ぎろっとこちらを見ている目。黒い三角帽子に、黒マント。
はじめて見たら、きっと大人でも、ドキッとしてしまう、三にんぐみの姿。
読んでみると、やっぱりこわい。だって、どろぼうだもの。
三つの「ぶき」で、道行く馬車を止めては、お宝を奪っていくんだもの。
でも、ある日の馬車には、みなしごのティファニーちゃんだけ。さあ、どうする三にんぐみ!?
読み終えたらきっと、にこにこします。こどもたちもいつも、満足そうにほほえんで、「もう一回読んで」と言います。
そうなるともう、三にんぐみの顔が、心なしかぴかっと光って見えたりして。
ちなみに、私の友人の男性は「俺さ〜、小さい頃、三にんぐみみたいになりたくてさ〜」と、語っていました。
かっこいい三にんぐみ、私も憧れちゃいます。