ユリ・シュルヴィッツの穏やかで優しい絵柄にとても合ったお話でした。
空の色がとってもいいんです。澄んだ青が印象的でした。
建物の形もいかにも、中世ヨーロッパ街並み!といった感じで、最終的に得るおたからより、私ならこの旅そのもの(風景や旅で出会った人たち)がたからではないかと思いたいくらいです。
イギリスの古い昔話から考えた作品だそうですが、
全く同じシュチエーションの昔話が日本にもあるのをご存知ですか?
「みそかい橋」という話です。
少し前のお話会で聞いたばかりだったので、
この絵本を読んだとき、びっくりしてしまいました。
ホントに、舞台が日本か海外か(ここに出てくる隊長さんって、イギリス軍人のような格好をしてますよね?)くらいで、話の展開は全くそっくりでした。
お話の力って、すごいです!
お隣の中国や韓国で似たような話があるのなら、なんとなく想像できますが、地球の反対側といっても過言ではないくらい離れている国の昔話がそっくりだなんて!
子ども達に紹介するなら、絵本「たからもの」を読んで、「みそ買い橋」の話をするか、「みそかい橋」を語って、絵本「たからもの」を紹介したいな〜と、思います。