表紙を見て絵のタッチが可愛くないなぁっと思いつつ
ペラペラとめくってみると
主人公と思われる男の子が黄色い合羽を着て探し物をしている。
けれど、街の様子がとても変。
あちらこちらに、怖くて不気味なものがたくさん描かれていて
まさしくホラー絵本という感じでした。
とっても怖いのに何故か引き込まれてしまう、
怖いもの見たさの好奇心をくすぐられるのかもしれませんが
子どもにはちょっと難しいかもしれません。
そういえば、僕も子どもの頃夕暮れ時から夜にかけてというのが
何だかよくわからないけれど、漠然と怖く思っていました。
色々なところに、この絵本のような
怖くて不気味な姿を見出していたのかなぁなんて思ったり。
もしかしたら、そういうのをリアルに感じている子どもには
もっともっと怖く感じる絵本なのかもしれない…。
誰向けの絵本なのかわからないですけど
僕には何故か心に残って引っかかってしまう絵本でした。