と納得しました。
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自信を持っておすすめしたい 分かち合う事を忘れないアオさんて素敵です  投稿日:2011/10/18
ぶどう畑のアオさん
ぶどう畑のアオさん 作: 馬場 のぼる
出版社: こぐま社
 葡萄の美味しい季節ですね。
 美味しいものを前にすると時として、可愛い争いを始めちゃうお子さんもいますね〜。
 そんなお子さんたちにお薦めしたくなる一冊です。
  
 森の中でくらす馬のアオさんが、ある日夢の中で美味しそうな葡萄畑を見つけ、嬉しくなって飛び跳ねたとたん夢から覚めてしまいます。
 これ、悔しいですよねぇ〜。
 諦め切れないのかアオさんは、夢の通り森の奥へ、・・・。
 道すがらネコくんを誘い行ってみると、なんと本当に葡萄畑があったのです。
 食べきれないほど実っていたのですが、ちょっと酸っぱい。
 明日になればちょうど良さそう。
 そこで二人は明日来ることにします。
 翌日アオさんは出会ったお友達も誘い、葡萄畑へ。
 ネコくんだけは、ちょっと欲張り。
 教えたくなさそうで、ちょっと愉快。
 ところが、畑へつくともっと欲張りん坊のオオカミが、・・・。

 ここまで読み進めると、小さな読者さんはオオカミを非難し始めるかな?
 欲張りオオカミのアオさん撃退が、なんとも愉快な自滅へとお話が展開していくのが楽しい。
 最後まで分かち合う事を忘れないアオさんて素敵です。
 
 葡萄の美しい紫色が各見開きに使われていて、ホント葡萄が食べたくなっちゃいますよ。
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自信を持っておすすめしたい 絵本という範疇を越えた芸術作品  投稿日:2011/10/07
ハスの花の精リアン
ハスの花の精リアン 作・絵: チェン・ジャンホン
訳: 平岡 敦

出版社: 徳間書店
 チェン・ジャンホンさんの作品と言うことで飛びつきました。
 
 蓮の花は、見ていてとても有り難く清らかな気持ちになります。
 仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が、仏の智慧や慈悲の象徴とされていますし、「蓮は泥より出でて泥に染まらず」という日本の言葉からも、清らかさや聖性の象徴として称えられることが多い花です。

 そんな清らかな心を持った蓮の花の精リアンが主人公。
 リアンの誕生は、魚がさっぱり獲れなくなった猟師ローおじさんの親切から始まり、親切のお返しに貰った蓮の花の種を湖に植え、リアンが生まれます。
 リアンとローおじさんの幸せそうな様子にどっぷり浸っていたら、登場したのが欲望の権化ともいえる権力者。
 リアンにより豊かになっても分け与える事を忘れず、最後までリアンを守り抜いたぬローおじさんの心の清らかさが、改めて対照的に浮かび上がってきます。

 リアンの持つ魔法の蓮に手を掛け、人間として越えてはならない欲望の境を越えてしまった王の娘タンの姿は、私たちに大きな教訓を伝えてくれます。
 欲望の虜になってしまう人間の愚かしさ浅はかさを目の当たりにして、反省させられます。
 更なる幸福がリアンとローおじさんに訪れるエンディングに、ほっとしながらもう一度ゆっくり読み直しました。

 蓮の花の神々しさが本当に伝わってくる素晴らしい絵でした。
 この作品も絵本という範疇を越えた芸術作品だと思います。
 大人の方も十分楽しめると思います。
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自信を持っておすすめしたい 今の時代に読んでもユーモラスでドキドキするストーリー  投稿日:2011/10/07
三匹の犬の日記
三匹の犬の日記 作: 与謝野晶子
出版社: 架空社
 明治・大正・昭和と生きた与謝野晶子の童話といえば、「きんぎょのおつかい」だけ読んだ事があります。

 こちらの作品を図書館で見つけ、へぇ〜と中を開かず借りてきました。
 正月元日の夜が明け、飼われている仔犬三匹が、飼い主の姉弟に年賀の留守中、好きなことをして遊び日記をつけておくことを仰せつかります。
 さて、夕刻三匹の日記を読んでみると、元日からこの三匹は電車に乗り、浅草・仲見世・花屋敷・上野と結構楽しんできたようです。

 一昔前といってよい頃の日本のお正月の風情が想像でき、仔犬たちと楽しい小旅行をした気分です。

 晴れと褻(日常)の境界のはっきりとした生活のあった時代の空気の引き締まった感じが漂います。
 お正月という晴れの日に、仔犬たちも外の世界へと自分たちだけで飛び出してみたのでしょう。
 今の時代に読んでもユーモラスでドキドキするストーリーでした。

 それにしても、与謝野先生の文章に触れ、日本語って美しいなぁって改めて感じ入りました。

 つよし先生の可愛い絵でお楽しみください。
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自信を持っておすすめしたい 春の原っぱの草の匂いと空気を感じました  投稿日:2011/10/07
のはらのおへや
のはらのおへや 作・絵: みやこし あきこ
出版社: ポプラ社
 「もりのおくのおちゃかいへ」で、空気のあったかさ・冷たさを素敵に表現される先生だな〜、って感動しました。
 
 こちらの作品も春の原っぱの草の匂いと空気を感じました。

 引越しして来たさっこちゃん。
 お留守のお隣さんに挨拶もまだのうちに、二軒の間の原っぱで素敵な野原のお部屋を発見します。
 だって、おままごとセットが置いてあるんですもん。
 さっこちゃんは、お隣の子が置いたのかな?と思いつつ、この素敵な野原のお部屋とそこの住人への想いを膨らませて行きます。
 お花を摘んで、おままごとセットの上に載せ、そわそわおやつを食べたお後、自分のおもちゃをあのお部屋へ持って行くと、・・・。

 この後のおままごとセットがひろげられたページで、色の注された素敵なお部屋に、「うわぁ〜♪」って、声が出てしまいました。
 ホント可愛らしくってニコニコしちゃいました。
 
 さっこちゃんは、この野原のお部屋の住人と対面でき、・・・。
 後は、読んでのお楽しみです。

 さっこちゃんを様々なアングルから捉えた描き方も魅力的でした。
 読者さんたちもさっこちゃんの近くで、一緒にドキドキを体験できる感じです。

 あ〜、また春にもう一度読みたいなぁ〜。
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自信を持っておすすめしたい 「うちも ぱんを 作ろう〜」なんて誘われちゃいそうな  投稿日:2011/10/07
どんぐりむらのぱんやさん
どんぐりむらのぱんやさん 作・絵: なかや みわ
出版社: Gakken
 出ましたねぇ〜、Wどんぐりむら”シリーズ第二弾。
 待ってましたよ〜♪

 今回の主役は、ぱんやさんの子、こっぺくんとくっぺちゃん兄妹。
 素敵なぱんやさんを開いている両親は、毎日忙しそうです。
 このぱんやさんが村で人気なのは、どれもおいしい事と種類が色々変わっていくからなんだそうです。
 企業努力ですね〜。
 そうそう、前作の主役のポーくん・ちいくん・くりんちゃんも買いに来ていますよ。
 こっぺくんとくっぺちゃんをWどんぐり園”へ送り迎えしながら、パパもママも一日中頑張っています。
 こっぺくんもくっぺちゃんもそれを理解しています。
 
 今度のお休みに遊園地に行く約束を楽しみにしていた兄妹でしたが、新作のぱんがなかなか出来ず、遊園地行きが延期に、・・・。

 ここからのこっぺくんとくっぺちゃんの活躍が楽しいんです。
 夜中に自分たちで新作のぱん作りをしたは良いのですが、・・・。
 この結果を、優しく受け入れる両親の姿にじんわりしました。
 そして、兄妹の失敗作品と思われたぱんが、ホント素敵な美味しそうな新作になります。
 小さいお子さんなら、「スゴイ、スゴーイ」って喜びそうですね。
 「うちも ぱんを 作ろう〜」なんて誘われちゃいそうな作品です。

 カバー折り返しの付録(ぱんやさんごっこ)・どんぐり新聞・間違い捜しの見返し(前)・どんぐりむらの仲間たちの紹介(後)等お楽しみ満載です。
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自信を持っておすすめしたい 失恋した男性へプレゼントしようかな〜  投稿日:2011/10/06
いとしのロベルタ
いとしのロベルタ 作・絵: 佐々木 マキ
出版社: 絵本館
 佐々木先生の作品ゆえ、まっすぐ読まずにと思ったのですが、またやられてしまいまいました(笑)。

 “わたしのロベルタがいなくなってしまった”から始まるこの作品。
 髭をたくわえたおじさんが、捜しに出掛けます。

 おじさんの台詞が意味深で、いったいロベルタってどんな女性なんだろうって、想像が膨らみました。
 とにかく愛する人を失った男性の後悔の言葉満載。
 終盤へ向け、どんなにおじさんはロベルタを愛しているのかよく伝わってきます。

 そしてラストでロベルタの正体を認識したつもりでいたら、もう一本取られてしまいました。
 大笑いです。

 失恋した男性にプレゼントしたくなっちゃいました。
 高学年から大人向けかな?
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自信を持っておすすめしたい 美しい絵と詩  投稿日:2011/10/06
とんぼ
とんぼ 作: 吉谷昭憲
監修: 松木 和雄

出版社: 福音館書店
 韓国には、詩の絵本も多く刊行されているそうです。
 こちらの作品も1925年当時14歳だった作者のみずみずしい感性あふれる作品です。

 テーマは、生と死。
 日の光あたたかな秋の日に、死を迎えたとんぼをありたちがばらばらにして運んでいく様子が、詩の形で語られています。

 普遍的な自然の法則を人間の葬儀に準え、そしてラストは輪廻転生を想起させられるイメージまで見事に描かれています。

 表紙絵を『美しいとんぼだ〜』という単純な印象で開いた私には、結構深いメッセージ性のある作品だと驚かされ、唸ってしまいました。

 小さいお子さんよりは、小学生くらいからが読み取れるでしょうか。
 もちろん大人の方も考えさせられる作品です。
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