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たべもののまちABCity

たべもののまちABCity(小学館集英社プロダクション)

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新装版 ゆきがやんだら

新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

酒井駒子によるロングセラー絵本の新装版

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しろいゆき あかるいゆき」 みんなの声

しろいゆき あかるいゆき 作:アルビン・トレッセルト
絵:ロジャー・デュボアザン
訳:江國 香織
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1995年
ISBN:9784892388446
評価スコア 4.32
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みんなの声 総数 18
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  • 1947年生まれの絵本の名作

    一般書と絵本であれば、どちらの方が作品として長生きするだろうか。
     一般書の場合古典と呼ばれて長く読み継がれる作品がある。絵本の場合、古典という呼び方はあまりしないが、親子三代にわたって読まれている作品があることも確かだ。
     アメリカで生まれたこの絵本もそんな一冊だろう。
     何しろ初めて出版されたのが1947年、つまり第二次世界大戦が終わってわずか2年のこと。
     日本でいえば、団塊の世代が生まれ始めた頃だ。
     そして、その翌年にはこの絵本はコールデコット賞を受賞している。

     実はこの作品を読むまではそんなことは知らなかった。
     ある書店でこの絵本が「面陳列」(表紙を見せて陳列する方法)していて、てっきり新しい絵本だと思って読んだのだが、それが自分の年齢よりも長く読み継がれていた作品だったことに驚かされた。
     同時にそんな絵本を「面陳列」までした書店員さんのセンスに感心した。

     この絵本に登場するのはお百姓さん、郵便屋さん、おまわりさん、しっかり者のその奥さん。そして、雪が大好きな子どもたちにうさぎたち。
     彼らは雪が降り始める気配をそれぞれ違った方法で感じる。
     例えば、お百姓さんなら雪のにおいから、しっかり者の奥さんは雪の前には足のつまさきが痛むといったように。
     この絵本の素晴らしいところは、こんな風に登場人物たちそれぞれが固有の世界を生きていて、それを感じることができるということ。
     まるで重厚な長編小説の味わいを感じる、そんな絵本の名作だ。

    投稿日:2020/01/26

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  • 普遍的な美しさ

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子6歳、男の子3歳

    コールデコット賞受賞作品とのことで
    雪の季節にピッタリと思い、読んでみました。

    少し長いのですが、言葉が詩のようで、
    また郵便やさん、お百姓さん、お巡りさんたちが、
    短編みたいに少しずつお話が進み、
    どうなっていくんだろうと気になりながら読み進めました。

    受賞したのもわかる
    普遍的な美しさのあるお話でした。

    投稿日:2018/12/12

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  • 雪の日の情景

    雪の日の情景が、詩情ゆたかに語られていて読み心地の良い絵本です。
    詩のような文章のまろやかさに始まり、郵便やさん、お百姓さん、お巡りさんや、子どもたち、うさぎたちそれぞれの雪の日の姿が描かれているところは、雪の日のさまざまなイメージを膨らませているようでした。
    ただ、春の予感まで拡げず、雪の日の余韻で終わるともっと良かったような気がしました。 (約8分)

    投稿日:2016/01/23

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  • 描写が美しい

    雪が降り出す前の暗い空の色、降り出した街の様子、積もった雪の美しさ。どの描写も美しく、心惹かれます。
    最後の場面では、もうすぐ訪れる春の足音が聞こえてきそうです。
    外国の風景がおしゃれで、インテリアにも最適ですね。

    冬の寒い日にコタツに入って読みたい1冊です。

    投稿日:2014/06/01

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  • お洒落な本

    詩的な文章になっていて
    大人にプレゼントしても良さそうな詩的な本です。
    雪の降り始め、降ってから
    そして解けて、、、
    雪の様子と人の様子、動物の様子が描かれます。
    色も落ち着いていて素敵ですよ。
    途中、文章だけのページがあって子供は退屈そうに聞いていましたが
    静かに読むとじんわりとはいってきます。
    郵便屋さんが雪にうまったり楽しい場面もあります。

    投稿日:2013/01/17

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  • 純白な雪

    雪の舞降りるのを静かに待っているようなそんな穏やかな気持ちになれる絵本だと思いました。登場人物もお百姓さん、郵便やさん、お巡りさん、お巡りさんの奥さん、子供たちと夫々の思いで語られています。雪って純白なイメージがあり、雪で困ることなど想像できないで憧れさえ感じている私なのですが、年末の大雪で立ち往生して目的地まで辿り着けない苦い体験をした私でした。でも雪が降ると純白な眩しさで、雪明りで明るくなれるのも気持ちまでが明るくなれるのがいいなあって思いました。春を告げる喜びで結ばれているのもいいなあって思いました。

    投稿日:2011/05/29

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  • それぞれのキャラクターたちが感じる雪

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    冬らしい絵本でした。
    後書きで作者も書いていますが、
    絵本の中には「雪を感じる」キャラクターとして、
    郵便屋さん・お百姓さん・おまわりさんとおまわりさんの奥さん、雪の大好きな子どもたちと、動物代表でうさぎが登場し、
    ページをめくるごとに。それぞれの思いや雪のために変化する仕事を描いてくれています。

    絵本は活字がやや大きめで大変読みやすいです。
    絵もはっきり描かれているので、大勢いる場所での読み語りにも向いています。
    お話会で使うなら、やはり雪の降りやすい今の季節にお薦めです。
    こういう絵本に年齢の上限は、あまりないように思います。

    投稿日:2010/02/06

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  • 雪の降るまち

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子10歳、男の子6歳

    雪が降ってくるようすが、詩になって心のなかにはいってきます。
    大雪を経験したことのない私にも、雪が降る前ぶれや雪が積もったときのこと、そして雪がとけて春がやってくることなどが、疑似体験できた気がしました。
    しろいゆき・あかるいゆきという違いが読む前はわからなかったんです。あまり変わりがないんじゃないだろうか。と、思っていたので。でも、読むと、違うものなんですね。雪が降るまちに住む人々それぞれの雪のとらえ方に、興味をそそられました。
    ひとりひとり、雪の受け止め方がちがうけれども、だれも雪が降ることに逆らっていないなあと思ったのです。自然の流れを素直に受け止め、それぞれが静かに春を待つ。といった生活が、経験したことのない私には新鮮で、そしてステキだなあと思いました。
    雪の白と、おうちの赤や黄色のコントラストが、冬の静かなイメージを作り出しています。心穏やかになりたいときに読みたい一冊です。

    投稿日:2009/12/17

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  • 静かにめぐっていく季節

    図書館の「冬の絵本」コーナーで見つけ、デュボアザンさんの絵が好きなので手に取った絵本です。

    一番はじめ、白いページに黒い文字でシンプルに、雪の詩が書かれています。
    この文章・・・とても心に沁みます。

    そして物語は、街に住むいろんな人々が、それぞれの感性で雪の訪れを感じるところから始まります。
    最初のひとひらの雪が落ちてきて・・・静かに降り積もり・・・やがて一面が雪でうずまります。

    静かな文章、色数を抑えた心地よい挿絵。
    びっくりするような出来事はなにも起きません。
    雪が降り積もる冬の日の様子が、いろいろな人たちの生活を垣間見せながら描かれていきます。
    冬が始まり、過ぎ、そして次の季節が巡ってくる・・・
    当たり前の日常、それがとても素敵に描かれているんです。

    どちらかというと、大人向けなお話でしょうか。4歳の息子には、まだこの淡々としたお話を楽しむ理解力はついてないようでしたが、一面に積もった雪の様子は興味深そうに見ていました。
    私はとても気に入ったので、是非手元に置いておきたいと思った絵本です。

    投稿日:2008/12/19

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  • たったの30ページで冬の始まりから終わりまでを描ききっています。
    そこでは事件もおきません。
    吹雪はありません。
    「ゆうびんやさん」と「おひゃくしょうさん」
    「おまわりさん」とその「おくさん」。
    「こども」たちに「うさぎ」
    それぞれの雪との接し方をひたすら小さく積み上げていきます。

    例えば雪が降る予感を感じ取るときのそれぞれの書き分け方。
    「おひゃくしょうさん」が感じる雪の降る予感は「ゆきのにおい」です。
    「おくさん」はつま先の持病、「うさぎ」たちは「ふるのを しっていま」す。
    そして「こども」たちは雪が降るのをひたすら待つばかり

    灰色をベースにした絵なのに、肌の赤い人たちのせいか暗くはなく、
    帰って静かな冬を感じさせてくれます。

    この絵本をよむときは、テンポを守ってゆっくり読んでください、と
    絵と中身が教えてくれている気がします。
    自分が思っている2倍の速さで読むことができたら、きっとその人はプロの読み手になれる気までしてきます。

    江国香織さんの訳もところどころ体言止めや行替えを多用して
    絵本を読むテンポを指し示してくれます。
    出版は1938年。70年以上経っても色あせない絵本です。

    投稿日:2008/09/20

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