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![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
現代黒人画家が描く奴隷の姿に衝撃を受けた作家が、そこに祖先との対話を添えた。真の自由の意味、人間のあり方を問いかける画集。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
私たちは、歴史上のいろいろな事実を知識として持っていますが、
その一つひとつの出来事について、
一体どれほど想像することができるでしょうか。
また、一体どれほど想像したことがあるでしょう。
頭の中に「ドレイボウエキ(奴隷貿易)」という用語は浮かんでも、
実際どれだけ当事者たちが苦しい思いをしたか、
考えてみもせず、想像できないままなら、
それは学んでいないに等しいのではないでしょうか。
この本は、奴隷制度の悲惨さを伝えるだけでなく、
私たちがどう、歴史に向き合うべきかを教えてくれます。
また、一人の人間としての自分を見つめなおし、
他人とどう向き合っていくべきか、考えるきっかけを与えてくれます。
想像することができたとき、人は他人に対してもっとやさしくなれると思いました。
この本は、子どもだけではなく、
中高校生や大学生、大人にも呼んでもらいたいすばらしい本だと思います。 (教育学部のたまみさん 20代・せんせい )
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