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つぼにはまって、連呼連発
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投稿日:2011/09/20 |
表紙絵の可愛い男の子に惹かれて手に取りました。
主人公のひろちゃんの今ブームなのが、こにちはの挨拶が「こんちくわ」なんです。
こどもって、言葉を覚え始めると妙に彼ら自身のつぼにはまるというか、琴線に触れるというか、連呼連発の時期ってありますよね。
ひろちゃんは、「こんちくわ」の挨拶がとっても気に入ってしまったみたい。
友人にもご近所にも笑われ、ママはちょっと神経質気味にプンプン。
おまけに「こんちくわ」がパパにまで伝染しちゃったから、ママの怒りはマックスへ。
おばあちゃんに相談の電話までしたママでしたが、・・・。
とにかくたくさん登場する竹輪に爆笑!
そして、ひろちゃんが可愛い。
さらに、ラストの夕景が綺麗でした。
さて、ひろちゃんのママはどんな答えを出したかは、読んでのお楽しみということで。
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子どもにとっておかあさんは、絶対の安全地帯。
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投稿日:2011/09/20 |
「おかあさん」ってこれまで何度呼んできたんだろう。
そして、「おかあさん」って何度呼ばれてきたんだろう。
これからもずっと母を「おかあさん」って呼んでいたいし、息子には呼ばれていたい。
幼い頃、外で男の子に混じって傷だらけになって遊んでいました。
時々、ガツンと頭部を強打したり、ザックリガラスで足を切ったりすると、一目散に家をめがけて走り出し、友だちの手前の恥ずかしさも吹っ飛んで、「おかあさ〜〜〜ん」って帰りました。
少し成長してからも、困った時には心の中で「おかあさ〜〜〜ん」って叫んでいました。
子どもにとっておかあさんは、絶対の安全地帯。
心の拠り所。(お父さん、ゴメンナサイ!)
主人公の女の子、夜になってお熱が出たよう。
そこで、おかあさんがお薬を買いに出かけます。
風を引いて心細いところに、おかあさん不在のお留守番。
早く帰ってきて欲しい女の子の想いが、不思議な出来事へ、・・・。
ん〜〜〜、泣けちゃいますね。
母を思う幼子のいじらしいまでの心配する様子。
終盤の女の子が、灯りを消したお布団の中で、噛み締めているおかあさんの出す生活の音・音・音。
病人には耳障りなのかもしれないのに、この子にとっては安心の証の音なんですね。
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兄弟でもホントそれぞれ異なったキラキラしたところが・・・
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投稿日:2011/09/20 |
おかしきさんちは、相変わらず賑やかですねぇ〜。
朝食から大騒ぎのページに、おかあさんに同情してしまいます。
さて、今回は捨て猫。
それも小ちゃな仔猫たち。
でも、4兄弟が拾ってきたわけじゃないんです。
団地の木にへばり付いていたのを見るに見かねた子どもたちがそれぞれ拾ったのですが、団地じゃ飼えず、思いついたのはおかしきさんちのふーくん(長男)。
ふーくんの木のようなおおらかさをお友だちは皆知っていたんですね。
どんなに幼くったって、お友だちの良いところを子どもはきちんと理解しているんだなぁ〜〜〜♪
捨て猫をなんとかしてあげたかった団地のお友だちの優しさも素敵。
その気持ちを引き受けるおかしきさんのおかあさんも素晴らしい。
いざ三匹の仔猫を飼ってみると、残り3兄弟も仔猫のお世話をそれぞれの個性を生かしてしています。
あ〜、兄弟でもホントそれぞれ異なったキラキラしたところがあるんですよね。
間違っても兄弟を比べちゃいけないんだって、教えられます。
見返しの庭の写真がお洒落です。
突然の訪問者でおおわらわのおかあさんの指示通り、テキパキと動く子どもたちの様子も可愛らしかった。
このまま、ずーっと飼うのかな?
一気に賑やかになったおかしきさんちの次回作に期待しています。
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鳥さんたちの鳴き声の違いに気づける作品
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投稿日:2011/09/20 |
一見開き目で、色調から西村先生の「もりのおふろ」を思い出しました。
さて、こちらの作品はどんなお話かしら?とワクワク。
にわとりさんの朝の一声は、みんなを目覚めさせる大切な声なんですねぇ〜。
にわとりさんのカッコ良さに憧れて、他の鳥さんたちも朝のお仕事をしてみたいと思います。
ところが、すずめくんが鳴いてみてもはとくんが鳴いてみても、・・・。
この鳥さんたちの朝の一声がとっても楽しいんです。
拍子抜けしちゃう鳴き声で。
小さい読者さんたちは、大喜びでしょうね。
さて、おうむくんの登場で、にわとりさんが安心していたら、・・・。
いろんな鳥さんたちが参加しているので、お子さんたちもその鳴き声の違いに気づける楽しい作品です。
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家事に押しつぶされそうな方たちにお薦めしたい
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投稿日:2011/09/20 |
アンソニー・ブラウンさんの画力とユーモアのセンスに傾倒している私ですが、この作品は世の家事に押しつぶされそうな方たちにお薦めしたい作品です。
「シェイプ・ゲーム」のパロディ化されたシニカルな笑いを誘う作品と同様、この作品もブラウンさんの遊び心満載です。
表紙絵からも想像できますが、口を開け、ソファーから動きもせず、ただひたすらママの甲斐甲斐しいお世話を受けるパパと息子たち。
その姿は、そうまさに原題どおり、ブタですね(笑)。
暗めの色調で、小さなコマ割りで描かれたママの家事の様子と、照明が眩しいくらいのリビングでのパパと息子たちのグタ〜〜〜ッとした様子のコントラストに苦笑い。
ついにママが、“ぶたさんたちの おせわは もう こりごり”と家出。
さ〜〜〜、この後は皆さんも想像がつきますよね(笑)。
読んでのお楽しみという事で。
あとがきのタイトル(原題)の洒落についてを読み、な〜るほど。
さらに、パパの影、何気なく飾られてある名画のパロディ化、ママが出て行った後の壁紙やソファーの模様、台所の水道の蛇口、電話機、外の狼の影、などなど、数えが上げたら切りの無いユーモアたっぷりに出現するブタ・ブタ・ブタ・・・。
家事を一人で背負っている大人の方(お母さんが多いのかな?)たちへ
読んで笑って、日ごろの憂さを吹き飛ばしましょう。
そうそう、我が家も少々家事に関する業務分担の再確認をしましょうかね(笑)。
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たねまろ殿の大人げ無さが・・・
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投稿日:2011/09/20 |
桃の美味しい季節です。
降矢先生の初期の作品に、こういう形で出会えるとは感激です。
「めっきらもっきら・・・」と「たあんきぽおんき・・」の間頃の作品なんですね。
「こどものとも」時代に読まれた方もいらっしゃるんでしょうね。
タイトルにクスリとしました。
たねまろ殿は、おじいさん。
桃の種がそのままお顔です。
確かに子どもの頃、桃を種の周りまでしゃぶると、出てくるのはしわくちゃ顔のおじいさんのような種でした。
産毛がちくっとして、リンゴのように頬ずりは出来ませんでしたが、桃っておいしですよね。
さて、主人公のももこちゃんが入ってしまった桃畑の奥の不思議な世界。
大きな見事な桃です。
美味しそう〜、って私まで見とれていたら、なんと小さな戸があって、たねまろ殿のお誘いの手紙とぽっくりが、・・・。
このぽっくりが、なんとも可愛らしくって、不思議な世界への案内をしてくれるんです。
この後は、降矢先生独特のファンタジーカラーとストーリー。
桃尽くしのご馳走に、たねまろ殿との遊びの数々。
突然帰りたくなっちゃうももこちゃんのこどもらしさと、まだ遊びたいと駄々を捏ねるたねまろ殿の大人げ無さが対照的で愉快でした。
桃大好きなももこちゃんゆえの、ファンタジートラベルだったのかしら。
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殻から飛び出したお兄ちゃんの大きさに爆笑
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投稿日:2011/08/31 |
今度は、ぺんぎんのたまごにいちゃんですか〜。
もう笑いました。
とにかく愉快。
長男って、一番の甘えっ子なのかも。
っていうか、臆病というか慎重というか、第一子ってこうなのかも。 殻からなかなか出てこようとせず、殻の中でう〜んと心を育て、ここぞという時に決めてくれましたねぇ〜。
それにしてもたまごの殻から飛び出したお兄ちゃんの大きさに爆笑です。
「デカ!」って言っちゃいました。
子育て中のお母さんが読んだら、ホロリとさせられちゃうかも。
次回作も期待していま〜す。
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げに、欲深き者の姿は醜いですねぇ〜。
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投稿日:2011/08/31 |
図書館で背表紙のタイトルを見て、お話の筋を知っているのでやり過ごそうと思いましたが、表紙の穏やかなおじいさんの表情と可愛いこすずめに目を奪われ、はた先生の絵だということで借りてきました。
おばあさんが嫉妬する程おじいさんが愛おしむこすずめちゅんこ。
お約束通り洗濯糊を舐めて、舌を切られすずめのお宿に帰ってしまったちゅんこ。
おじいさんが、ちゅんこを捜し求めに行きます。
“おちゅん おちゅん したきりすずめ すずめの おやどは どこじゃいな”の台詞がとっても懐かしい。
母も「すずめの おやどは どこかいな〜?」と読んでくれましたっけ。
ホント 懐かしいなぁ〜。
ここで、これまで聞き知っていた内容にプラスされたくだりがあります。
ちゅんこに対するおじいさんのひたむきな愛情を表す、“試練”です。
すずめのお宿は何処か?と尋ねたおじいさんに、「〜をしたら教えてやる」という牛飼いや馬飼い。
へぇ〜、これは初めて聞くお話だ〜、と巻末の児童文学作家の千葉幹夫さんの解説を読み、改めてな〜るほど。
民間伝承当時、この試練は、とても不可能というものばかり他にもたくさんあるそうです。(ご一読を)
この後、ちゅんこに会えたおじいさんが歓待され宝物を持ち帰ったのを見たおばあさん。
お約束どおりの試練をものともせぬ凄まじさ。
とっても迫力があります。
この場面のはた先生の絵がユーモラスで素敵でした。
げに、欲深き者の姿は醜いですねぇ〜。
やまんばを髣髴とさせます。
もはやおじいさんの愛をこすずめごときに奪われてしまう女性の寂しさが、おばあさんを物欲に走らせちゃったのかな〜?
ちょっと悲しい。
お子さんだけではなく、読んであげる大人の方も改めて楽しめる作品です。
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お子さんたちはお子さんたちの目線で楽しめる作品です
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投稿日:2011/08/31 |
九州国立博物館の収蔵品、唐船・南蛮船図屏風の右隻「南蛮船図」をそのままパーツに切り取り各見開きに載せています。
通常の南蛮屏風には、左隻に南蛮船の出港が描かれているものなのだそうですが、この南蛮屏風は右隻に描かれているということです。
描かれた時代の検証や舞台となった港町について、構図の解説、そして鑑賞の面白さまで巻末に述べられています。
大人の方は、解説も含め堪能できますし、お子さんたちはお子さんたちの目線で楽しめる作品です。
私も幼い頃「鳥獣戯画」を画集で眺める機会がありました。
作者も歴史的経緯も知らぬ年頃でしたが、絵のユニークさにとても惹かれ何度も開いて見つめていました。
今でもその記憶が残っています。
こちらの作品は、信長のお屋敷にこのような屏風があったのでは?なんて思いを馳せながら楽しみました。
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読んで ホッ
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投稿日:2011/08/31 |
この作品も裏切られませんでした。
タイトルの「たがや」に、首を切られてポ〜ンというあの落語を絵本に?って、ドキドキしながら開きました。
読んでホッ。
見事に子供向けの落語絵本に創作されていました。
“たが”の役割や桶や樽の製造工程まで解説されて、なんか賢くなった気分です。
お話は、たが屋のしんさんがお産を来月に控えたおかみさんを連れ、両国の川開きの花火を見に行くことに。
隅田川に浮かぶ屋形船もなんか趣がありますねぇ〜。
楽しみの少ない当時の人々が、花火見物に群がる様子もこんな感じだったろうなと思います。
さて、花火見物の最中両国橋の上で、しんさんのおかみさんが産気づき、・・・。
見事なおちを楽しんでください。
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