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豪華な絵巻のような絵本
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投稿日:2006/11/03 |
昔に見た『ナージャとりゅうおう』と同じ人の絵ではないかと手にとってみました。中国の魅力たっぷりの素晴らしい絵なのです。
そして大型の本なので、その絵がこちらに迫ってくるみたいに臨場感もたっぷりで、とても豪華な絵本です。
家で読んでみたところ、結構長い話なのに、1年生の次男もしっかりと最後まで聞いていたので、丁度担当にあたっていた3年生の朝読書で読んできました。
この本は、孫悟空が石の下敷きにされるまでというホンのさわりの部分の物語なので、家にある福音館の『西遊記』(上)を持っていき、本当はこんなにすごい量のお話ですという前振りをしました。
ところが、福音館の本は、上下巻共に5センチ弱の厚みのある本なので、「かっこいい〜!」「そっちがいいな〜」と必要以上に注目を集めてしまい、ちょっと失敗でした。
さて、子ども達の反応ですが、15分位の長い本なので、途中で飽きてしまった様子の子どももチラホラといましたが、ほとんどは、食い入るように見つめていました。
やはり奇想天外な物語、中国の天界の不思議な様子が興味をひいたようです。
ただ、昨年テレビドラマでも放送されたこともあり、西遊記を知っている子どもは多いのではという期待があったのですが、3年生ではあまり知っている子がいませんでした。
4年生以上の方が、孫悟空を知っている子どもが多く、入り易いのではないかと思います。
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すごいっ!ジャズを体験できる絵本
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投稿日:2006/11/03 |
前に友人がお話し会で読んだのを聞いて、感想を投稿したのですが、今回自分で読みたくなって借りてみたところ、楽しさが倍増したので、また感想を書いてしまいます。
前回は、聞いて「楽しいな」と思ったのですが、この本、自分で声に出して読んでみると、不思議なことにジャズを歌っている気持ちになるのです。
こんな絵本は初めてでした!
作者の山下洋輔さんて、大天才なのではないかしら。
擬音のところ、字の大きさや太さが違うのですが、それを意識してその通りに読むと、本当にジャズになるんです。
読むのはすごく難しいのですが、本を読みながら、音楽を体感できるというものすごい体験ができるのです!
聞いていた子ども達も、私のぎこちない読み方に笑っているのですが、それでも少しはジャズを感じることができたのではないでしょうか。
そして、最後のこうちゃんの叫びを大声で読むと、曲がピシャッと良い具合に決まって終わるのです。
前回は☆4つで投稿したのですが、とんでもない。☆5つでも足りないくらい。
だまされたと思って、読んでみてください。そして、ぜひジャズを感じてくださいね。
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幻想的+不気味さ
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投稿日:2006/11/03 |
安房直子さんが亡くなって10年以上経ちますが、短編がちらほらと絵本化され、ファンとしては嬉しい限りです。
しかもこの本は、ぷくちゃんシリーズで子どもに温かい視線を注ぐ、ひろかわさえこさんの絵なので、嬉しさ倍増です。
この本は、ファンタスティックなところと怖いところがうまく融合した不思議な雰囲気を醸し出す絵本です。
安房直子さんの作品によく見られる、自然の怖さや、それと戦い、生き抜く人間の強さを垣間見ることも出来ます。
全体的に暗いトーンですし、文章量も多いので、低学年にはあまり向かないようです。
我が家では、6年生の娘が興味を示しました。
中学年以上にならないと、この本の不思議な感じをうまく捉えることが難しいかもしれません。
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そんなことさせていいの〜?!
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投稿日:2006/11/02 |
すごく楽しくて面白い絵本です!
以前に本屋さんで立ち読みした時も、面白かったのですが、今度図書館で借りて子ども達とじっくり読み、さらに面白さを堪能しました。
司会のアザラシが出てくるところから、「これ、さかな?横にするとさかなみたいだよ」と次男のチェックが入ります。
ライオンのひげやたてがみが焦げているところでは、前ページに戻って、そこに火がついているのを発見し、大笑い。
またビスケットみたいにしゃっちょこばったワニがゾロゾロ出てくるところは、絵を見ただけで爆笑でした。
そして、一番我が家で盛り上がったのは、終わりと言っているのに「もっと、やれ−!」と叫ぶ観客、それに応えて観客から空中ブランコ挑戦者を募る司会のアザラシの場面です。
「もう〜、そんなことしていいのか〜!」と皆で叫びながら、ゲラゲラ笑ってしまいました。
なんともとぼけた感じが楽しいお話です。
(事務局注:このレビューは、「どうぶつサーカス はじまるよ」こどものとも年中向き 2006年5月号(福音館書店)に寄せられたものです。)
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絵本でしかできない作品
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投稿日:2006/11/02 |
図書館で表紙が見える展示がしてあり、葉っぱ一枚一枚まで丁寧に描いてある精密な絵に惹かれて、手に取りました。
このお話は、一口に言うと、絵本でしか出来ない作品です。
本文の中に、有名なお話を暗示させるエピソードがいろいろ出てきますし、絵の中にもそのお話を連想させる小道具があちらこちらに隠れています。
また、あるページでは、大盤振るまいと思えるくらいたくさんの隠し絵があり、グリム童話のいろいろなお話のキーワードが隠れています。
娘と私で夢中になって、絵の中を探しましたが、まだ探し出せないものがいくつかあるように思えます。
本文の内容も、ちょっと物悲しい雰囲気から始まり、途中にはサスペンスタッチの場面も出てきて、お話としてもドキドキさせられます。
クライマックスでは、隠し絵に気をとられていると、ものの見事に足を掬われます。
時間をかけて何度でも楽しめる作品です。
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やっぱりちからたろうは最高!
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投稿日:2006/11/02 |
「日本むかしばなしライブラリー」というシリーズの一冊です。
絵が飯野和好だったので、思わず借りてしまいました。
『ちからたろう』は、なんといっても、今江祥智・田島征三コンビの本家版が大迫力で素晴らしいので、飯野版とはいえ力不足ではと思いましたが、なんの、なんの。
やはりお話として天下一品に面白いので、こちらの本も十分に楽しめました。
また、今江・田島版と比べて、文章が簡潔で読みやすくなっていますし、絵が普通なので、迫力という点では劣るものの、“御堂”や“いしこ”など説明しなくても、一目瞭然になっていて、読んでいる方としては余計な気を使わずに済みました。
それにしても、やはり最初の垢で人形を作るシーンは凄いですね。
わかっていても必ず子ども達が反応します。
また6年生の娘は、
「えらいこどもを つくってしまったぞ。くちも きかずに ごはんばかり くいおって。」
「もう くわせる こめも ありません・・・・」
というおじいさんとおばあさんの会話のところで、必ずゲラゲラ笑いながら突っ込みをいれるのです。
「自分達で作って、自分達で百杯もご飯食べさせたんでしょう〜!」
ホント、見どころや突っ込みどころが満載の傑作昔話です。
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カッコイイ少年達
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投稿日:2006/11/02 |
普通の少年ヘンリーが、ちょっと不良っぽくてちょっと大人っぽい4人組に憧れて、自分も仲間に入れてもらうまでのお話です。
まず第一にこの本の魅力は、ペーター佐藤さんの描く絵に似た、写実的な挿絵の少年達が、ビジュアル的にとてもカッコイイこと。
アメリカらしく、いろいろな肌や髪の色、いろいろな得意分野を持つ少年達が生き生きと描かれています。
4人の少年達は、他の子ども達から見ると、“タフでクールでかっこいい”少年達であり、赤ちゃんの弟をとても可愛がっているヘンリーは、彼らの仲間に入りたいと切望しているものの、赤ん坊は彼らのイメージとは真逆なんだよなぁと思っています。
そのあたりの少年の心の揺れがよく伝わってきます。
結局ヘンリーの心配するようなことは何もなく、かえって弟はヘンリーのご自慢になるのですが。
自分の生活や自分の好きな物を無理に曲げることなく、胸を張っていていいんだという結末がとても爽やかです。
この絵本、私だけがカッコイイ少年達にへらへらと喜んでいて、子ども達にはどうかなと思っていたのですが、思いがけず、次男が喜びました。
6歳なりに、かっこいい少年達の様子が目に留まったようです。
口語体の文章がテンポ良く、結構すらっと読めてしまう一冊です。
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これぞ絵本の醍醐味
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投稿日:2006/11/02 |
ナビのレビューを見て、“マイ絵本棚”に入れておいたのを、やっと図書館で借りることができました。
とても地味で、文章も淡々としているのですが、胸に迫るものがありました。
画家が逃げることなく、しっかりと最後まで我慢して作り上げた作品という感じがします。
最近、重要なテーマを選びながら、深く掘り下げることなく、さらっと描いた挙句、結論を急いでしまう絵本が目に付く中、よくぞこんな重みのある絵本を作り上げたものです。
絵本でしか描けない、素晴らしい世界でした。
絵がたっぷりとあり、絵本としては厚みのある本で、ある意味とても贅沢な絵本です。
こんな本を作り上げた、いせひでこさんと出版元の理論社は素晴らしいと思います。
子どもには読み聞かせる自信がなく、私一人が堪能したのですが、子ども達にはいつか自分でページを開いてもらいたいと思っています。
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良い味出してるタカサキさん
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投稿日:2006/11/01 |
近所の図書館でずっと探していたのですが、蔵書になかったので、予約して他区の図書館から取り寄せてもらいました。
あまり期待せずに購入したブルトンの冬バージョンが、我が家では大好評だったので、次男などは本を見つけた途端に「読んで、読んで」と持ってきます。
読み始めると、長男も娘も寄ってきて、ブルトン、アンドレ、タカサキさんといった常連さんが登場しただけで大喜びです。
おまけにアンドレとタカサキさんには口癖があるので、そのセリフが出てくるのを見つけるのも楽しいのです。
今回のブルトンは、タカサキさんが大奮闘しています。
このだるまのタカサキさんは、ほんと、良い味出してますね。
持ってきたお弁当が次々裏切られる展開も楽しいです。
桜が満開のお花見の場面もとてもきれいで、見ていて楽しいページになっています。
ブルトンとアンドレにとっては、散々なお花見ですが、読者は目一杯楽しめるお花見のお話でした。
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今までで一番おもしろかった
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投稿日:2006/11/01 |
とっても語り口の軽妙な、しゃれた『長ぐつをはいたねこ』でした。
今まで読んだ中で一番面白かったです。
猫がとてもおしゃれで、その上勉強熱心なのです。
長ぐつを履いて二本足で歩く練習をしたり、お百姓達に言うことをきかせるために怖い顔の練習をしたり、大男に会う前に鏡を見ておめかしし、景気付けしたりするのです。
鏡に向かって怖い顔の練習をしている場面なんて、あまりにも一生懸命なので、微笑ましさを感じるほどです。
今まで私にとって、『長ぐつをはいたねこ』は、猫だけが活躍し、息子は何もしないでお姫さまと結婚してしまうので、将来正体がばれたらどうするんだろうと、読み終わった後に、ついいらぬ心配を起こしてしまう物語だったのです。
けれど、この本では、猫があまりにも立派なので、この猫がついていれば絶対に大丈夫だろうという安心感がありました。
繰り返し言いますが、それほど勉強熱心で利口で、おしゃれな猫なのです。
おまけに最後には、ちょっとしたオチがついています。
この猫は本当は長ぐつを履いているのが辛かったのですね。
本当に主人思いの健気な猫に、拍手です。
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