アメリカで刊行されてからまたたくまにベストセラーになり、国際宇宙ステーションに滞在していたアメリカの女性宇宙飛行士が宇宙から子供たちに向けて読み聞かせのパフォーマンスをしたことでも話題になった本だそうです。
エンジニアになりたい女の子ロージーは飼育員のおじさんのためにメカを作りますが、笑われてしまいます。ショックを受けたロージーはそれからと言うものメカを作っていることをひた隠しにします。しかし、若い頃に飛行機製造に携わっていたおばさんの「空を飛びたい」と言う夢を聞き、メカを作って叶えてあげようとします。また笑われるのではないかという葛藤を抱えながらも作りますが、上手く飛ばずに悲しむロージー。でも、それを見たおばさんは「大きなことをやり遂げた、次に取り掛かろう」と言うのです。やってみなければわからないことがあった、それは大きな収穫で必要なステップであったことを伝えてくれます。子供も大きくなるからこそ失敗が怖くなったり、臆病になったり、あきらめたりしますが、そんな時に勇気を与えてくれる本かと思います。