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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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なみ@えほん

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なみ@えほんさんの声

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なかなかよいと思う 身近な ともだちから、世界の ともだちへ  投稿日:2015/10/29
ともだち
ともだち 作: 谷川 俊太郎
絵: 和田 誠

出版社: 玉川大学出版部
 「ともだち」ってなんだろう? 「ともだち」なら どうしたらいい? だれと「ともだち」? いろんなことが短い言葉で書かれていました。

 中には「?」というのもあったけれど、友達の定義がどんどん広がっていって「あったことがなくても ともだち」と続いているところに注目しました。

 「そう言い切るのは難しい」と思ったりもするけれど、通信や交通の技術がすすんで地球が狭くなった今、グローバルな視点で物事を考える必要がある今、近所、学校、地域・・・を超えて、広い視野で物事を見、考えることが大事になってきていると思います。子どもたちにとって、会ったことがない遠い国に住んでいる子どもたちに思いを馳せることは、そんな第一歩になるように思いました。

 「ともだちってすばらしい」本当にそのとおりです!
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なかなかよいと思う がんばれ!  投稿日:2015/10/29
そおっと そおっとね
そおっと そおっとね 作: たんじあきこ
出版社: ほるぷ出版
 女の子が小さな手にイチゴがのったケーキを持って運びます。そおっと、そおっと。

 いったい何のために?誰のために?どこへ運んでいるのかな?と思いながら、そして、がんばれ!と声援しながら読みました。

 途中で「あっ」と思うことが何度もあって・・・、でも大丈夫だった♪

 「大きくなったらねー、人生には 慎重に慎重に気をつけていても『あっ』 『ああぁ〜』という出来事が 実はいっぱいあるんだよ。こんなことは まだ知らなくていいけどねー」とは私の心の奥の声。

 まずは無事到着。大成功。良かったね!ひと仕事の後のケーキは、さぞかし美味しいでしょう^^。
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自信を持っておすすめしたい 幻想的な絵が ストーリーをより引き立てています。  投稿日:2015/10/27
月のしかえし
月のしかえし 作: ジョーン・エイキン
絵: アラン・リー
訳: 猪熊 葉子

出版社: 徳間書店
 絵本という概念でこの絵本を手にとって読もうとすると、ちょっとめげてしまうかもしれません。文章がとっても、長いんです!

 幻想的なお話が好きな人には、好まれると思います。そして、児童文学のエイキンの作品が好きな人には、エイキンの描く不思議な世界が、画家の手によって、自分の想像を超えた、或いは自分の想像とはまた違う形で、絵によって表されたことを楽しめる絵本だと思います。

 それにしても、月の表面の黒い模様は世界中の人々の想像をかきたてるのですね。それだけ、人々は月を見上げているということなのでしょう。とりたてて、気にしていなかったけれど、この絵本を読んで、月の存在の大きさを感じました。

 おじいさんのバイオリン弾きとしての才能を受け継いだゼッピー。「おれだったら、王さまたちがもう戦争はしないというまで、バイオリンを弾き続けるだろうな」という意味の言葉が印象的でした。
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自信を持っておすすめしたい 「モノ」 との付き合い方  投稿日:2015/10/25
キュッパのはくぶつかん
キュッパのはくぶつかん 作: オーシル・カンスタ・ヨンセン
訳: ひだに れいこ

出版社: 福音館書店
 モノを集めたくなる気持ち、わかります。そして、その次に、今度は収納に困ってしまう悩みも。

 でも、キュッパはただ者ではありませんね。集めたものを調べて分類して、博物館まで作ってしまうのですから。ところが、博物館がこんなに大入り満員になって、こんなに忙しくなってしまうとは・・!

 何事にも一生懸命に取り組む、キュッパのひたむきさが伝わってきました。そして、集めたものを手放す時が、集める時以上に、本当にエネルギーがいるのですよねぇ。図録をつくり、その後は、それぞれをふさわしい場所に持っていって、お片付けをすっかりやり遂げたキュッパに拍手です!

 キュッパの愛らしさに加えて、北欧らしいおしゃれな絵や色合いがステキ♪ 純粋にお話を楽しむ子どもだけでなく、あふれたモノの整理や片付けに困っている大人の心もつかみそうな絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 子どもから大人まで  投稿日:2015/10/25
だじゃれ日本一周
だじゃれ日本一周 作: 長谷川 義史
出版社: 理論社
 面白さ、楽しさが、ぎゅっぎゅっと詰まった絵本です。

 だじゃれの面白さだけでなく、描かれている絵の中に、その土地の名勝、名物、有名人などが描かれています。わかる人にはわかる。わからない人にはわからない・・・というところでしょうか。

 子どもはもちろん、わからないことの方が多いと思うので、大人と子どもと一緒に読むと、「これはね〜」と会話が弾みそうですよ。「大人は物知りなんだぞ」とちょっと良いカッコができるかもしれません。あっ、わからない大人のためには「『だじゃれ日本一周』を3倍楽しく読むヒント」がちゃんとついています(笑)

 見開きの右の絵と左の絵が、呼応しているのが また素晴らしい。作者の長谷川さんは、すごく楽しみながら、そして、すごく頭をフル回転させながら、この絵本を描かれたのではないかなーと思いました。

 わけもなく愉快な気持ちになり、社会の勉強が楽しくなる。そして大人は、わけもなく旅にでたくなる・・・そんな絵本です。小学生から大人まで、みんなで楽しみましょう!
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なかなかよいと思う それぞれの「場」  投稿日:2015/10/25
コウモリのルーファスくん
コウモリのルーファスくん 作・絵: トミ・ウンゲラー
訳: いまえ よしとも

出版社: BL出版
 絵がオシャレです。特に、月夜、空を飛んでいるルーファス、暗闇の中でぶら下がっているルーファス、そして絵本の扉の「Rufus」という文字。

 夜行性の生き物が、光やとりどりの色を知らないということ、考えてみればそうなのだけれど、今まで思い至りませんでした。色がない世界から色が溢れる世界へ。そりゃあ、びっくりしますよね。ルーファスがその美しさに見とれ、あこがれるのもうなづけます。

 でも、やはり、体質に合わなかったのですね。ルーファスは、もとの住処に帰りました。生き物には与えられた、それぞれの「場」があるということでしょうか。

 でも、昼の世界で育まれた友情はずっと続いている様子。与えられた運命?を超えて、心は つながっているところが嬉しいな。
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なかなかよいと思う 砂糖菓子の色  投稿日:2015/10/23
プリンちゃんとブラウニーとうさん
プリンちゃんとブラウニーとうさん 文: なかがわ ちひろ
絵: たかお ゆうこ

出版社: 理論社
 プリンちゃんのシリーズ、初めて読ませていただきました。色とりどりの美しい砂糖菓子のような色調が印象的ですが、さらに 空の色、山の色、木の色が時間の経過とともにどんどん変化していくのが素敵です。

 プリンちゃんはお父さんと二人でさかな釣り。でも、あれれ?プリンちゃんが釣り上げるものは、ちょっと変わったものばかり。そして、それが思わぬものに・・・。クリスマスの絵本だったのですね☆

 どのページも見れば見るほど、だんだんと、もっともっと美味しそうに見えてきて、あー、ここはお菓子の国だったんだ〜と、よーくわかりました。お父さんにおんぶされて家路につくプりンちゃん。(お菓子で)甘く、(お父さんの愛情で)ほっこりとした気分になった絵本でした。
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なかなかよいと思う 末永くお幸せに!  投稿日:2015/10/23
おばけのケーキ屋さん
おばけのケーキ屋さん 絵・文: SAKAE
出版社: マイクロマガジン社
 「おばけ」も「ケーキ屋さん」も子どもたちが心惹かれる言葉です。楽しいお話をイメージしていたら、予想に反して、ちょっぴり切なくジーンとくるお話でした。

 ケーキ屋さんが作るケーキは、「おいしさにおどろいて、ひっくりかえってしまう」ほどの美味しいケーキのはずなのに、お店にやってきた女の子はちっとも驚きません。そして「パパのつくるケーキと同じくらい美味しい」というのです。何度食べてもね。「いったい、この子のパパって何者なの?」と思っていたら・・・。あっ、そういうことだったのですか!?

 読後、二人で過ごした 何ものにも代えがたい素敵な時間の余韻が残りました。親子のつながり、子どもが親を慕う気持ちが伝わってきました。女の子にはぜひ、幸せになってほしいです。大丈夫ですよね。パパの作った とっても素敵なケーキに込められた「末永くお幸せに」の願いはきっと叶うでしょう!
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自信を持っておすすめしたい 「うそ」と「ほんと」  投稿日:2015/10/18
うそだあ!
うそだあ! 作: サトシン
絵: 山村 浩二

出版社: 文溪堂
 バナナの皮をむいたら、チョコバナナ!! えーっ!? そこで、出てくるのが「うそだあ!」という言葉。

 子どもの頃、「そんな バカな〜」とか「ありえない」と思う場面で「うそっ!」と言うと、「『ほんと?』」と言いなさい。」と親にたしなめられました。「相手に失礼」だと・・。

 「うそ」と「ほんと」という真逆の言葉が同じ場面で、同じ意味で使えることの面白さに加えて、「相手に失礼」ということが私の中に残り、「うそっ!」と言いたい時に、ブレーキがかかってしまいます。でもこの絵本では、間違いなく「うそだあ!」という言葉が似つかわしいですね。

 みんなで「わはは」と笑える楽しい絵本です。最後のオチでキレイにまとまっています。子どもたちの好きな食べ物がたくさんでてくるところも、この絵本の魅力かな。
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自信を持っておすすめしたい 共に生きる社会とは?  投稿日:2015/10/15
わたしの心のなか
わたしの心のなか 作: シャロン・M・ドレイパー
訳: 横山 和江

出版社: 鈴木出版
 主人公は、自由に体を動かせず、言葉を話すことができない11歳の女の子、メロディ。でも、メロディの頭の中は言葉でいっぱい。記憶のすべてに言葉が伴い、言葉は意味を持っている。でも、みんなはそのことを知らない。メロディは伝える術を持たない・・。

 そんな中、コミュニケーションを助ける機械を得たことから、メロディの世界は大きく変わっていきます。

 「相手の身になって・・」とはよく言われることですが、置かれている状況が違う人の気持ちを推し量るのはなかなか難しいです。でも、主人公のメロディの気持ちに寄り添いながら読むと、彼女の苛立ち、悔しさ、人間関係の難しさを、自分のこととして受け止めることができます。本を読むといろんな人生を経験できます。

 「メロディは、実は賢い子どもだった」という話に終わらせずに、周りの人間や社会の現実、未熟さ、人間関係の複雑さが描かれています。読んで終わりではなく、読んだ人には、「共に生きる社会とは?」という課題が与えられているように思いました。
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