この本は、私が小学生の時に母親が買ってきたものです。
うちの父は10代の時に手の親指を事故でなくし、
仕事や車の免許などで大変な苦労をした人でした。
そんな父の苦労も知らず、私は父の手を
心の底からカッコいいと思い、友達に自慢をしていたくらいでした。
しかし、この本を読んだ時、子供ながらに
私は父をひどく傷つけていたんじゃないだろうか?
ああやって人に自慢するような無神経な事をしてどんな思いがしただろう?
と酷く後悔した事を覚えています。
さっちゃんを通して、小さかった私は
小さいなりにたくさん考え、胸を痛めました。
後から父が私が自慢していた事は
父にとってはうれしい事だったと聞いて安心しましたが、
私はこの本で“思いやり”を教えてもらいました。
この本からたくさんの気持ちを教わりました。
たくさんの子供たちに読んでもらいたい本です。