
幻想的な美しさにあふれる鶴女房のお話の決定版。若者と鶴との哀しい物語が、数ある再話を凌駕する洗練された文章と目もあやな画面ですばらしい絵本になりました。

つるにょうぼう
このお話は つるのおんがえしなどむかしばなしがいろいろ伝えられています
赤羽さんのつるの描き方は あまりにも美しく 雪の中に矢が刺さった姿見事です
よ平がたすけてあげ 優しい心にひかれて つるは女房となるのです
女房が織った布は すばらしく 高い値段でうれるのですが・・・
よ平は となりの男にいわれ 欲が出てしまうのです 金に目がくらむという 人間のあさましさ
ついに約束をやぶったよ平
つるのすがたになって とんでいきます
なんて切ないお話しでしょう
赤羽さんの絵を見ていると 涙がでてきそうです
昔話はいつまでも伝えたいですね
人間の生き方を教えてくれるようです (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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