「よるくま」 みんなの声

もうすぐ２歳になる子供に、寝る前に読んであげるのにいいかなーと、手にとってみました。
「よるくま」というこぐまちゃんが主人公なのですが、とってもかわいいです。もっとも、娘はよるくまちゃんより途中で出てくる流れ星のページがお気に入りみたいですが・・・
あたたたかい気持ちで「おやすみ」と言える、そんな本です。

ある夜「ぼく」のところにやってきた小熊の「よるくま」のおかあさんを、一緒に探しに行くお話です。夜のお出かけのワクワク感、おかあさんがいなくなっちゃった悲しさ、そうしておかあさんを見つけたその嬉しさ…どれもがココロに響きます。絵もお話もやさしくて、読んでいる私のココロも聞いている子どものココロもやさしくやさしくなっていく、そんな絵本です。夜寝る前に交わす母子の会話…という形式でお話は進みます。そして最後に『おやすみ』。寝る前の読み聞かせに最適です。

１ページの文が短いので、小さい子供にも飽きさせずに読んであげられると思います。小さい子がお母さんに、夢の中でのお話をしてるのだと思いますが、「ママあのね」「〜でね」「〜しようね」っていう、言葉がとてもやわらかく好きです。娘がぬいぐるみに向かって同じように話してるのを見て、とても微笑ましく感じました。

読み聞かせに最適だと思います。何より読んでいるお母さんが優しい気持ちになれるのではないかと思います。可愛い絵のせいか、７歳の長男には受けませんでしたが、とてもいい本ですよ。

この本を読み終わったあとはとても落ち着いた気持ちで眠ることが出来ると思います。よるくまという夜みたいにまっくろいくまのこが男の子と一緒におかあさんを探すお話なのですが、最後はおかあさんを見つけ安心してベッドの中へ。お話もいいのですが絵もカラフルでなく落ち着いていて、文字も黒の背景に白で書かれています。見ていてもだんだんと眠りに入っていきそうな感じです。子供も１人で寝るより、おかあさんにそばにいてもらいたいものです。寝る前にこの本を読んで、明日は、○○しようね。○○いこうね。なんて言いながら寝かせれたらよいと思います。