運動会の徒競走でビリになるのが嫌で
休もうかなとまで思っていたサトシ。
うさぎさんの不思議なお店と出会う。
そこでズルをしないで「走ることが好きになるたんぽぽスプレー」
をアメ二つで買うことにした。
たんぽぽスプレーによってたんぽぽ色に染まった靴で
運動会で走ったけど学校の運動会では楽しい思いは出来なかった。
それでもサトシはうさぎの言ったとおりその靴を履いて無性に
走りたくなってきた。そしてとても楽しく走れるようになる。
今必死に鉄棒と縄跳びを練習している娘と重なって見えた。
やっぱり、楽しんでやらないと上手にならないのじゃないかな。
楽しく物事取り組むから続きもする。自分で進んでやろうともする。
そんな事をサトシが楽しそうに気持ちよさそうに走っている
姿を見て思いました。
そしてお話を最初から最後まで包み込んでいる暖かくて
柔らかそうなたんぽぽの色の雰囲気と可愛いうさぎの姿が
優しい気持ちにしてくれます。