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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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金のりんご

ママ・40代・神奈川県、女15歳 男12歳 男9歳

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自己紹介
今までたいした挫折も経験せずに生きてきたので、この歳になって、10代でするような自分探しをしてしまい、自分のいろいろな面を発見して驚いたり、納得したりしています。子育てに一息ついた時、自分に出来ることは何かと考えたら、児童書に係わることだったので、今は、学校や地域で楽しくお話会をしています。
絵本は、子どもだけでなく大人も癒されることが多いので、大人のためのお話会(お茶菓子付き)を開いて、そこで『だいじょうぶ だいじょうぶ』を読むのが、最近のささやかな夢です。

家族の写真付き年賀状を送ると、全員そっくりと言われる五人家族です。
好きなもの
●なんといっても「八犬伝」
  昭和40年代にNHKで放映していた人形劇『新八犬伝』が大好きでした。
  そこから八犬伝にはまり、卒業論文も八犬伝でした!
  歌舞伎の手拭いから犬張子まで、八犬伝関係のものを集めています。
●児童文学
  一人で読むのも好きですが、声に出して読むのも大好きです。
  私にとっての別格は 安房直子。
  いとうひろし、富安陽子、高楼方子、ファージョン、リンドグレーン、あさのあつこ、
  香月日輪、茂市久美子、森絵都、竹下文子、岡田淳 などなど・・・
ひとこと
あまり根を詰めて投稿していたので、しばらくお休みしたくなってしまい、1ヶ月以上このサイトを開くこともありませんでした。
久しぶりに来てみたら、お気に入りに登録させていただいている方たちが、相変わらず頑張って投稿されていて、なんだか嬉しくなってしまいました。
投稿を休んでいた2ヶ月間は、児童書に限らず様々なジャンルの本を読み漁り、新しい作家にもたくさん出会いました。
絵本にもまた、新たな気持ちで向かっていきたいと思っています。

金のりんごさんの声

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自信を持っておすすめしたい 郷愁の念を揺さぶる絵本  投稿日:2007/02/26
おじいさんの旅
おじいさんの旅 作・絵: アレン・セイ
出版社: ほるぷ出版
図書館で、表紙に惹かれて手に取りました。
借りられる本の冊数がギリギリだったのですが、この生活の1コマ1コマをスナップ写真にして並べたような絵に惹きつけられてしまい、先に手にしていた本を戻して、この本を借りてきました。
日本とアメリカ、二つの国で暮らし、二つの国で幸せを築き、二つの国を愛したおじいさんのお話です。
出来事や感じたことを淡々と述べているのですが、その一つ一つを飾る絵がとても美しく、確かにここには生活があったと感じられます。
アメリカに行ったことがなくても、きれいな風景の故郷を持っていなくても、“郷愁”という気持ちは、誰もが共通に持っているものではないでしょうか。
この本は、その“郷愁”の念を強く揺さぶる絵本です。
説明文にある、
     ぼくたちは何処にいようと、ほかの何処かが恋しい、
     誰といようと、ほかの誰かが恋しい。
という一文が、深く心に刺さりました。
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自信を持っておすすめしたい じっと眺めているだけで幸せ  投稿日:2007/02/26
クレーの絵本
クレーの絵本 作・絵: パウル・クレー
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 講談社
小さい頃、家の納戸に古い美術全集があり、古い順に取り出して眺めるのが好きでした。
クレーの絵は何集目かの表紙になっていましたが、こんなに簡単に描けるような絵のどこが凄いんだろう、というのが正直な感想でした。
ただ、小さい人が小さい船に乗っている絵や、丸や四角が淡くきれいな色で描かれた絵は、可愛らしい感じがして好きでした。
さて、この絵本を見つけて、久しぶりにクレーの絵を見ましたが、可愛らしいなぁなんていうのではなく、なんだかジーンとしてしまいました。
うまく言えないのですが、絵がストレートに心に響いてくるのです。絵の放つ光が心に直接訴えかけてくるのです。
谷川俊太郎さんが、いくつか詩を添えているのですが、私にとっては、全く必要なしでした。
この絵の前には、必要以上の文字は要りません。タイトルだけでもう十分なのです。
申し訳ないのですが、文字はほとんど読まずに、絵だけをじっと眺めて、至福のときを過ごしたのでした。
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なかなかよいと思う 現代のわらしべ長者?  投稿日:2007/02/24
けんはへっちゃら
けんはへっちゃら 作: 谷川 俊太郎
絵: 和田 誠

出版社: あかね書房
普通の男の子、けんが、男の子らしいガラクタをポケットに入れていたら、その中の一つ、ひもが役に立ちました。
なんてことないひもが、どんどん素敵なものに転換していきます。
その過程は、『わらしべ長者に』似ています。
でも、最後は大金持ち・・・じゃなくて、消えてしまうのですけれどね。
文章に無駄な遊びやまわりくどい言い回しがあって、結構長いお話ですが、どんどん展開していくので、楽しんで読むことが出来ます。
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なかなかよいと思う 小道具にはワクワクするものがいっぱい  投稿日:2007/02/24
火打ち箱
火打ち箱 原作: アンデルセン
文: 赤木 かん子
絵: 高野 文子

出版社: フェリシモ出版
タイトルの上に「こんなアンデルセン知ってた?」とついているように、知られざるアンデルセンの作品です。
文章を書いた赤木かん子さんのところに、この本探してくださいと探偵依頼のくることの非常に多かったお話だそうです。
小さめのサイズで、デザイン的にとても綺麗な本なので、手にするだけで嬉しくなってしまいます。

各ページを飾っているのは、絵ではなく、漫画家の高野文子さんによるペーパークラフトです。
我が家の次男は、工作が大好きなので、このペーパークラフトに興味津々でした。
もう、お話の内容はそっちのけで、目玉の大きい犬はどうやって作っているのか、兵隊さんはどうやって立っているのかなど、いちいちチェックしては楽しんでいました。

内容については、小道具的には、やたら目の大きい3匹の犬(どのくらい大きいかというと、茶椀くらい、水車くらい、塔くらいというダイナミックな大きさなのです)や、魔法使い、犬がお金を守っている木の洞、魔法使いの欲しがる火打ち箱、美しいお姫さまと、ドキドキワクワクするものが目白押しです。
冒険あり、不思議ありで、どことなく、グリム童話やアラビアンナイトなど、各種昔話の雰囲気も感じられますし、アンデルセンの他作品『空とぶトランク』にもちょっと似ています。
けれど、お話自体には、わりと淡々とした印象を受けました。
多分、主人公に喜怒哀楽があまり感じられないからでしょう。
そのため、主人公に感情移入できないので、結末もめでたいのかなんだか、どう思ったら良いのかちょっと戸惑ってしまいました。
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自信を持っておすすめしたい なんとも不思議な雰囲気  投稿日:2007/02/23
満月の夜の伝説
満月の夜の伝説 作: ミヒャエル・エンデ
絵: ビネッテ・シュレーダー
訳: 佐藤 真理子

出版社: 岩波書店
図書館で、何気なく手に取ったら、ミヒャエル・エンデとビネッテ・シュレーダーの作品ではありませんか!
私にとって超豪華なコンビなので、中もチェックしないで借りてきました。
作者の名前だけでなく、中身もとても豪華でした。
でも、完全に大人向きだと思います。結構えげつない描写などもありますので。
でも、そのダークな感じが物語の質を落とすのではなく、聖書と童話と説話とファンタジーのうまく融合した不思議な作品を作り出しているのです。
卑しい心の持ち主と、悟りを開いた者と、結局正しいのはどちらなのか、助けられたのはどちらなのか・・・。なかなか深い作品でした。
シュレーダーの絵もある種の恐ろしさを含んだ美しさに溢れていて、この不思議なお話にぴったりでした。
感動したというわけではないのに、妙に惹かれる不思議で幻想的な本でした。
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なかなかよいと思う これもカインの作品です  投稿日:2007/02/23
ぼくのいもうとみなかった?
ぼくのいもうとみなかった? 作: マシュー・プライス
絵: エロール・ル・カイン
訳: 岩倉千春

出版社: ほるぷ出版
エロール・ル・カインの作品ですが、お姫さま絵本に見られる格調高い芸術品のような絵ではなく、少しアニメーション的な親しみ易い絵になっています。
カインの死後に出版された本で、主人公の兄妹は、カインの子どもたちがモデルと言われているそうです。
お話は、妹を探して、次々に友だちを訪ねるベンと、ちょっと変わった友達とのやり取りが繰り返されて、進んでいきます。
次はどんな友だちの所に行くのかな、どんなお茶菓子を持っていくのかな、と次を想像する楽しさがあります。
いない妹を捜し歩くという設定でありながら、緊迫感はなく、登場人物もみんなどことなくのんびりとしています。
まるでかくれんぼしている妹を見つけようとしているようです。
そして、最後には大団円、楽しいお茶会が待っています。
最後のページは、とってもおいしそうで楽しそうなので、、子どもたちはトリコになってしまいそうですよ。
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自信を持っておすすめしたい 登場人物がどことなくのほほんとしています  投稿日:2007/02/22
ふしぎなやどや
ふしぎなやどや 文: はせがわ せつこ
絵: いのうえようすけ

出版社: 福音館書店
井上洋介さんのふにゃふにゃした字で描かれた、本の題名に妙に惹かれて、手に取りました。
なんだか読んだことのあるようなお話だなぁと思いましたが、ぽた子さんの感想を読んで、判明しました。
私も最近、主人公の友人が馬にされてしまうお話を読んだのでした。でも、主人公達は、大人ではなく、子どもでした。多分、元は一緒で、伝わっていくうちに少しずつ変化していって、いくつかのお話になったのでしょうね。

さて、この絵本ですが、とても面白かったです。
普通、美人で働き者の宿屋のおかみさんは、絶対に良い人であるのに、それが実は悪者だったり、そのおかみさんが、自分が人にしたことと同じやり方で、罰を受けたりと、なかなか気の利いた内容になっています。
仙人のおかげで解放されたおかみさんが、どこまでも逃げていく姿が、もしやまたどこかで小さい悪さをしそうな感じがして楽しいです。
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自信を持っておすすめしたい 別バージョンの『ぼくを探しに』  投稿日:2007/02/22
ペツェッティーノ
作・絵: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 好学社
最初、「『ぼくを探しに』に似てる!」と思いました。
でも、読み終わると、なんとなくちょっと違うのです。
自分が誰かの部分品であるのか、それとも自分が部分品の集まりなのか。いろいろ悩みながらも、自分探しをしていくお話です。
『ぼくを探しに』と似たような形はとっていても、上手く言えないのですが、別の自分探し、別の成長を描いているような気がします。
シンプルな文、シンプルな絵なので、一見幼児向けなのですが、思春期の子ども以上が反応してしまうような絵本です。
最初は「ぼく」を突き放したと思われた人たちが、実は仲良しの友人になっていて、成長した「ぼく」を皆で迎えてくれるところなど、ちょっと感動です。
絵もシンプルなのに、時々釘付けになってしまうようなページがあり、特に波を描いたところなどは、必見です。
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なかなかよいと思う 結構難しい「素直に教えを請うこと」  投稿日:2007/02/22
コーネリアス
コーネリアス 作: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 好学社
両足で立ち、二足歩行しているワニのコーネリアスの姿が、どことなく人間臭い感じがします。
卵から生まれた時から、コーネリアスは二足歩行。
地面を這っている仲間達より、ずっと遠くの景色を見ることができて、どことなく得意気です。
でも、コーネリアスの良いところは、自分よりすごいと思う猿に出会ったときに、素直に、「すごいね、きみ」と言えて、教えを請うことができるところ。
コーネリアスの仲間達は、最後まで「すごいね、コーネリアス」とは決して言うことができないのだもの。
でも私達だって、素直に「すごいね」「教えて」と言うことが結構できていないかもしれません。
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自信を持っておすすめしたい 自分も一緒に田舎の暮らしを満喫  投稿日:2007/02/20
ラッキー
ラッキー 作・絵: 菊池 日出夫
出版社: 福音館書店
初めて、菊池日出夫さんの『さんねんごい』を見た時、とても力強くて、強烈な印象がありました。他の本とは違う、何か新鮮なものがありました。
ですから、2年位前にフリーマーケットで、『ラッキー』を見つけた時は、「『さんねんごい』と同じ絵だ!」と即購入しました。
方言全開のこの本ですが、作者にも登場人物にも「どうだ!俺達は田舎の子だぞ!」という気負いがなく、とても素直に自分達の暮らしを語っています。
絵本における“気負いのなさ”って結構難しいことで、そして素敵なことです。
読んでいる私達は、スッとお話の世界に入ることが出来るのです。
かくれが、秘密で飼う子犬、焚き火で焼くおまんじゅう。ワクワクすることがたくさん詰まっています。
友だち関係や親子関係もとても素直です。
絵本の中で、自分も一緒に田舎の逞しい暮らしを満喫することが出来る、楽しさがギッシリ詰まった絵本です。
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