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うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 恐竜

うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 恐竜 (小学館集英社プロダクション)

お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!

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100万回生きたねこ」 みんなの声

100万回生きたねこ 作・絵:佐野 洋子
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1977年10月
ISBN:9784061272743
評価スコア 4.62
評価ランキング 3,854
みんなの声 総数 305
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305件見つかりました

  • 大切なことを親子で考える絵本

    • ぽむぽむパパさん
    • 30代
    • パパ
    • 大阪府
    • 男の子8歳、女の子5歳、女の子1歳

    100万回死んで、100万回生きてきた、立派なとらねこ。このとらねこが、白いねこと出会って、愛する心を知り、悲しむ心を知ります。最後に、とらねこは、死に、そして、生き返らなくなります。
    死を最後にもってくるのは、絵本としては、珍しいのですが、タフに生き、愛する心、悲しむ心を知って、そして死ぬ、最も基本で大切なことを描いているのだと思います。
    大切なことを親子で考える不思議な絵本です。

    投稿日:2004/03/22

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  • 愛するということ

    私がはじめてこの本を手にしたのは2歳の時
    親からのプレゼント
    子供の頃の気持ちは絵のかわいさと何回も繰り返し
    生きる猫に思いをはせていた
    でも死んでいくことや人や好きになっていく
    ことはまったく理解できなかった
    でも自分の年齢と共に読み返すと深く理解できてきた
    今では愛するという難しさとすばらしさを
    少しだけわかってきた気がする
    古くなった「100万回生きた猫」は今では2冊目を
    迎えようとしている
    これからももち続けたい
    読みつづけたいと思う一冊

    投稿日:2003/02/17

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  • 「生きた証」は長さじゃァ、ない!

    初めて読んだのはたぶん、高校生の時だったと、思います。
    何となく手にしたこの本に、泣けました。
    佐野洋子さんの絵がまた、とてもインパクトのあるもので、はっきりいって、小憎らしい感じのする主人公(ネコ)が、最後には大切な相手を失って泣き崩れる、とても愛らしい存在になっていました。
    この絵本を読んで感じたことは、長く生きることより、もっと大切なものがある、ということです。

    投稿日:2002/12/09

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  • 初めて出会った絵本

    私が中学のときに、バレンタインのおかえしで先生からもらった絵本です。当時、高校受験や家庭内のいざこざで、気持ちもすさんでた私ですが、主人公の猫が愛することを知って、悲しむことを知って、初めて心というものを知ったときに死んでいったと言う話をよんで、とても心を洗われた気持ちになりました。何度も何度も読み返しては、涙うるうるになりました。やっぱり、どんな名誉やお金があっても、人を大切に思う気持ちとか、いとおしい気持ちとかには変えられないんだということを再認識させられました。
    小さいころから絵本は好きだったけど、大人になって初めて出会った絵本がこれです。
    私もこの絵本のねこみたいに、気持ちが洗われて、いとおしくて大切な人を見つけたいです。
    そして、大切なこと、子ども心を失わずに生きていきたいです。
    今、本ばなれが新聞などで取りざたされていますが、絵本ならとっつきやすい子どもも多いはず。
    子どもと大人のはざまにいる子どもたちに、きっとこの絵本は何かを与えてくれるはず。

    投稿日:2002/08/20

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  • 心の波紋

    • 猫月カエルさん
    • 50代
    • せんせい
    • 大阪府
    • 女の子16歳、男の子12歳

    この絵本に初めて出会ったのは小児科の待合室だった。当時、決して軽いとは言えない病気を患っていた4歳の娘を連れての通院が日課になっていたのだ。私の影響で猫が好きだった娘に読んでやろうかと何気なく手にとった絵本の表紙には、ふてぶてしいとらねこがでんと構えていた。
    ページを開くと何度も死んでしまうとらねこ。娘もなんとなく微妙そうな顔をしている。どうやってオチをつけるのだろうかと心配しながら読み終えた。最後、生き返らなかったとらねこに温かさだけではない何かが心に湧き上がる。「なんだか変わったお話だったね?」と少しキョトンとしている娘を見ながら、確かに病院に置く本なのかと疑問も感じた。正直、ちょっとモヤモヤした読後感だったのだ。

    しばらくして、仕事で絵本を読むことが増えて、とある本屋でこの絵本に再会した。なぜだか表紙のとらねこを見たらどうしてももう一度読みたくなって、すぐに買ってしまった。じっくり読み返してみると、いろいろなことが感じられた。大切なものを持つことと失うことの意味。生きることの目的。他者と心が通じ合う喜び。自分であることの誇り。けれどもこの話の主眼はそれだけなのだろうか? 白いねこに心を奪われたとき、とらねこは何かに負けて何かを失ったのではないか? けれども同時に初めて何かを知って初めて自分よりも大切なものを得ることができたのだ。トラネコは最後幸せだったのだろうか? 生き返らなかったのは生きることに満足したからなのか? 失うことの悲しさを二度と味わいたくないからなのか? 感動しながらその感動の所在がよくわからなかった。

    それから何度もこの絵本を読んだ。読むたびに違った何かが見えてくる気がした。

    世の中にはいろいろな絵本がある。いつも同じ感動を与えてくれる素晴らしい絵本がある。それは心の水面にできる寸分違わぬ美しい波紋のようなものだ。けれども、この絵本は少し違っていて、心にできる波紋がいつも同じとは限らない。自分の心の状態によって、精緻な波紋も、乱れた波紋も、時には大きなさざ波さえも起きることがある。きっとこの絵本は、波紋そのものではなく心に投げ込まれる石なのだ。だから人によって、自分の心の状態によって起きる心の波紋が毎回異なる。作者の言いたいことはこれなのだ、と簡単には説明できない。この絵本がここまで多くの人々に愛され読み続けられている一番の理由はここにあるのかもしれない。

    まだ1回も生きおわっていない私は、その1回の間に百万回、は無理でもきっとあと百回はこの本を読むと思う。この人に懐くことのないふてぶてしいとらねこが本当に大好きなのだ。感動とか名作だとかの先入観なしに、是非とも一度はこのとらねこに会って欲しい。そしてそのとき生まれた心の波紋を覚えておいて欲しい。きっともう一度このとらねこの話を読み返したいと思う日が来るに違いないのだから。

    投稿日:2018/11/30

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  • 愛がある人生

    愛のある人生は、愛のない何百万回の人生よりも遙かに幸せだということを伝えてくる絵本です。
    お金があったり、力持ちだったりする人生よりも、たった一人の愛する人と共に生きる人生が、かけがえない唯一の人生になるということが、心にジーンと染みます。
    ただ一人を精一杯愛したくなります。

    投稿日:2018/10/02

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  • 人間の心のおろかさ

    人間に振り回され、100万回死んで、100万回生きたねこ。
    人間の心のおろかさが分かります。
    最後はやっと猫らしく死ねたので、それは「幸せ」だったのではないかと思います。

    動物も人間と同じように、心を持ち、自分の意思を持っている。
    このことを忘れずに、心のすみにいつも置いておきたいと思います。
    生きる楽しみにやつらさ、悲しみ、いろんなことがつまった人生を
    大切に過ごしたいです。

    投稿日:2015/12/01

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  • 私が小学校1年生のころに、母がよく読んでくれた絵本です。
    そのころには、もう二度と生き返らなかった猫の結末にじーんとはしたものの、深くはわかりませんでした。
    私が結婚をするとき、母がこの絵本を渡してくれました。
    久しぶりに見たこの絵本をとても懐かしく思いましたが、内容は覚えていませんでした。
    大人になってから見返すと、なんて深い絵本なんだ、と・・・
    自分の人生に満足できず、何度も人生をやり直す猫が、最後に得て満足したものは、お金でも自由でもなく、愛する妻と子どもでした。
    結婚直前にこの絵本をくれた母の気持ちを思うと、涙が止まりませんでした。

    投稿日:2014/04/12

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  • 奥が深い・・・

    とっても有名な絵本ですが、私も主人も、ちゃんと読んだ事がなかった絵本でした。
    やっと読めました。子供達と読みました。

    100万回生きて、100万回死んだ猫の話。

    最初の方、誰もが嫌いだという猫に、ちょっと嫌〜な感じがしましたが、「しろねこ」との出会いで変化していく姿に、感動しました。

    読めば読むほど、考えれば考えるほど、奥の深い絵本だと思います。

    子供達には、まだまだ難しいかもしれませんが、成長と共に、親子で読んでいきたい絵本となりました。

    投稿日:2012/02/27

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  • 私が飼ってたねこはどうだったかなあ

    100万人もの人が、かわいがったのに、だれのことも好きじゃなかった
    ねこ。最後に、のらねことなって自分のことを好きになり、白いねこのこと
    も好きなり、もう、けっして生きかえらなかったねこ。
    よかったなあって思うけれど。
    でも、自分が飼っていたねこのことを考えると、どうかなあって
    思ってしまいます。私はそのねこのことが大好きだったけれど
    もし、そのねこが私のことをちいとも好きなんかじゃなくって。
    どこかでにくたらしく(笑)生き返っていたならば。。
    娘が本棚から「これを読んで」と持ってきた絵本だけれど、娘には
    あんまりわかんなかったかもしれないです。
    でも、それでいいよなって思います。
    だあれのことも好きになれなかったりして何度も生まれ変わっちゃう
    ねこの気持ちを4歳児がわかったらちょっと怖いものね。
    白いねこがしんで、ねこがわあわあ泣くところだけはとても印象に
    残ったようで、よかったなって思います。大切な人がいなくなったら
    泣いちゃうよね。

    投稿日:2011/12/02

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