よるくまは、よるみたいにまっくろでむねにはおつきさまがひかってて、とってもかわいいくまのこ。
夜遅くによるくまがたずねてきたのは、おかあさんがいなくなっちゃったからですって。
ぼうやとよるくまは一緒におかあさんを探しに出かけます…。
酒井さんの初期の作品ということで、今とは違った淡くやわらかいタッチで描かれています。
ママとぼうやの優しそうな口調がいいですね。
相手に対する思いやりを感じました。
やっとおかあさんに会えて泣きじゃくるよるくまは、ぎゅっと抱きしめたくなるほど愛しいです。
私が親になったら絶対に子どもに読んであげたい一冊です!