新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ななしのごんべさん」 みんなの声

ななしのごんべさん 作:田島 征彦
絵:吉村 敬子
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2003年06月
ISBN:9784494012374
評価スコア 4.42
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みんなの声 総数 11
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  • 気力がいる

    戦争の本を読み続けるのには気力がいる。

    現在、息子の夏休みの宿題のために戦争に関連する本を読んでいます。いつも思うのは戦争は地獄。地獄を体験したことがあるわけではないけれど、一冊一冊を読むのにエネルギーを吸い取られるような気持ちになるのです。

    そして、『てっぽうをもったキムジナー』と立て続けに読んだのがこの本です。

    大阪堺の空襲が描かれています。「だれも探してくれず、身元もわからない<ななしのごんべさん>が、たくさんいたそうです」という一文が心に突き刺さるようでした。遺族の方の気持ちまた空襲に遭われて亡くなられていった方々の無念さを思うと。

    言葉で絵で戦争を伝えるというのは容易なことではないと思います。しっかりと受け止めていきたいと思いました。

    投稿日:2013/08/03

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  • 障害と戦争と

    • きらきら虫さん
    • 40代
    • ママ
    • 茨城県
    • 女の子18歳、男の子15歳

    戦争の絵本ということで手に取りました。

    ただ、障害のテーマもからみ、絵の迫力もすごい!

    以前、読み聞かせしたメンバーが、失敗した!と言っていたのを思いだ

    しました。

    膝をあわせて、子どもの気持ちに寄り添いながら読んだほうがよい本か

    と思いました。


    戦時下や、昨年の大震災のような時には、弱い立場の人たちが一層生き

    にくくなります。

    そして、犠牲になった多くの人たち。

    ななしのごんべさんのままでなく、思い出してくれる誰かがいて欲しい

    と思いました。

    投稿日:2012/10/10

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  • 先日 鹿児島の知覧の平和会館に行きました。 14才〜20才くらいの1036人の特攻隊で命を亡くした若者の写真と 家族に当てた手紙が展示されていて 父母や兄弟に宛てた手紙を涙しながらよみました・・・・


    この絵本は 大阪の境の大空襲の話です、第二次世界大戦でななしのごんべさんが どれほどたくさん出来たことか
    もちろん 日本だけでなく アジアの 中国 韓国その他の国、ヨーロッパ、アメリカ ロシア(ソビエト連邦)にもななしのごんべさんがいたことも忘れてはいけません!

    この絵本で登場する まさるとまもる ももこちゃんの話も涙の出る思いで読みました。
    真っ赤にもえる、町中が・・・ 絵を見ただけで いろんな事が見えてきて 戦争の恐ろしさにふるえがくる思いです

    なぜ? 戦争をしなければならなかったのか?
    そして こんな むごい戦争は二度と起こしてはならないとおもうのです!!(広島 長崎の原爆のことも・・・・)


    話は変わりますが。3月11日午後2時46分 東北でマグニチュード9の大地震が起こりました

    津波がおそい 多くの人が、亡くなり 今もなお 行方不明の人や福島の原発の被害に苦しんでいる今の状況とだぶります!
    毎日テレビを見て寒さの中苦しんでいる人たちの様子を見て、私は今何が出来るか、考え込んでしまいます・・・・(早くたすけてあげて〜! 心から祈ります!)

    自然の災害の恐ろしさ! この絵本を読んで悲しい思いが二重にダブります。

    ななしのごんべさんも 語り継がれるでしょう
    そして 地震の事も語り継がれるでしょう!

    投稿日:2011/03/20

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  • 心に重くのしかかる

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    読み終えた後にどう感想を語ってよいのか、心に重くのしかかるテーマに頭を抱えてしまいました
    次々とももこの言葉を使って、読んでいる私たちに「戦争」や「しょうがい」について疑問を投げかけてきます
    そのたびに、つい手を止めて、自分自身に問いかけます・・・
    「戦争だから・・」「小児まひだから・・」そんな一言で回答して良いものなのでしょうか・・・?
    ななしのごんべさん・・・作者の怒り、悲しみ、願いがこの言葉の中にたくさん詰まっている感じがします

    投稿日:2010/08/10

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  • 大阪堺大空襲

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    1945年7月9〜10日の大阪堺大空襲を描いた作品。
    小児麻痺で歩行困難な女の子、もも子が語ります。
    体が弱いのに召集されて戦死したおとうちゃんのこと。
    隣のいたずらっ子の双子、まさるとまもるのこと。
    戦時下で、学校へ行くことも拒否されたもも子の様子も切ないです。
    いつもは優しいおじいちゃんが、日に日に気難しく怖くなっていく様子に
    戦争の恐ろしさを感じます。
    そして、大空襲。
    田島征彦さん独特の迫力ある筆致が恐ろしい炎を再現しています。
    人形につけられた、ななしのごんべさんというネーミングへの想い、
    そして、本当にななしのごんべさんとなったった多くの人々。
    戦後生まれですが、小児麻痺である吉村敬子さんの体験と、
    おそらく体験者であろう田島征彦さんの双子エピソードがコラボしています。
    私の母の実家は、この大阪大空襲のそばで、幸運にも空襲を逃れた地区。
    そんな話も祖父母から聞いたことがあったので、余計他人事には思えませんでした。

    投稿日:2010/08/05

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  • 人間が人間でなくなる時

    やさしかったおじいちゃんが、自分の息子に「立派に死んでこい」という。たべものをめぐって鬼になる。それはすべて戦争のせい。
    でもこの絵本、それだけではなく身障者のお話でもあります。吉村敬子さんが、あの「わたしいややねん」の吉村さんだとわかったら、少し複雑でまとまりのない絵本の中のもも子の姿がとても大きく思えてきました。
    大阪の街で、みんな死んでいきます。「ななしのごんべ」さんのタイトルがとても重く感じます。
    戦争の悲惨さを感じるとともに、その時代にいた身障者。車いすではなく、乳母車。学校にも行けない。差別の話でもあるように思いました。

    投稿日:2010/01/02

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  • 障害

    吉村敬子さん自らも障害を持っておられるとの事で、絵本を出版できるまでになられたことに希望が持て勇気をもらいました。
    孫もまだもも子のように歩けないですが、いつも明るい子で笑っています。双子のまさるくんとまもるくんに助けられて乳母車のまま川の中に入って行った3人ですが、生きていると確信したいです!
    「ななしのごんべさん」が身代わりになってくれたと信じたいと思いました。戦争は恐ろしいことを知る為にも是非読んで欲しい絵本です。

    投稿日:2009/10/11

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  • 怖いです。

    • NON×2さん
    • 30代
    • ママ
    • 愛媛県
    • 男の子8歳、女の子5歳

    1945年7月9日から10日未明の大阪堺大空襲が、舞台です。
    我が子にも、戦争の事、少しでも知ってもらいたく、この本を読みました。
    子供にとって、絵からも、文章からも、怖さが伝わったらしく、「死」と向き合ったと思います。
    お母さんやお父さん、家族が戦争によって死んでいく。
    名前も分からない人が、たくさんいた事に、衝撃を受けました。
    今の世の中、戦争とは無縁ですが、心の片隅にでも置いて欲しいです。

    投稿日:2007/04/10

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  • 田島さんと吉村さんの実話でしょうか?

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子13歳、男の子11歳

    作者のお二人が、経験されたことを書かれたのでしょうか。

    戦争だけではなく、震災などの災害でも、身障者の方々は大変なご苦労があると思います。
    息子にアレルギーがあるので、災害時の食料や環境の確保にとても不安があります。
    数年前、水害にあった時は、夫が水に浸かりながら、買出しに行ってくれました。

    息子にこの絵本の感想を聞いてみると、ただただ「戦争は嫌だ」と言ってうつむきました。
    近所同士の関係が希薄な時代ですが、昔のように助け合えるようになったら、
    平和にもつながるのだと思いました。

    投稿日:2006/12/27

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  • 田島さんの赤い色が印象的でした。

    • てんぐざるさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子10歳、女の子5歳

    太平洋戦争(第2次世界大戦)の終焉の頃の、大阪空襲を描いた作品です。
    田島さんの赤が強い絵が、大阪に落とされた空爆の燃え盛る街の様を、印象づけられました。
    下半身の不自由だった主人公の女の子は、いとこ達と共に空襲の中を逃げ迷い…。
    助かったのでしょうか?それとも、助からなかったのでしょうか?
    最後のページには、「ななしのごんべさん」(人形)だけが描かれていて、彼らの生死は分からないまま終わっています。
    でも、爆弾一つで、どれだけ大勢の命と、街が消えたかは、伝わってくる絵本でした。

    投稿日:2006/07/07

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