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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい 自分の世界がグググ〜〜〜ンって広がる感じ  投稿日:2011/11/08
それいけ!ぼくのなまえ
それいけ!ぼくのなまえ 作: 平田 昌広
絵: 平田 景

出版社: ポプラ社
来春の入学に向け、ひらがなの練習をしているお子さんもいるでしょうね。
 早い子は2〜3歳頃から書き始めるのかな?
 まずは、自分の名前から覚えるのかな?

 こちらの作品は、自分の名前を書けるようになった男の子のお話です。
 主人公のこうたくん。
 “ぼくは なまえが かけるから ぼくの ものには ぼくの なまえ。なまえを かいたら ぼくの もの。”
 嬉しいんでしょうねぇ〜。
 相当ハイテンションです(笑)。
 自分のおもちゃや衣服に記名している様子にウフフ。
 わかる、わかる。
 字が書けるようになるって、自分の世界がグググ〜〜〜ンって広がる感じがした記憶があります。
 
 調子付いてきたこうたくん、お外へ出て公園で地面にも。
 さらに町中“こうた”って書いて回って、・・・。
 もう、宇宙まで飛び出しちゃうこうたくんの喜びが止まらない感じに大笑い。
 小さい読者さんは、こうたくんの記名捜しに興じちゃうかも。

 見返し後ろの五十音表も読者用の氏名欄もお洒落です。
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自信を持っておすすめしたい あながち読み間違いでもなかったようで・・・  投稿日:2011/10/26
ビッグ パーン!
ビッグ パーン! 作・絵: 中谷 靖彦
出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
 “ビッッグバン”と読み間違えて借りてきて、なんだパンのお話か〜って読み進めたら、あながち間違いでもなかったようで、うふふでした。

 双子の兄弟ヨーヨーとネーネーは、空に浮かぶ雲のようなパンが食べたいと生地から作りまじめます。
 生地の発酵を待っていたら、どんどん膨らむ生地の中の様子を彼らの豊かな想像力で膨らませ、・・・。
 この双子ちゃんたちの想像が可愛らしくて愉快です。
 しまいには、彼らの頭の中の想像の吹き出しと、パン生地の発酵のもこもこがくっついて、・・・。
 ここからもう一捻り。
 お子さんたちもついて行っちゃうでしょうねぇ〜

 この宇宙には始まりがあって、爆発のように膨張して現在のようになった、とするビッグバン説と上手くリンクさせたお話でした。

 出版社を見て、「農産漁村文化協会さん、やる〜〜〜ぅ!」って唸っちゃいました。
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自信を持っておすすめしたい CDを買ってみようかしら  投稿日:2011/10/26
ガンジーさん
ガンジーさん 作・絵: 長谷川 義史
出版社: イースト・プレス
 見返しのグルグルに???
 読んで、なんとも魅力的なガンジーさんにニヤリ。
 白いご飯が好きで、チャーハンをおかずにご飯を食べるページで、ここにもいた〜〜〜♪って大笑い。
 極めつけは、“にんげんはカトリセンコーーー”の唄。 
 大爆笑でした。
 ここで見返しの絵に納得。
 その後この歌詞を改めて噛み締めみると、あら不思議 言い得て妙です。

 なんとガンジーさんは実在の人物。
 長谷川先生の古くからのお友だちだそうです。
 1959年生まれで、関西のアングラ・カルチャー界で活動する、編集者・ライターだそうです。
 本名の石原基久でも執筆活動を行っていて、ペンネーム(芸名)は、容貌がマハトマ・ガンジーに似ていることに由来するそうです。
 また、京都学園大学講師として「現代雑誌論」を教えていらっしゃるとのこと。

 2009年には、高校生の時に初めて作った「にんげんはカトリセンコウ」を含む初CD『人間はカトリセンコウ』が 発売されているそうです。
 CDを買ってみようかしら。
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自信を持っておすすめしたい 読んで正解! 通り過ぎずに良かった〜。  投稿日:2011/10/26
狐の振袖
狐の振袖 作: 山本 ふさこ
出版社: アスラン書房
 表紙絵の狐が振袖を着ている姿に少々違和感を覚えながらも開きました。
 読んで正解!
 通り過ぎずに良かった〜。
 
 まさにこれからの季節にピッタリです。

 長い年月、仕立て一筋に生きてきたおばあさん。
 その仕立ての針を進める様子が素敵です。
 ある夜更け、訪ねてきた狐の母娘に、明日の日の入りまでに振袖を仕立てて欲しいと頼まれて、・・・。
 無理な刻限を承知ながらも、狐母子の想いをくんで引き受けたおばあさん。
 母狐が、苦労し持ってきた布地と共に添えられた娘の持ってきた目も覚めるような色とりどりの紅葉の葉っぱ。
 おばあさんの幼い頃から見続け愛してきた山の紅葉の色と重なり、おばあさんの流した涙が、葉っぱを小布に変え、・・・。

 着物の仕立て・秋の紅葉・母娘の情愛・おばあさんの真心のこもった仕事ぶりが、ファンタジーの形で見事に完成されています。
 改めて表紙絵を見ると、感慨深いものがありました。

 カバー折り返しの一文が素敵なので、添えます。
 “山に紅葉の散る 夕暮れ時 振袖の形にとどまりて 見ゆることあり 人々これを 狐の振袖という”

 長めの文章ですので、高学年からの一人読みにお薦めです。
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自信を持っておすすめしたい 特にしっぽの納まり方が芸術です  投稿日:2011/10/26
おしり?
おしり? 写真・文: ふじわらこういち
出版社: 新日本出版社
 ない、ない、な〜〜〜〜〜い!
 こんなにじっくり動物たちのお尻を見つめた事なんて。

 とにかく美しい。
 特にしっぽの納まり方が芸術です。
 まさに“神のさせる業”ですね。

 ゾウさん、おサルさんにいたっては、顔と見紛うばかりで、驚きです。

 おしり、おしり、おしりの連続ですが、巻末にお尻の持ち主さんのお顔も大集合。 
 ページ数まで添えられて、親切です。
 
 奥付に、人間の男の子の可愛いお尻の写真も載せられていて、一言。

 そうですね、“みんが安心して暮らせる地球であるように”と祈るばかりではなく、大人たちが率先して小さくても行動を起こしましょう。
 神様から頂いたそれぞれの命を守り、受け継いでいけますように。
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自信を持っておすすめしたい 小さいお子さんから大人まで励まされる一冊  投稿日:2011/10/26
オレンジいろのペンギン
オレンジいろのペンギン 作・絵: 葉 祥明
出版社: 佼成出版社
 葉先生のファンで、バスタオルまで独身の頃は使っていました。
 この作品がでた頃は、「世界に一つだけの花」の歌が良く流れていました。
 息子が幼稚園時代でしたので、絵本コーナーでこの作品をみつけた時には小躍りしてしまいました。

 それぞれの個性を大切にするということは、大人でも頭では解っているつもりでも、自分の生活経験では出会ったことのない「個性」に遭遇すると、戸惑い時に違和感を覚えなかなか受け入れられない事もあります。

 この主人公のオレンジ色の毛色のペンギンの子ジュエイムズは、皆と異なる毛色の自分を愛していることが素敵でした。
 周囲のペンギンの子たちも、ジェイムズを受け入れ生活している事にホッとしながら読み進めました。
 ジェイムズが自らの個性の素晴らしさを周囲から気づかされるページにじんわりしてしまいます。

 巻末の葉先生のあとがきも素敵です。
 「違うこと」「異なること」を個性として認める事は、人が他者の“人としての存在を尊ぶ姿勢”の第一歩なのだと改めて教えられます。
 
 小さいお子さんから大人まで、励まされる一冊です。
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自信を持っておすすめしたい 盗まれれば盗まれるほど良いお団子なんですね  投稿日:2011/10/24
おつきみどろぼう
おつきみどろぼう 作: ねぎしれいこ
絵: 花之内 雅吉

出版社: 世界文化社
 幼い頃、私の母は3月3日はもちろん七夕には笹飾りを、お月見にはお団子などのお供え物とススキをきちんと用意していました。
 冬至にはかぼちゃが食卓に並んだし、お正月のおせち料理も全て手作り。
 日本の四季の移ろいを私に伝えてくれていたんでしょうねぇ〜。
 私は、七夕もお月見もいつも何もせず通り過ごして来ちゃいました。
 
 “おつきみどろぼう”という行事が日本にあることをこの作品を読むまで知りませんでした。
 地域によってスタイルは異なるようですが、楽しそうです。
 ホント、日本のハロウィンですね。
 
 中には、竿のような長い棒の先に釘や針金をつけて、子どもたち(月の使者と考えられているそうです)がお団子を盗む地域もあるとか、愉快です。

 お月見団子をお供えし終わったおばあさんが、よその家のお団子盗みに行きます。
 たぬきさんねずみさんくまさん、それぞれの家のお団子はみな特徴があります。
 オオカミさんの家へくると、すすきだけが飾られて、・・・。

 月明かりに照らされて、障子の向こうでお団子を盗みに来た友達の影を家の中からそっと覗くおおかみさんの嬉しそうな表情が素敵でした。
 
 な〜るほど、盗まれれば盗まれるほど良いお団子なんですね。
 
 息子に伝えるのに間に合いそうですから、来年はお団子を作ってお供えしてみようと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 百鬼の下した決断のなんと賢く寛容なことか  投稿日:2011/10/24
新・今昔物語絵本 鬼のかいぎ
新・今昔物語絵本 鬼のかいぎ 作: 立松 和平
絵: よしなが こうたく

出版社: 好学社
 「でんせつのきょだいあんまんをはこべ」で話題のよしながこうたく先生の迫力ある絵に期待し、読みました。

 「今昔物語集」の説話を種に書かれたこの作品は立松和平さんらしい作品だと唸りました。
 これが遺作になったとは、残念です。

 昨年度の小学校の「卒業おめでとうのお話会」で、最後に司馬遼太郎の「二十一世紀に生きる君たちへ」を紹介しました。
 彼もまた、昔も今も変わらないことは“全ての生き物は自然に依存しつつ生きている”こと。
 “人間も自然によって生かされてきた”こと。
 先人は、“自然を畏れ、その力を崇め、自分たちの上にあるものとして身を慎しんできた”こと。
 等々、力強く筆で訴えています。
 
 こちらの作品を読み、絵本の形でも、こんなに子どもたちに切々とメッセージを語りかけられるのかと感動しました。
 
 今では想像もつかないほどの大きな木が、その木の陰になる村の稲作の生育の邪魔になると切られていまいました。
 人間の生活は潤ったかに見えましたが、都のはずれの森の鬼たちが怒り出し会議を開きました。
 
 この鬼たちの姿・様子は迫力のある絵で恐ろしいのですが、彼らの下した決断のなんと賢く寛容な事か。
 彼らのなんとも可愛いらしく愉快な人間への警告とも言える働きかけに小さな読者さんは喜ぶことでしょう。
 人間たちは気づき、大木へ謝りお祓いをします。

 ここで本来は“めでたし めでたし”なのでしょうが、立松作品は自然への畏れが薄くなった現代の私たちへのダイレクトなメッセージをもって、お話を閉じています。

 司馬さんのいうとおり、“人間は決して愚かではない。自然に対し、いばりかえっていた時代は、二十一世紀に近づくにつれて、終わって行くに違いない”というあくまでも人間を信じた気持ちを裏切りたくないものです。

 高学年にお薦めだと思います。
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自信を持っておすすめしたい 古い毛糸玉がその頃へ連れて行ってくれて・・・  投稿日:2011/10/24
おしゃべりな毛糸玉
おしゃべりな毛糸玉 作: 沢田 俊子
絵: 小泉 るみ子

出版社: 文研出版
 いつかゆっくり読みたいと思っていた作品です。

 山の麓の一軒家に一人暮らしをするうめばあさん。
 野菜やお花を育て、蔓で篭を編み、布でパッチワークも。
 お料理も得意なうめばあさんは、日々の生活になにやかや楽しみを見つけながら、毎日変わる山の景色を眺めながらのんびりと暮らしていました。

 寒がり屋なおばあさんは、冬が苦手。
 何枚重ね着しても暖かくなりません。
 そんなおばあさんが、ひらめきました。
 全身をくるんでしまえるような大きなセーターを作る事を。
 古い毛糸玉が少しずつ、でもそれをつなぎ合わせおばあさんの編み棒は動き始めました。
 
 ここから素敵ですねぇ〜。
 古い毛糸一つずつに思い出があって、おばあさんをその頃へ連れて行ってくれています。
 幸せそうに編んでいる様子が、ホントほんわかな気持ちにしてくれます。
 さらにジンワリしてしまったのは、完成品から聞こえる懐かしい人々の声。
 そしておばあさんは寒さを・・・。

 物を大切にする心が、おばあさんを温めてくれたんでしょうね。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 大音響が絵本から飛び出してきそう  投稿日:2011/10/24
どーんちーんかーん
どーんちーんかーん 作・絵: 武田 美穂
出版社: 講談社
 昔話を武田先生がというので、興味津々で読みました。
 なんと、武田先生の徳島のおじいちゃんが、語ってくれた怖いお話だそうです。

 主人公はいたずら大好きの山伏さん。
 何か楽しいいたずらがしたいと歩も軽く野原をてくてく歩いていたら、道端でうとうとしているきつねを見かけ、・・・。
 悪いですねぇ〜。
 大音響が絵本から飛び出してきそうでしたよ(笑)。
 このあとのきつねの見事な仕返しが、とにかく怖い、怖いですね〜。

 これは親子でというよりは、教室で皆でキャーキャー言いながら聞いて欲しいお話です。
 葬列のどーん ちーん かーん の音も不気味。
 棺桶の埋まった土が持ち上がる音。
 棺桶の蓋が開く音。
 死人の目の動き・這い出す動き、コワ〜〜〜ッ!
 そしてなんといっても ばっちりー ですよ。
 なんかわかんないけれど、この平仮名の ばっちりー は迫力があります。
 
 そして、騙された事に気付いた山伏さんが、最後にきつねたちと笑いあうところがなんとも爽やかで素敵でした。
 
 来年の夏に向け、読み方を練習しま〜す。
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