![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
生きものたちの楽園、マングローブ
海の水に浸かっても枯れない、ふしぎな植物、マングローブ。まるでタコの足のような根っこのまわりには、たくさんの小さな生きものたちが暮らしています。干潮のときには土の上で、コメツキガニが食事をし、シオマネキがメスを巡ってケンカを繰り広げます。ぴょんぴょん跳ねるのはミナミトビハゼ。やがて満潮になると根っこは海水の中に入り、キビナゴの群れが集まってきます。 写真家の横塚眞己人さんが、長い時間をかけて撮影した、マングローブの木の下の生きものたちの生業。自然と環境への思いの深いまなざしが捉えた写真が美しい。
【編集担当からのおすすめ情報】 子どもたちには、マングローブのふしぎな形や生きものたちの生き生きとした姿を楽しんでほしいです。 著者の横塚眞己人さんは、世界で初めてイリオモテヤマネコの親子の撮影に成功した自然写真家。熱帯雨林や自然や文化、環境問題など「命のつながり」をテーマに幅広い撮影活動をしています。今回の絵本ではあえて難しいことは一切語っていませんが、ここから、自然や環境に興味を持ってもらう入り口になれたら…と思います。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
潮の満ち引きを繰り返す場所で育つマングローブの木。
周囲にはいろいろな生き物がやって来ます。
シオマネキが意外と沢山の種類がいたり、ミナミトビハゼが、木の上に上がってきたり。
リュウキュウコメツキガニの食事風景も意外性があり、可愛らしく、実際に見てみたいなぁと思わせるものでした。
写真がいきいきととしていて、温かく感じられるので、映し出される生き物の姿を見て、ほのぼのとした気持ちになれます。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子7歳)
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