山奥の小さな村に住む働き者の夫婦が畑で見つけた大きな甕は、入れたものがなんでも100倍にふえる魔法の甕でした。夫婦は増えた笠や鍋を村の人たちに分けて喜ばれていましたが、噂を聞いた地主はこの甕を夫婦から無理矢理取りあげてしまいました。ところが、甕にろうそくを落として火が燃え上がったり、水をかければ洪水になったりと、大騒動。あげくは父親が甕の中に落ち……。
6歳と4歳の子供たちに読みました。
子供たちだけでなく、私も物語にぐいぐい引き込まれ、ページをめくるのが楽しかったです。
登場人物や風景を眺めているだけで、昔の中国へタイムトリップしたような気分にもなりました。読み終わってからも、続きが気になって仕方ありません。「この後、どうなったと思う?」と子供たちと色々話すのも楽しいですよ。 (土筆さん 30代・ママ 男の子6歳、女の子4歳、)
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