大好きなドン・フリーマンの作品なので読んでみました。
1954年の初版のモノクロの作品ですが、子リスのアールあたりと同じタッチです。
原題は、「Beady Bear」
ビーディーは、セイヤー君という男の子の持っているおもちゃのクマ。
ネジを巻いて貰うと、自由に動き回れるという設定です。
1人留守番をしていたビーディーは、クマが洞穴に住んでいることを知り、洞穴で生活を始めようとします。
洞穴の生活は不便で、何度も家との間を行ったり来たり。
その移動している姿が何ともユーモラスです。
最後にはホロッとさせられるシーンもあって、安心して読み聞かせ出来る絵本です。
モノクロ作品で派手な部分は全くないのですが、心暖まる作品というのは、こういう作品を言うのでしょう。