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そらいろ男爵自信を持っておすすめしたい みんなの声

そらいろ男爵 文:ジル・ボム
絵:ティエリー・デデュー
訳:中島 さおり
出版社:主婦の友社
税込価格:\1,650
発行日:2015年08月10日
ISBN:9784074115075
評価スコア 4.67
評価ランキング 2,354
みんなの声 総数 17
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自信を持っておすすめしたい みんなの声から

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14件見つかりました

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  • これは何よりも心地よいお話です

    そらいろ男爵を読ませて頂いて、感動しました。これは何よりも心地よいお話です。私は本が大好きですが、戦争でこんな形で本が使われるということを考えたことはありませんでした。私はあらためて、戦争について考えると同時に、ストーリーの世界に魅了されました。素晴らしいお話だと思います。

    投稿日:2022/07/30

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  • 戦争に何の意味があるのか!

    もし戦争が起これば多くの命が失われるのはもちろん、自分の好きなことをすることだって許されなくなる。
    戦争の愚かさと悲しさ。
    そらいろ男爵が戦争を終わらせる様はユーモアさえ感じますが、戦争より大切なことや楽しいことはたくさんある。
    それらを犠牲にしてまで戦争をすることに何の意味があるのか、そんなことまで考えさせられました。
    現代っ子には実はすごく共感できるストーリーかも知れない!
    そんなふうにも思いました。

    投稿日:2021/08/02

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  • 第1次世界大戦から100年

    柳田邦男さんが推薦されていたのでセレクト。
    戦争と平和というテーマで、フランスのエスプリがきいている、との評です。
    少し古風な絵ですが、2014年の作品。
    第1次世界大戦から100年ということで、100年前のエピソードとして描かれているのですね。
    そのころの戦争はまだ人が手で動かしていました、という文章が意味深です。
    ということは、今は…。
    空色の飛行機に乗ったそらいろ男爵が主人公です。
    悠々自適で飛行機を楽しんでいたと思われる男爵も戦争に駆り出されることに。
    そこで、砲弾になるものを、と探して思いついたのが、分厚い本!?
    そのうちに、ロシアの小説『戦争と平和』を落とすと、敵の兵士が読みふけってしまい、
    驚くべき光景が。
    本の威力、でしょうか。
    後半はさらにエスカレート、すごい結末が寓話的です。
    こんな解決策、実現してほしい、と思ってしまいました。
    小学校高学年くらいから、戦争の愚かさを感じてほしいです。

    投稿日:2020/08/30

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  • 本の力

    戦争を終結させるのは、武力でなく知性だ。
    そんなメッセージを感じさせる本です。

    男爵が投下する本により
    人々は導かれていきます。

    戦争中に図書館や本を守るといった実話物がありますが
    この本の中の本の使い方で
    本には力があるのだと改めて感じました。

    投稿日:2019/07/08

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  • 戦争している相手

    男爵は戦争に、自分の自慢の飛行機を使って戦います。
    攻撃するための、弾も自分の持っている分厚い本から始めます。
    始めは痛そうな固くて重い本だったのが、それらがなくなってから、落とし方も考え落とす場所も考え、敵にも味方にも本を読む楽しさを教え、お互い大切な人たちがいる事を思い出させて戦争を終わらせる。
    弾が本じゃなかったら?他の物だったら戦争は終わったのかな?
    戦争は大切な人を失います。戦争はしないに越したことはありませんが、争い事はどこでもおきてしまいます。その時、少しでいいから相手の事を思いやることができれば良いのにな。と考えさせられます。

    投稿日:2018/09/18

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  • 戦争に対する心の痛み

    空を飛ぶのが大好きで、
    自分で作った飛行機で楽しんでいたそらいろ男爵が、
    戦争へ行かなくてはならなくなった。
    しかも大切な自前の飛行機で。

    そらいろ男爵は、自分なりのやり方で、
    「戦争」に挑みます。
    それは戦いに出た兵士達の心に訴えかける作戦。

    本当の戦争ならば、非国民のように扱われそうな行為ですが、
    そらいろ男爵の気持ちは痛いほどに伝わってきます。

    本当に、こんな風に考える時間が与えられればいいのに。
    すぐにでも戦争が終わればいいのに。

    そもそも、戦争なんて起こらないようになればいいのに。

    ファンタジックな内容ですが、
    戦争について深く考えさせられるお話です。

    投稿日:2018/08/27

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    1
  • 男爵が砲弾の代わりに落としたもの

    • てんぐざるさん
    • 50代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子23歳、女の子18歳

    2014年に「サン=デクジュベリ賞」を受賞した作品です。
    主人公の“そらいろ男爵”はいい年したおじさんですが、本の好きな子どもたちになら、すぐに好きになってもらえそうです。
    分厚い本の数々、
    家族や恋人からの手紙…。
    “空色男爵“は砲弾の代わりにそれらを敵国にも味方の陣地にも落としました。
    このお話しではそのことがきっかけで戦争は終わりました。

    現実の世界でも、物語や音楽など文化的交流の中で、お互いの国のことを知り、手を取り合える世界が生まれるといいなぁと、思います。

    投稿日:2018/08/20

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    1
  • 戦争の終わらせ方

    そらいろ男爵がそらから落とした本のおかげで、戦争が終わるお話でした。爆弾ではなく、自分のお気に入りの本をぶつけるところが素敵です。心に響くことばは人の行動を変えることができるんだなと思いました。うちの子はまだ戦争のことがよくわからないようですが、もう少し大きくなったらまた読みたいです。

    投稿日:2017/07/27

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    2
  • 剣よりペンをならぬ、爆弾より本を

    • ときいるさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子6歳

    ドレードマークの空色の飛行機でのんびり空中遊泳を楽しむのが好きなそらいろ男爵がおりました。
    ですが世界で戦争がはじまり彼も飛行機のりとして戦争に参加しなくてはならなくなりました。
    戦争が続き爆弾も少なくなり戦況が厳しくなってきたときに男爵が思いついたのは家にある本棚の分厚い本。
    本を爆弾代わりに空から敵に投下したのです。
    敵の頭上にでも落ちれば攻撃の手段になると考えたのです。
    男爵が落としたのは「戦争と平和」。その本は敵に命中はしなかったものの、本を拾った敵の大将が本を夜通し読んでしまい次の日は戦争が一時ストップしたのです。
    本の投下に手ごたえを感じた男爵は本の投下を続けますが、そのうち家の本棚も少なくなり効果的に本を投下する方法をとるのです。
    本の上巻を敵陣に、下巻を自陣に。本の続きが気になる兵士たちはお互い本を交換するようになったのです。とうとう本がなくなり次になにを投下しようかと考え、兵士たちの家族からの手紙を投下するのです。
    それも味方の家族の手紙を敵陣に。敵の家族の手紙を自陣に。
    こうして、とうとう戦争は終わりました。
    そらいろ男爵はまた大好きな空の散歩をできるようになりました。

    本が大好きな私にとって本を使い平和に導いたそらいろ男爵は英雄です!力に対して力で対峙するのではなく、人間それぞれが持つ平和や芸術、美しいもの、大切なものを愛する心に訴えかける方法に感動しました。絵本ではありますが大人も十分に楽しめる絵本だと思います。

    投稿日:2017/02/13

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    3
  • 図書館の『読んでみよう』コーナーで発見。
    何気に手にとったけど、予想以上に深い絵本でした。

    そらいろの飛行機で誰にも邪魔されずに
    飛行を楽しんでた、そらいろ男爵。

    が、戦が始まって男爵も戦争に駆り出されます。
    爆弾になにを用いようかと考え、
    重い12巻の百科事典や辞書を用いるも戦争は続いて足りなくなる。
    最後の分厚い本は『戦争と平和』!
    的には当たらないけど、隊長が夢中になって戦争が中断、
    気を良くした男爵は・・・面白い本を投下し、それも工夫して落とし、最後は家族の手紙をユーモア溢れる方法で落として・・・のんきな絵柄とは逆に結構考える絵本です。

    小4息子が凄く気に入った事もあり、
    学校の読み聞かせで使用。

    あまり子供たちの顔を見ずにいたが、どうだったろう?
    言葉回しが『砲弾』とか『論理』とか難しめの訳文なので、
    高学年になってからの方が言葉がすんなり入っていけたかな?とも思ったり、読み聞かせ後に色々気になってしまいましたが、
    ムスコ曰く、『ひとつの花』って戦争を題材にした物語を国語でやってるらしいので、丁度良いよとの事。
    教科書がシリアスならこちらはユーモアで戦争を終わらせる話だから、朝にはピッタリ?反応はおだやかな感じでしたが、息子は満足だったようなのでまずは安心。

    そらいろの飛行機が戦争中は迷彩色に変わってましたが、
    終戦後はそらいろに戻すのかな?

    投稿日:2016/09/14

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