![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
うんと寒い冬の日、たぬきの家にプレゼントが届いていました。 開けてみると、緑色のふわふわした「なにか」が入っていました。 こぐまからのプレゼントです! “うんと さむいとき つかってね。”
・・・でも、一体どうやって使うのでしょう。 たぬきは試しにお腹に巻いてみます。ぽかぽか温かくなってきました。 この素敵なプレゼントをみんなに見せようと、外に出かけます。 そうすると、小鳥が言います。 「それ、ほんとうに そうやってつかうもの?」 小鳥は、“のはら”だと言うのです。緑の野原。 「こぐまが はるのかけらを くれたのよ!」 なんて素敵な例えでしょう。 春が待ち遠しい森の動物たちが、それを聞きつけて集まってきて、緑のふわふわの上に乗っかります。 でも、本当に使い方あっているのかな?
優しく瑞々しい筆のタッチで描かれた動物たちの可愛らしいこと! 雪が残る寒々しい森の中、緑色のふわふわは本当に引き立ちます。 みんながそこに「春」を見るのも納得ですね。 本物の春がくるまであと少し。また野原で会おうね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
寒い冬、たぬきの家にプレゼントが届きました。中身は、なにか緑色のふわふわしたもの。どうやって使うのか分からないたぬきの元にみんなが集まってきて・・・。あたたかい春をまつ、楽しい優しいお話です。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
こぐまの優しい心使いのみどりいろのマフラーがとても素敵です。
こぐまは、冬眠する前に仲良しのたぬきに、寒い冬だからあたたかくなるようにマフラーをプレゼントした気持ちがいいなあと思いました。たぬきは、マフラーの使い方がわからなくておなかに巻いたりしてとても嬉しそうです。下に敷いて「みどりの野原にして、小さい春にして、動物たちがあたたかくその上に座ってるのものんびりしていいなあと思いました。今寝たばかりだけれど、もう春がきたのかあってこぐまが起きてくるのも嬉しかったです。そこで、みどりいろのマフラーの使い方をこぐまから教わって、春がくるまで、「のはらでまたね」と、挨拶してわかれるのも、たぬきもあたたかいマフラーのお陰でさみしくなさそうで、よかったです。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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