ロングセラー
どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

  • かわいい
  • ギフト

へんなどうつぶ」 みんなの声

へんなどうつぶ 作・絵:ワンダ・ガアグ
訳:渡辺 茂男
出版社:瑞雲舎 瑞雲舎の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2010年04月26日
ISBN:9784916016898
評価スコア 4.53
評価ランキング 7,185
みんなの声 総数 18
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

18件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 次の10件 最後のページ
  • 恐竜ではなく「どうつぶ」!

    題名に惹かれて借りてきました。

    久々に(私に)ヒットした絵本でした。ただの恐竜のように見えなくもありませんが、これは恐竜ではなく、へんな「どうつぶ」(原語ではそんな題名ではないようですが、訳が見事です)。子供の人形しか食べないというへんな「どうつぶ」に、何とか別のものを食べさせようと賢いおじいさんが一計をめぐらします。そして、色々な美味しい物をこねてまるめて作った、じゃむ・じるを食べさせることに成功します。ここまでは、おじいさんがへんな「どうつぶ」の容姿を褒めることでその気にさせたという何てことない展開なのですが・・・。

    この絵本の魅力は、そんな両者のやりとりよりもむしろ、そのじゃむ・じるを食べたへんな「どうつぶ」のしっぽが本当に長くなり、青いとげが光るようになったという部分かと思います。しかも、へんな「どうつぶ」は、それによってとても幸せそうな顔をしているのです。

    おじいさんはへんな「どうつぶ」を言わば騙したはずだったのに、なぜか嘘は現実になっています。そしてへんな「どうつぶ」は山のてっぺんに住み、長く長く伸びたしっぽを山に巻き付けて満足し、もう人形は食べなくなったということです。どこかにそんな山があるのかも?

    2歳半の息子には話が少し長いようで、まだじゅうぶんに理解していませんが、「なんじゃこれ?」というような怪訝な顔をして聞いています。お気に入りの1冊になりそうな予感がします。

    投稿日:2010/10/28

    参考になりました
    感謝
    0
  • どうつぶ?

    復刊される前から話題になっていました。

    ちょうど近くの図書館にはなかったので、リクエストして入れてもらいました。たくさんの人に読んでもらえるようにと願いをこめて。

    図書館の人にリクエストの紙を出す時に、「どうつぶ?」と念押しされたので笑いをこらえるのが必死でした。

    そう「どうぶつ」ではなくて「どうつぶ」というのがミソですよね。

    こんなお話に子どもの頃に出会ったら忘れられそうにないようなそんなユニークなお話です。

    この不思議な世界は、ぜひ読んでみていただきいなあと思います。
    復刊されてよかったです。

    投稿日:2010/07/04

    参考になりました
    感謝
    0
  • 「へんなどうつぶがかわいそう!」

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    うちの子はこの絵本をじっくり読んだ後、「へんなどうつぶがかわいそう!」と、口をとがらせました。
    ボボじいさんの作った「ジャム・ジル」を気に入ったから、食べただけのことなんだけど、
    ボボじいさんが「へんなどうつぶ」に嘘をついたことが、うちの子には許せなかったらしいです。

    それでも、1回読んだ後に文句を言いつつ、またゆっくりページを開いて読み直していたので、この絵本を気に入ったようでした。
    そうだな〜、出来たら、絵本のラストはこんな終わり方じゃなく、ボボじいさんと「へんなどうつぶ」とのちょっと変わった友情。みたいなもの描いて終わってほしかったな〜。

    「へんなどうつぶ」のしっぽが長くなりすぎて、山から動けなくなってしまっても、ボボじいさんは「ジャム・ジル」を届けてくれているんだから、2人の間に、確かに友情はあったと思うんだけどなぁ。

    この絵本の作者は「100まんびきのねこ」でおなじみの作家です。
    カバーについている解説を読むと、彼女は画家、版画家としても活動していたそうです。
    こうして後書きを読んでしまったせいかもしれませんが、私はストーリーよりも、絵の方が魅力的でした。
    3,4歳のお子さんから小学校高学年くらいまでの幅広い年齢層に、楽しめる作品だと思います。
    ただ、あまり小さなお子さんと読む時は少人数で。
    不特定多数の大勢で読むには、絵がちょっと見づらいかもしれません。

    投稿日:2010/05/28

    参考になりました
    感謝
    0
  • どうつぶ!

    • シーアさん
    • 20代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子5歳、男の子1歳

    図書館で長男が選びました。
    電車や虫の本、鮮やかだったり子どもの好きそうな本を手に取ることの多い長男には珍しいチョイスです。
    ワンダ・ガアグといえば、古典の名作というイメージですが
    この本は最近復刊されたんですね。

    ボボじいさんは、ある時突然現れた、恐竜のようなきりんのような「どうつぶ」に
    「人形を食べるのだ」と聞いて、「それでは小さい子が泣いてしまう」と、
    なんとか人形以外のものを食べさせるように考えます。
    それが「ジャム・ジル」
    でも中身は、いつも他の動物達にあげているものを混ぜあわせただけのものです。

    最初は、「ジャム・ジルを食べると、しっぽが長くきれいになる」と嘘をついて騙したはずだったのですが
    いつの間にか、それが本当になり、どうつぶは山のてっぺんに住み着いて
    人形を食べることはなくなります。

    どうつぶはなぜ人形を食べていたのか?
    なぜ、ジャム・ジルを食べると本当にしっぽが長くなったのか?
    謎は多く残りますが、それを一緒に考えるのも、絵本の良さかな?

    「どうぶつ」ではなくて「どうつぶ」
    読み聞かせている最中に、いつの間にか「どうぶつ」と読んでしまっているみたいで
    「違うで、どうつぶやで!」と訂正されることも多々・・・

    投稿日:2011/04/27

    参考になりました
    感謝
    1
  • 不思議な感覚

    • AAさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子9歳、女の子6歳

    この変わったタイトルにインパクトのある表紙。是非読んでみたくて図書館で借りました。
    正直な感想としては「期待しすぎたかな?」
    という感じです。

    最後の終わり方も私たち親子にとっては釈然としない終わり方だったです。
    どうつぶは文章からするととてもきれいな姿だと思いましたので、中の絵もカラーだとよかったかもと思いました。

    でも、この本は読み終わってからもなんとなく心に残りました。
    経験上、案外こういう本って、時期がもっとたった後もう一回読んでみたくなったりすると思うので、きっと読むことになると思いました。

    投稿日:2010/09/03

    参考になりました
    感謝
    1
  • みんなハッピー

    タイトルに惹かれて手に取りました。どうつぶ?動物じゃなくて?つぶつぶの何かでできているの?色々疑問は沸きますが、答えは最後まで出なかったです。奇妙なお話ですが、最後はなんだかハッピーな気持ちになります。

    投稿日:2024/08/04

    参考になりました
    感謝
    0
  • どうつぶの、正体はなに?

    • ほんもふさん
    • 30代
    • ママ
    • 岐阜県
    • 男の子8歳、男の子6歳、男の子4歳

    どうぶつではなく、どうつぶ。

    なんだか素敵なタイトルに惹かれて図書館でかりてきました。
    おじいさんと、どうつぶ。の話です。

    なんだかいい間違い見たいでかわいいのかなーと思ったら結構、恐い内容の絵本でした

    面白い。。。というより考えさせられる内容の本でした。
    とうつぶが、ぼか、というたび、もりのへなそうるのへなそうるを、連想してしまい、子供たちとへなそうるみたい。といってたのに、へなそうるとはまったく違う(と、思いたい)のでまたまたびっくりしました。

    投稿日:2018/08/30

    参考になりました
    感謝
    0
  • 超古典的作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    初版は1928年の作品。
    邦訳は1978年に岩波書店で初版されましたが重版未定の状況で、2010年度に瑞雲社が復刊したものです。
    因みに、この瑞雲社は、あの岩波書店の「ちびくろ・さんぼ」を復刊したことで知られています。
    他の絵本の作者紹介に、ワンダ・カアグに影響を受けたと書かれているのを良く目にしたので、楽しみに読みました。

    原題は、「The Funny Thing」。
    これで、へんなどうつぶという邦訳はやはり違和感があります。
    物語は、山奥の設定で、優しいボボじいさんが、鳥や動物たちの餌を用意して待っているというところから始まります。
    そこに現れたのが、どうつぶ。
    どうつぶは、人形を食料にしていると言うのです。
    ボボじいさんは、一案をこうじて、人形を食べられないようにするため、青いとげが立派になりしっぽが長くなる「ジャム・ジル」を作ってあげると嘘をつくのです。
    その架空の話は、なぜか現実となり、どうつぶは、人形を食べなくなり、「ジャム・ジル」のおかげでしっぽが長くなって終わります。

    しっぽが長くなり、自由に動けなくなったどうつぶは、果たして幸せだったのか?
    本人は満足しているようですが、このエンディングで良かったのか?
    読まれた方全てが納得できるものではない気がします。

    とは言え、80年以上も前に、世にこのような絵本が発刊されたということは、驚愕の事実であって、賞賛に値するものだと思います。
    そんな観点も持って、読み聞かせして欲しい作品です。

    投稿日:2011/03/06

    参考になりました
    感謝
    0

18件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / しずくのぼうけん / がたん ごとん がたん ごとん / オニじゃないよ おにぎりだよ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • ねこはるすばん
    ねこはるすばん
    出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
    にんげん、でかけていった。ねこは、るすばん。とおもったら、? 留守番の間に、こっそり猫の街にでかけて


年齢別で絵本を探す いくつのえほん

みんなの声(18人)

絵本の評価(4.53)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット