「どうぞのいす」 みんなの声

いすが完成してから、たくさんの動物がやってきますが、小鳥さんがつねにいすのそばにいます！！なんだかいすを見守っている感じでかわいいです。

ほんわか優しい気持ちにさせてくれる絵本です。
最後は、クスッと、笑わせてもくれます。
小さい娘には、決めセリフ？の「おきのどく。」を、かわいそう。に、少しやさしく話すと楽しめたようです。
オチを理解するのは、もう少し時間がかかるかな。
でも、また読んでと持ってきます。
大きく描かれた暖かい絵にも、惹かれているようです。

娘が４歳の時に大好きだった絵本の一つです。
とにかく可愛いものが好きで、怖いものが大嫌いだった娘。狼の登場する「あかずきん」、魔女の登場する「白雪姫」・・・　そんな定番の絵本たちが苦手だったんです。（今は大丈夫になりました）
でもこの本はとにかく可愛い。絵は愛らしいし、お話しもほんわか、ぽかぽかあったかくなります。全体的にシンプルですが、優しさ溢れる絵本です。

タイトルにも書きましたが、何より意外だったのは、表紙のうさぎが主人公ではなかったって、こと！うさぎじゃなくて、「椅子」（物）が主人公の本なんて、「ほー」って、感じでした。
でも、真心というか、優しさみたいな物がじんわり伝わってくる、素敵な絵本だと思います。
ちなみにパン好きの私は、キツネの持っていたパンの味見をしてみたかったです。

うさぎがつくったいす「どうぞのいす」
どの動物も、次の人がお気の毒ということで、何かを置いていくんです。お礼の気持ちと、次の人へのどうぞの気持ちで、いすの上に置かれていくものがどんどん変わっていきます。そして最後には・・・。
読んでみてください。なかなかいいですよ。＾＾

うさぎさんが小さないすを作って、野原の木の下に置いた。
そのそばに「どうぞのいす」と書いた立て札も立てた。
あるひ、ろばさんがどんぐりの入ったかごをおいて、昼寝をしているうちに・・・。
「どうぞ」の立て札のそばにどんぐり。次にきたくまさんは全部食べてしまう。
でも、後から来た人のためにとハチミツを置いて帰る。
ろばさんが寝ている間に、つぎからつぎへと動物達が来て、食べては代わりのものを置いていく。
目を覚ましたろばさんは・・。
秋色いっぱいで、秋にはぴったり。
動物達のちょっとした心遣いがかわいく、幸せな気分にさせてくる温かい絵本です。

誰かに座ってもらおうと思ってうさぎの作った「どうぞのいす」に、どんぐりが置かれたことから、わらしべ長者？のようにどんどん物がかわって・・・というお話です。絵がかわいくてほのぼのです。作ったいすにしっぽがついているのが子どもには、うさぎの自己主張のように思えるようです。

この本は、長男の幼稚園の発表会の劇になりました。
わたしは知らなくて、子供に聞いても話はあやしいので（４歳児の説明は、断片的）、インターネットで調べました（もちろんその後本は読みましたが）。
次々と出てくる動物たち（長男は、きつね）。でも争いはひとつも起こらず、みんながいすの上にあるものを善意であるものと思い込んでいる。ものをもらっても、自分だけではいけないと変わりのものを置いていく。いま、人を傷つけたり、だましたり、争ったりという話が多い中、なんて平和な話なんだろうって思います。でもひとを思いやる、そんな子供になってほしいなと思う本でした。

とにかく絵がかわいいんです。 ほのぼのというかあったかいというか。
内容はどうってことないんだけど、「繰り返し」に子供って弱いみたい。ろばが来て、次にくまが来て、その次は？そして最後は？みたいに展開していくお話好きですよね。
読む側にとっても読みやすい。ほら、絵本のくせに、こんな日本語使って、幼児にわかるかっつーのみたいなのあるじゃないですか。 その度にわかりやすい言葉に言い換えて、っていう経験ありませんか？ そういう必要は一切なし。まさに無難な一冊ですね。 元取るくらい読みました。今は自分で読んでます。