娘も小学校にあがって。
あれもやらなきゃこれもやらなきゃ、もたもたしない。
ああ、どうしてこうなの?と、いろいろと気持ちが急いでいたのかなあ。
この絵本を読んだらなんだか胸がいっぱいになってしまいました。
ふんわりとしたあまんさんの文と、それにぴったりな黒井さんの優しい絵。
娘がもっともっと小さかった頃、もっともっと呑気にしていられた頃を
思い出してしまったのです。
私も夫も欲張りで、娘も欲張りだからやりたいことがいっぱいで。
だけど、やりたいことを全部きちんとやるにはスピードが要求されるわけで。
元々のんびりな娘にはなかなかそれができなくて。
娘はしあわせかな?えりこみたいに、のはらでハンカチをひろげたり
ドーナツをゆっくり食べたり、うさぎのことをこっそり眺めていたり
する方がしあわせじゃないかな?
娘は、えりこがうさぎのことを覗いている場面では、ただただうれしそうに
していましたが、私はいろいろ考えてしまいました。