山奥で暮らすじいさまとばあさまの家に、けがをした天狗が現れた!!
おっかなびっくりのじいさまと、ものおじしないばあさまが世話をした おかげで、天狗は元気に回復していきました。二人はお礼にそばの実を さずかり、天狗は季節の移り変わりをつかさどるために山へと帰ってい きます。 怖そうだけど愛嬌のある天狗、ひょうひょうとした老夫婦、四季折々に 色を変える山の景色。ひろすけ童話賞受賞作家・深山さくらによるお話 とともに、長谷川義史の絵の魅力が存分にあふれた、創作昔話絵本です。
長谷川義史さんの絵だったので手に取ったのですが・・・
なんとたのしい昔話でしょう!
あまり昔話系を読み聞かせていないわが子でも
すごく集中して聞いていました。
語り口調も、おじいさんおばあさんの言葉遣いも
いわゆる昔話風でしたが
年少、年長さんでも十分に理解できていました。
怪我をしたてんぐに親切にしたおばあさんは
そばのみを3つぶもらいます。
実をまき、そばが実り、石臼でそば粉を作り
それでそばまんじゅうを作りました。
囲炉裏のそばでそばまんじゅうが焼ける
香ばしいにおいがしそうです。
収穫の季節から囲炉裏の季節に
読むと心が温かくなりそうです。 (事務員さん 30代・ママ 女の子6歳、女の子3歳)
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