松谷みよ子さん×瀬川康男さんの「日本むかし話」シリーズです。
表紙絵に描かれた大きな顔がとてもインパクト(お祭りに出てくるような赤い化粧をした人形のような顔)があります。
が、この絵からこのお話はあまり私の中で合致しませんでした。なので、個人的にこの表紙は≪ちょっとなし≫という感じです。(瀬川さんごめんなさい(;´・ω・))
だって、とってもいいお話なのに、正直私が小学生くらいの子どもだったら、この手の表紙の絵本の中身を読んでみたいとは思えないのです。ですからできたら表紙絵だけリニューアルしてもらえたらと思いました。
中身はとっても素敵です!!
おはなしも、1ページ1ページ描かれている瀬川さんの挿絵も、サイコーでした!!
座頭市(目の見えないお坊さん)が川上から流れてきて、その人の亡骸を埋めてあげたらそこから木がはえてきて……。という不思議な話。
善い行いにはよいことが起こるという昔話の王道です。
私は子どもの頃にこのお話をどこかで聞いたことがあったのですが、ずっと忘れてました。でも、この絵本をたまたま手にして読んだとき、子どもの頃このお話を聞いて想像していた自分の頭の中の映像がバァーと流れ出しました。
改めて、昔話ってすごいなっと感じた1冊です。