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
沼の近くにある、かえるのおもてめしやさん。年に一度、看板が裏返って、うらめしやさんになります。いつもとは違ったお客さんが続々とやってきて……お盆の季節のお話。

かえるさんは食堂さんをしています。普段は「おもてめしや」さん。でも、お盆が近づくと看板を裏返して「うらめしや」さんになります。すると、生きたものとツアーでやってきた死者(ご先祖さま)が入り乱れて、食堂なのに食事じゃなく会うことがメインになっちゃうんです。
絵がとてもファンシーで可愛いし、冥土から土産を持ってきてくれるご先祖様、子孫だって「○○ちゃんがこんなことできるようになったよ」というご報告をしていたりして、お化けが怖くなくなること請け合いです。娘も「可愛い〜」と喜んでいました。ひと泳ぎしたビーバーのご先祖も来た後は、最後はみんなで盆踊り。お盆の風習なんかについても少し学べるし、ご先祖様を大事にする心を養えそうな一冊です。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子3歳)
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