音楽を聴いたことの無いねずみのジェラルディンが
チーズをかじっていて彫り出されたフルートを吹くねずみの姿を見て
音楽の音色を感じ取るのです。
少し難解な哲学的世界のため、我が子たちには???でした。
ちなみに、大きなチーズには関心がありましたが・・・。(笑)
私にとっては、彫り出されたチーズのねずみの姿、
これは仏師が一本の木から仏様を出して差し上げるという世界や、
中将姫が仏の声に従い、様々な色に染めたはすの繊維を織り機にかけると
見事な仏画が布に織り込まれた伝説を思い出してしまい、
とても感銘を受けました。
そして、音楽をジェラルディンを体得したことが、
見事に描かれています。
気前良くチーズを分けてあげるジェラルディン。
そんな優しいジェラルディンだからこそ、音楽に出会えたのかもしれませんね。