中世のイタリアで子ども時代を過ごした、レオナルド・フィボナッチは、あけてもくれての数のことばかり考えていました。そのことを、周りの人は理解できず、『のうなし』と呼んでばかにしていました。
成長して、世界中を旅したレオナルドが、インド・アラビア数字に魅せられ、フィボナッチ数列を発見しました。史上最も優れた西洋の数学者の一人と考えられているフィボナッチが、数列を発見するに至った経緯を知ることができる一冊です。また、その結果を導いてくれた、大きな影響を与えたものとは…
算数、数学の好きな人にとっては、思わず引き込まれてしまう魅力的なお話です。
でも、フィボナッチが発見する前から、自然の中に隠された数字のトリックがあるということも、とっても不思議な気がしました。