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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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よくぞごぶじで」 アダム&デヴさんの声

よくぞごぶじで 作:ルドウィッヒ・ベーメルマンス
訳:江國 香織
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2010年10月
ISBN:9784776404248
評価スコア 4
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みんなの声 総数 7
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  • 知恵のまわるきつねに読者はやられた〜!

     「マドレーヌ」のシリーズでおなじみのベーメルマンスさんの晩年の作品です。
     乗馬の盛んであった、バージニア州在住の友人だったビーヴァリー・ボガードさんの詩が元になっているお話だそうです。

     欧米では昔から行われていたきつね狩り。
     当時は日曜ともなると、家族ぐるみで参加するお祭りのようなものだったようです。
     たくさんの嗅覚のきく猟犬を連れ、馬に乗って、匂いの目印をつけたきつねをおとりに放し、それを追い駆け巣穴を探りあてるのです。
     
     この“きつね狩り”を一軒のきつねの家庭の母子の会話で描いています。
     外の喧騒さに気づいた子狐が母狐に尋ねると、きつね狩りについて説明をし始めます。
     随分ぞんざいな言葉遣いで、イライラカリカリしながら説明をするおかさんだな?と思いながらも、人間の知恵ある狩の方法に「な〜るほど」なんて思いながら読み進めました。

     おかあさん狐の言葉には、きつねは生きていくうえで“知恵”がなきゃだめ!という教えがしっかり込められています。
     狐の親子だもんね〜、なんて笑いながら読んでいたら、なんとうまく人間の一枚上手の知恵をまわらせ逃げのび、家に帰ってきたのは、・・・・・・。

     やられた〜!って感じです。
     かあさん狐のイライラカリカリにも納得です。
     タイトルにも「上手い!」と拍手したくなりました。

     “知恵の まわる きつねは いつだって にげのびる”の一文に、“知恵の まわる きつねに 読者は やられた 〜!”と笑ってしまいました。
     
     終盤、狐の家族のティータイムのカップの絵柄に再び爆笑でした。

    投稿日:2010/11/07

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