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赤羽さんの絵にひかれて、読んでみました。鬼につばをかけられ、人に姿が見えなくなってしまった男。姿が見えないことを利用して悪事を重ねていくことに・・・。人間の弱いところがかかれた物語は、いったいどうなるんだろう、と、ひきこまれました。どの場面も赤羽さんの絵が美しく、見入ってしまいました。
投稿日:2019/12/07
今昔物語の再話が絵本になったお話のようです。 鬼が出てくる話なので、節分シーズンにもぴったりにも思いました。 赤羽末吉さんの味わいある絵も、実に古風的でこのお話にとても合っていて、お話を盛り上げてくれているように思いました! さすがです!!!
投稿日:2020/01/09
お話は知っていましたが、赤羽末吉さんの絵で絵本になっていたのを教えてもらって、探してきました。 もともと昔話にある話なので、船崎克彦さんの再話になるかと思うのですが、表紙には「文」と明記してありました。 ある男が「百鬼夜行」を見たがために、鬼たちに唾をかけられ、そのせいで透明人間になってしまって…。 というストーリーです。これ初めに考えた人すごいですよね〜。 主人公の男も、すごくいい人ではなくて、透明人間になってしまったと観音様にお参りに行くわりに、見えない今だと盗みを働いたりと、決していい人ではなく、人間味たっぷりに描かれていたのが魅力的でした。 何となく芥川龍之介の「羅生門」を思い出しました。 こういう、日本人が昔から語り継いできた話を今の子どもたちにぜひ、届けていきたいなぁと、思います。 読み聞かせで使うなら小学校高学年くらいからお薦めです。
投稿日:2018/07/04
どこかで同じような絵本を読んだと思ったら『きえた権大納言』と同じではないですか。 でも、雰囲気が随分違うのです。 ほりかわりまこさんの濃厚な絵に対して、赤羽末吉さんの絵は昔の風画のような装いです。 ほりかわさんが主人公を権大納言と、上流階級をテーマにして面白おかしいのに対して、舟崎克彦さんのストーリーは普通の男を主人公にして、「面白い」というよりも「滑稽な」お話です。 鬼とすれ違った男は、鬼の唾をひっかけられて、透明な存在になってしまいました。 嘆いていた男は、人から見えないことを逆手にとって、ものを盗み始めます。 そんな男が、同じ仲間の牛飼いに病に伏した女を苦しめる手伝いを頼まれて、自分の良心に目覚めました。 転んでもただでは起きない男のずるさ。 鬼よりすごいかもしれません。
投稿日:2012/02/08
鬼に興味津々の息子が自分で選んできました。 鬼につばをはきかけられ、透明人間になったしまった男の話です。初めは慌てて神仏にすがろうとするものの、だんだん欲が出てきて透明人間の便利さを利用し盗みを働くようになります。でも、ある時改心し、ちゃんと元の姿に戻れて姫と結婚できてハッピーエンド。 よくある鬼退治とは違いますが、自分の心の中にいる鬼を退治する話なのかもしれません。 息子には透明人間の意味がよくわからなかったようで、充分に楽しめなかったようでした。もう少し大きくなってから再挑戦しようと思います。
投稿日:2011/05/12
鬼が出てきますが、大みそかと元日が出て来ますので、今からの時期に読むとちょうどよさそうなお話です。・ 今昔物語集の中のお話らしく、人間の業というのか性というのか、一度悪に染まるとなかなか元に戻ることが難しいことが伝わってきます。 鬼のつばで透明人間になってしまった男。透明人間であることをいいことに、盗みを繰り返します。 ギリギリのところまでいかないと、人間ははっと気がつくことがないのかもしれません。 歯止めがきかない状態というのは、この男のようなことなのだなあと思いました。 傍目には悪いと思えても、根性を入れ替えるというのは至難の業なのかもしれません。 高学年あるいは中学生ぐらいでも読むのに良さそうな絵本だと思いました。 息子に読み聞かせしてみましたが、滑らかな日本語でつかえることなく読みやすかったです。 舟崎克彦さんと赤羽末吉さんのコンビというと日本の神話シリーズもありますね。 鬼の赤羽と言われ鬼を描くことの多かった赤羽さん。 鬼がたくさん出てくる場面が迫力がありました。 偕成社と赤羽さんが組んだ本はたくさんあるようですが、いい本出してますね。 この本は読み応え見応えと両方ありました。
投稿日:2010/12/24
京都を舞台にしたお話で、京都に住んでいるものとしてはちょっと身近に感じるお話です。 ある男が鬼を出あってしまい、透明人間になってしまいます。 元に戻りたいと観音様にお願いするですが、 そのうちに透明人間ならば・・・と悪さをはじめ・・・ この後どうなるのかと、途中から最後がすごく気になってしまいました。 だって悪さしているから、それで透明人間から人間に戻るのはどうなんだろう?とか、でもそのままだったら話の終わりはどうなるんだろう?などなどでした。 息子的には最後の展開がやはりちょっと腑に落ちなかったようです。 でも大人の私からしてみると、人は弱い心を持っていて、ついそれに流されてしまうこともあるのかなあ・・・といった感じで、改心できたなら良しとするべ!と思ってしまいました。
投稿日:2008/02/04
今昔物語のお話です。 鬼の姿を偶然見てしまったばかりに、透明人間にされた侍の話です。 姿が見えないことを良いことに、いろんな悪さをしてしまうのですが・・・・・。 他人には見えないからといって、悪い事はいけませんよね。 人間の心理としては、見えないんだからちょっとくらいなら ・・・という気持ちにはなるかもしれません。 でも、そこで実行に移すとなると普通の人間なら、良心が働いて思いとどまると思います。 この話の侍も最後には自分の良心を取り戻せたので、本当に良かったと思います。
投稿日:2007/02/04
鬼につばを吐きかけられたために透明人間になってしまった男が、普通の体に戻りたいと観音堂にこもっているうち、人の物を盗むことを覚え、どんどん悪事をはたらきます。あれれれ、観音様に願いことをしてて、そんなことしていいの? 「これで観音様に普通の体にしてもらえれば、大金持ちだ」なんて、都合が良すぎない? 人間って弱いもの、自分の都合のいいように考えるものなんですね。でもこの男は、最後の一歩で踏みとどまります。偉い!良心を失わなかった!とほめていいものかどうかわかりませんが、えてして凡人はつい悪の道にはまってしまうもの、それを鋭く指摘した珍しい昔話(絵本?)だと思います。最後に悪に転がる「くもの糸」の逆バージョンですから、人間性善説かな。
投稿日:2006/10/29
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