生まれたばかりの赤ん坊が、魔女によって連れ去られます。ラプンツェルと名付けられたその子が、やがて器量のよい娘に成長すると、魔女は娘を森の奥の高い塔に閉じ込めました。ある日、美しい歌声を聞いた王子が、声のする塔に向かって「おまえのかみをさげとくれ!」と呼びかけると、窓から黄金を紡いだような長い髪がおりてきます。名訳とホフマンの美しい絵で味わうグリムの物語。
ホフマンさんの絵本は、どれも好きです。
口承文学である昔話に絵をつけて、絵本にするのは、大変難しいことだと思うのですが、ホフマンさんは、昔話の世界観を、ことにグリムの昔話の世界観を、上手に描いてくれます。
(『七話のカラス』だけは、少し現代的すぎて、私的には、イメージと違うのですが…) (ピンピンさん 50代・その他の方 )
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